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ウイグル人記者ガイラット・ニヤズ氏の釈放要求書(公開署名)

2010-08-03 14:10:58 | 中国異論派選訳
ウイグル人記者ガイラット・ニヤズ氏の釈放要求書(公開署名)
Posted: 七月 30th, 2010 | Author: wanglixiong

私たちは、51歳のウイグル人記者であり作家のガイラット・ニヤズ(Gheyret Niyaz)氏が最近〔7月23日〕新疆ウルムチ中級法院で「国家機密漏洩」の罪で15年の懲役判決を受けたことを知った。ガイラット氏は新疆のタルバガタイ(=チョチェック)で生まれ、中央民族学院を卒業し、『新疆法制報』編集室主任、『法治縦横』雑誌社副社長を歴任した。彼は長い間インターネット上で漢語で文章を発表し、「ウイグル・オンライン」の編集者と管理者、ウイグル・オンラインBBSの管理者を務め、多くのネットユーザーが注目しつつあるウイグル族知識人である。

ガイラット氏は新疆問題に直接的な経験があり、また系統的に研究していた。『亜州週刊』〔香港の雑誌〕の報道によれば、2009年の広東省韶関事件〔6月26日の漢族労働者によるウイグル族労働者襲撃事件〕発生後、彼はネット上のウイグル人の反応を注視し、7月5日に事件が起きると予想したので、7月4日午後8時、関係当局に警告を発した。そして7月5日午前10時に、新疆自治区政府の指導者に面会し、直接3つの提案を伝えたが、採用されなかった。彼は事件の誘因は二言語教育の推進〔新疆での学校教育は漢語で教える学校とウイグル語で教える学校の二本立てだったが、ウイグル語の学校においても主要教科を漢語で教授するように変えた政策。したがって「二言語教育」の実態は教育の完全漢語化。〕と政府のウイグル人に対する中国内地への出稼ぎ動員であると見ている。彼がメディアの取材を受けた時にその実情を語り、その後さらに9・3事件〔2009年9月3日、漢族のデモ隊の一部がモスクの前でウイグル人を襲撃した事件〕の事実についても暴露した。彼は文章の中で、次のように指摘している。ウイグル民族は経済的には資源の優位性〔東トルキスタンは石油をはじめとする地下資源が豊富〕がもたらす各種の恩恵を享受できず、ますます周縁化・貧困化させられている。しかも、ここ20年間の新疆政府の反テロ政策の拡大、イデオロギー領域での反分離主義闘争の拡大、そして大規模な非人道的ボディーチェックと検問所での訊問はウイグル人民衆の感情を非常に害しており、彼らを非常に緊張した心理状態に追いやり、民族矛盾を激化させている。

ガイラット氏は独立心があり、長い間国家と民族の運命に注目し、民生問題に注目してきたウイグル族知識人である。彼はウイグルと漢の両民族は相互理解を深めるべきだと主張し、その政治・文化についての観点は一貫して温和で理性的であり、一部からは親体制的傾向があるとさえみなされていた。このような知識人は民族間の対話と民族間の和解にとって非常に重要である。ガイラット氏をでっち上げの罪名で重罰に処することは、過激な感情と行動を助長し、より多くの人を対立側に追いやり、ウイグル族、漢族など各民族の感情を甚だしく傷つけることは必定である。

このほかに、私たちは他にも何人かのウイグル人のホームページ管理者とジャーナリストがその言論と見解のゆえに逮捕もしくは有罪判決を受けたことを聞いて、深く憂慮している。私たちは思想や見解の表明は、身分、民族、信仰に関わらず、平等かつ十分に尊重されるべきだと考える。私たちは、ガイラット氏らジャーナリストが言論によって裁かれることは、「国家は人権を尊重し保障する」という憲法の約束に違反しており、我が国の憲法が明文で国民に保障する言論の自由の精神と衝突し、我が国がすでに加入し国内的な効果を生じている『世界人権宣言』などの国際人権条約に違反するものであると考える。私たちは関係当局が法治を尊重し、決断力と智慧をもって国民の自由と尊厳を保障するための基本条件を創造することを希望する。それは民族矛盾を解消し、社会の平和と国家の統一を維持する堅固な基礎となるであろう。

署名者:
王力雄(北京 学者)
茅于軾(北京 学者)
崔衛平(北京 学者)
イリハム・トフティ(北京 学者)
ウーセル(チベット人 作家)
徐友漁(北京 学者)
艾暁明(広州 学者)
杜 光 (北京 学者)
郝 建(北京 学者)
郭于華(北京 学者)
夏業良(北京 学者)
章立凡(北京 学者)
李大同(北京 学者)
廖亦武(成都 作家)
張賛寧(南京 学者)
周 楓(北京 学者)
朱 毅(北京 学者)
範亜峰(北京 学者)
馬 波(北京 作家)
俞梅蓀(北京 学者)
郭玉閃(北京 学者)
黄 鐘(北京 学者)
滕 彪(北京 学者)

