家庭教師のアルバイトをしたことがある。
教えたのは、鹿児島で少し名の知れた飲食店を経営している家庭の、小学生の男の子だった。
自宅は、22歳くらいのお手伝いさんが住み込んでいる、鹿児島では上流家庭といっていい家だった。
男の子は、4年生にして早くも算数でつまづいており、はっきり言ってあまり出来のいい子ではなかった。
だからこそ家庭教師を頼んだのであろうが・・・
中学2年の兄と高校3年の姉がいたが、姉のほうが
「ここ、教えて」
と言ってくることがあり、時々彼女にも教えた。
体をくっつけるようにして一緒に机に向かい、勉強を教えるときは、少しどきどきした。
ちなみに、姉は東京の有名お嬢様大学へ進学した。
その後何十年かして、テレビで「鹿児島のおいしい店」を紹介する番組があり、その店が紹介された。
年老いたお父さんと若旦那が映された。
若旦那は、長男ではなく私が教えた次男のほうだった。
私は、立派に店を継いでいる次男の姿を見て
「あの出来の悪かった子が・・・」
と感慨深いものがあった。
・・・よかったですね。
エッセー毎回楽しく拝見しています。
だいぶ御若いんですが まぁ想像できる世代ですからね。
>体をくっつけるようにして一緒に机に向かい、
きっとそのお嬢さんはchiroさんのことが気になってたでしょうね。
ウフフ あれもこれも いい思い出ですね。
夢のように・・・・夢じゃないか・・・と思うほど
月日の経つのが速い
こうして書いてみるのもいいですね。。でも秘密もあるしね・・・
青春時代の思い出です。
その店は、従業員がたくさんいる店でしたが、そこの跡取りになっているというのは、立派なものです。
私たちが、年をとるはずですね。
>気になってたでしょうね
そうなんでしょうかね。
最近ますます、月日のたつのが早く感じます。
胸キュンですか??
若い時の思いではずっとお墓まで持って行くものとこうして思い出す物が有るみたいですね!!
子供の頃は一寸ボーっとしてるとか・・鼻たらしで冴えなかった子供の方がちゃんとしてた子より偉くなってるんですね~~?・
私の同級生もそんな子が多いです
良い思い出を大切に嬉しい話でしたね!!
chiroさんの教えが報いられたっ証拠ですね!!
教え子が立派に店を継いでいたのですね!
テレビで見たときは、うれしかったでしょうね。
懐かしさもありますね。
いいお話ですね。
同級生の中にも、子供のころはパッとしなかったのに、今は立派になっている人がいますよ。
同窓会で、そんな人に会ったりします。
>chiroさんの教えが報いられた
私の力なんて、微々たるものです。
もともと素質があったのでしょう。
テレビは、たまたま見たものですが、懐かしかったですね。
若旦那は、子供のころの面影があって、すぐ次男だとわかりました。