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カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

初蛍

2021-05-09 16:06:57 | ウオーキング

 昨夜は、蛍を探して遅めのウオーキングに出た。

 テレビのニュースで、他所で蛍が出たという話題があったからである。

 私のウオーキングコースに、隠れた蛍の穴場があって、例年そこで見ている。

 家から歩いて4000歩くらいの場所である。

 

 左手はグラウンド、右手は農道という位置関係で、間に小さな溝がある。

 溝を流れる水は湧き水なので、クレソンなどの水生植物に覆われてしまっている。

 グラウンドの形状に合わせ、南西端でL字型に曲がるが、曲がった辺りからは除草され底が見えるようになっていた。

 この溝で蛍を見るようになったのは、何年前からだったろう。

 田の苗代作りも、なかなか進んでいない時期に、少し早過ぎるとは思ったが確かめることにした。

 相方から小さなリュックを貸してもらって、カメラと携帯を入れて背負い、その上から反射材付きのタスキを掛ける。

 

 午後の7時半から8時半くらいまでが、蛍の一番出やすい時間帯である。

 その時間帯に合わせて、家を出た。

 まったく蛍の光は見えなかった。

 時期が早すぎたかと諦めかけた頃に、クレソンの葉っぱの上で仄かな光を一つ見つけた。

 

 あわててカメラを取り出して、パチリとやったがそれっきり光らなくなった。

 女性のウオーキング二人組が、お喋りをしながら横を通り過ぎた。

 暗がりにカメラを手にした不審者がいた、などと通報されかねない構図。

 まあ、反射材付きの不審者はいないだろうけど・・。

 しかし、待てどもさっぱり蛍は光ってくれなくなった。

 

 時間は午後8時半に近くなり、辺りはすっかり暗くなってしまった。

 クレソンの葉っぱの蛍に見切りをつけて、帰ろうと除草済みの溝沿いに歩いていたら微かに蛍の光が見えた。

 

 

 同じ場所で光るのではなく、けっこう離れた場所で一度に3回程度しか光を出してくれない。

 少し風もあったせいで、飛び回るというより草などにしがみついて光を出す。

 1匹だけヒョロヒョロと飛び始め、何を間違えたか私の方に飛んで来て、トレーナーにつかまってしまった。

 慌てて、カメラを構えた時はもうス~イと飛び去ってしまった。

 想定外の蛍の歓待に、喜びもひとしおというところで細かい雨が降ってきた。

 濡れては不味いので、慌てて引き上げることにした。

 傘を持って来なかったことを反省しながら帰路を急ぐ。

 町の中心に近づく頃は、雨も止んで道路はまったく湿り気もなかった。

 蛍との出会い、通り雨、何事もなかったいつもの町あかり。

 え?雨が降ったの?とは、相方の弁。

 歩数計は8850歩になっていた。

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