goo blog サービス終了のお知らせ 

カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

避難所で飲ませてもらったコーヒーの思い出

2017-07-05 11:00:37 | 熊本地震
 朝から太陽が眩しく、台風一過とはこんな日よりなのだと思わせたのだが暫くするとどんよりと雲に覆われた。

 梅雨前線が南下して来たらしい。

 久しぶりに堤防沿いのコースを歩いてみたが、歩道に草が茂って歩きにくい。

 
 両側から背の高い草が徒長し、お互いに中央部に傾いてトンネル状になっている。

 しばらく歩いて河川の遊歩道が補修されている部分に降りてみた。

 
 かつては地割れと陥没で50㎝ちかくの段差が出来ていたが、橋の基礎部分の工事にあわせて補修したようだ。

 ただし、その付近50メートルくらいなのでまだまだ遊歩道として機能していない。

 今のところ橋の付近だけ護岸の補修をしている段階のようだ。

 一時避難所として大勢の避難者を収容していた体育館も立ち入り禁止になってしんとしている。

 外見にダメージは見えずらいが、基礎部分にかなりのダメージを受けていて、立て替えの方針が決定している。

 
 入口付近にあるガラス張りのロビーは、地震の直後はとてもお世話になった所である。

 私は避難所には避難しなかったが、水道も電気も電話も全てが駄目になった数日後から毎日一度ここを訪れた。

 目的は暖かいコーヒーを飲ませてもらうためであった。

 椅子に座ってガラス越しに外の景色を眺めながら、ひとときの癒やしの時間だった。

 水も電気も欲しい生活だったが、贅沢に思える暖かい煎れたてのコーヒーはエネルギーを引き出してくれた。

 何度もあっては欲しくない天災だが、大事なことに気づかされた災難ではあった。

 
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする