房総半島で釣り。Saiの連れない日誌!

中年になってから釣り好きを思い出し、カヤックから始めてエンジン付きボートに魅せられてどっぷりと嵌ってます。

果たしてトラ河豚!

2016-04-05 01:32:22 | 釣行記
4/3(日)行ってきました、南房の海!

前回外房からの陸っぱり釣りを楽しんで、やはりボート釣りとの思いを強くして何とか浮けないかと思案。

I先輩と作戦会議、「saiちゃんいろいろ浮気しすぎだよ」とか、「そんなにいろんな事できないよ」とか突っ込まれながら

それでは日曜日天気が良ければ、外房からテンヤと鯛ラバで桜鯛をゲットしましょうという事で意見が一致します。

心待ちにしますが、前日の予報では、朝一北東の風3mとまずまずですが、この後南寄りに変化し昼には5~7mという言事で外房却下。

内房も午後には南風7mという事で、朝一勝負だなと腹を決めいざ出陣!バンサレーさんにもお声掛けした所同行が決まり今回も2艇出し。

   現地4時すぎには到着、準備姿に気合が伝わってきます。



    海はこんな感じ、べたべた凪です。気持ちと裏腹に少し嫌な感じ。

準備完了していざ出撃!朝一勝負なんで、まずは沖合目指してまっしぐら。

前から行きたかったポイント到着、早速私はコマセ真鯛仕掛け、I先輩はテンヤ一本で勝負開始、

早速先輩にあたり、巻き上げてくると少し大き目なフグ、チョットがっかりしながらよく見るとトラフグ?いやいやそんな訳が・・・

しかしどう見てもトラフグ、いつもなら即リリースですがここはもしかしたらに賭けてみます。

そんな事をしながら海面を見ていると近くで鳥山発生、猛スピードで向かいますが到着すると何故か消滅、一応ジグを落としてみますが、無反応。

どうやら近くで漁をしている巻き網漁船に付いているらしく、ベイトを捕食しているんでは無さそう、残念・・・・

ポイントに戻り釣り再開、またしてもI先輩に当たり、そしてフグ・・・ 怪しげな迷彩模様のジャケットが

外道を引き付けているようです、しかしこの日の先輩は絶好調、しばらくするとカサゴゲットそしてカワハギをテンヤの親針で釣りあげていました。

私はというとコマセ真鯛仕掛けを投入しながら、いつもの病気が発生、テンヤのセットを投入したり魚探で怪しい反応が

あるとジグを落としたりと気持ちがあっちこっちに飛んでいきます。コマセ仕掛けのほうは  こんなとらギス?

そしてジギングではエソが相手をしてくれただけ、トホホ・・やっぱりいろいろやりすぎるとダメだ。

気を取り直してテンヤ一本で仕切り直し、しばらくすると微妙な当たり、優しい合わせを入れて巻き上げるとカサゴ君が登場。

そうこうしていると背後から拡声器で「かなり沖合なんで沿岸に戻って釣りしてください」と海上保安庁の巡視艇に注意を

受けてしまいました。「先輩、その迷彩色とサングラスがやばいんじゃないんですか?」と少し切れ気味に言うと「海の

上だから迷彩色関係ないよ」と訳の判らない反論に、納得したようなしないような気分のまま、とりあえず岸寄りに帰るそぶり

を見せながら、保安庁の船を見送ります。

ドラマは突然訪れます・・先輩と相談してそろそろ岸寄りに戻ってシロギスでもやろうかと仕掛け回収中に先輩の竿が

激しく突っ込みます、少し前にウツボを上げていたんでまたか?と思いきや巻き上げ途中でまたしても真下に激しく

叩かれます、もしや?ここに来てまさかが現実に・・これは真鯛特有の三段引きでは?こうなるとこちらもワクワクです。

タモ網抱えて、じっと水面を凝視しながら姿を待ちますが、現れたのはなんと60センチオーバーのトラフグ?

   この時点ではトラフグもどき。

さあ如何しよう、トラフグだったら食べてみたいけど毒も怖い、でも食べたい、こんな風に美食欲に負けて死んで行くんだな

なんて思いながら、頭の中は近頃無い位回転してどうにかして、このトラフグもどきを食べたい!

急いで沖上りして地元の魚やさんを探します、魚屋さんを探して相談すると確かにトラフグだから捌ける所でやってもらった

ほうが良いとの事で、地元の割烹料理店を教えてもらいました。


      それにしてもコイツ、凄すぎます。

フグ刺し、ふぐちり、唐揚げ、締めに雑炊・・・ひれ酒用にヒレまで捌いてもらい大感激!  

    最終的に海はこんな感じ、天気予報ははずれでした。

   カワハギを先輩に戴き肝あえに、カサゴは煮つけに。

目的の乗っ込み真鯛は釣れませんでしたが、驚きと感謝の釣行と成りました。


           今日の一句  はぐれフグ ほほには傷が 年季もの  海の恵みに感謝!