昨日の出来事PAT-2ということで・・。
ツクシイバラの花を求めて、くま川鉄道の「おかどめ幸福駅」前をスタート。
ツクシイバラのある河川敷に一番近い駅は「木上駅」や「一武駅」などがあったが、ナビに入力する段階では思い出せなかった。
手軽に直ぐ思い出せたのが「おかどめ幸福駅」。
まあ結果的に、列車の旅ではないので河川敷に向かうのには、どの駅からでもさほどの違いはない。
問題は、花が咲くタイミングに合致しているかどうかだった。
やっと、以前に通った道の記憶が蘇り、球磨川の堤防沿いの道を走り、河川敷への降り口にたどり着いた。
(ツクシイバラ)
な~んと、綺麗に咲いていた。
広い駐車スペースには車が1台駐まっているだけ。
テントが張られて、電気の設備業者が一人、ライトアップのための配線工事をしていた。
バラ祭りの有無を訊ねると、明日からその予定で準備しているが、コロナの関係でまだ確定はしていないとのこと。
そう言えば、以前に来たときもお祭りで、お茶やら地域の特産を馳走になった記憶がある。
ツクシイバラは、普通の野茨と違って花が大きいし、色も白っぽいものや赤っぽいものなど様々。
南九州や四国の一分などで自生するらしいが、バラの接ぎ木の台木とするため盗掘などが進んで、今や絶滅危惧2種に指定。
保護活動もあって、現在ではかなり盛り返している様子。
河川敷全体に、群落が広がりつつある。
ただ、前回訪れた時は球磨川の流れに近い方に、もっと沢山の群落があったような気がする。
昨年の7月の豪雨災害で流失したものも多かったのだろう。
それにしても、植物の復旧は逞しくも早い。
歩いていると、仄かにバラの香りが漂っている。
マスクを外して、花びらに鼻を近づけて香りをかいでみたが、ほとんどニオイは感じなかった。
群落全体から漂ってくる良い香りなのだ。
車から、小さな机とテーブルを引っ張り出してバラの群落の外れに設置した。
ノンビリと川の流れる音を聞きながら、おにぎりを頬張った。
やたらと大きなニギリだったが、風景の味付けで難なく2個をぺろり。
帰路には、「栗団子」と「栗饅頭」を4個買ったが、流石に2個は持ち帰った。
自宅での夕食は、少なめということで手を打った。
「この頃は季節の花が先に行く」・・・・しろ猫
油断していると、花は終わっていたりする。