署名ポスト:99Gheyret@gmail.com,本名と居住市および職業を明記のこと。

原文出典:王力雄のブログ
http://wanglixiong.com/2010/07/41.htm
(転載自由・要出典明記)

9・3事件についてのガイラット・ニヤズのレポートは下記参照
http://www.uighurbiz.net/bbs/viewthread.php?tid=226814

他のウイグル人ウエブ管理者の逮捕については下記参照
http://kok2.no-blog.jp/tengri/2010/08/3webmasters_stc.html

ウイグル人記者ガイラット・ニヤズ釈放要求書

2010-08-03 10:56:06 | Weblog

释放维吾尔记者海莱特·尼亚孜的呼吁书
Posted: 七月 30th, 2010 | Author: wanglixiong
 
我们获悉,51岁的维吾尔族记者、作家海莱特·尼亚孜(Gheyret Niyaz身份证名字为海来提·尼亚孜),最近被新疆乌鲁木齐中级法院以“泄露国家秘密”罪名判刑15年。海莱特生于新疆塔城,毕业于中央民族学院,曾担任《新疆法制报》总编室主任、《法治纵横》杂志社副社长,他长期坚持在互联网上用汉语撰写文章,曾是“维吾尔在线”的编辑和管理员,以及维吾尔在线论坛的版主,逐渐成为众多网民关注的维族知识分子。

海莱特对新疆问题既有切身感受,也有系统研究。据亚洲周刊报道,2009年广东韶关事件发生后,他关注网上维族人的反应,认为七月五日要出大事,于七月四日下午八点,向有关部门提出预警;并于七月五日上午十点,面见新疆自治区政府主要领导,当面提出三条建议,但没有被采纳。他认为事件的诱因是推行双语教育和政府组织维人外出务工。他在接受媒体采访时反映了如上情况,随后还披露了9·3事件的一些事实。他撰文指出,维吾尔民族在经济上享受不到资源优势带来的各种实惠,被日渐边缘化、贫穷化,而且,近二十年来新疆政府反恐政策的扩大化,意识形态领域里反分裂斗争的扩大化,以及大面积性化的人身检查、设卡盘查,严重伤害了维吾尔人群的感情,使他们处于高度紧张的心理状态,加剧了民族矛盾。

海莱特是一个保持独立精神、长期关注国家和民族命运、关注民生问题的维族知识分子。他主张维汉民族应该加强理解,其政治文化观点一直温和理性,甚至被认为明显具有亲体制的倾向,这样的知识分子对民族沟通和民族和解都是非常重要的。对海莱特以莫须有的罪名判以重刑,势必会助长极端化情绪和行为,把更多的人推向对立面,极大地伤害包括维族、汉族在内的各族人民感情。

此外我们获悉还有其他一些维族的网站管理者和新闻工作者因为言论和观点而被捕或判刑,我们对此深感忧虑。我们认为思想和观点的表达,无论身份、民族和信仰,均应得到平等和充分的尊重。我们认为,海莱特等新闻工作者因言获罪,与“国家尊重与保障人权”的宪法承诺相违背,与我国宪法明文保障的公民言论自由的精神相冲突,与我国已经加入并且生效的《世界人权宣言》等国际人权条约背道而驰。我们希望有关部门能够尊重法治,有魄力、有智慧地创造保障公民自由和尊严的基本条件,这也将是化解民族矛盾、维护社会和平与国家统一的坚实基础。

联署人:

王力雄(北京 学者)

茅于轼(北京 学者)

崔卫平(北京 学者)

伊力哈木(北京 学者)

唯  色(藏人 作家)

徐友渔(北京 学者)

艾晓明(广州 学者)

杜  光 (北京 学者)

郝  建(北京 学者)

郭于华(北京 学者)

夏业良(北京 学者)

章立凡(北京 学者)

李大同(北京 学者)

廖亦武(成都 作家)

张赞宁(南京 学者)

周  枫(北京 学者)

朱  毅(北京 学者)

范亚峰(北京 学者)

马  波(北京 作家)

俞梅荪(北京 学者)

郭玉闪(北京 学者)

黄  钟(北京 学者)

滕  彪(北京 学者)

签名邮箱:99Gheyret@gmail.com,请注明您的真实姓名,所在城市及职业

出典:王力雄のブログ
http://wanglixiong.com/2010/07/41.htm