【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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ライザップの3C分析

2015年06月05日 | 徒然
とてもよくまとめられたDIAMON ONLINEの記事です。
以下、私なりに3Cのフレームワークでさらにまとめてみました。

(1) Company

>「痩せない程度に運動してもらい、細く長くお金を落としてくれるのが上顧客だった」(フィットネスジム関係者)。

これが既存のジムですよね。。
対してライザップは、“結果至上主義”と業界の常識を覆すコスト構造が突出した強みです。
“結果至上主義”の高級ジム=ライザップという認識を社会に浸透させること。つまり、特定商品・サービス・屋号のカテゴリー名詞化、つまり固有名詞の一般名詞化ですね、これこそ最強のブランディングです。

「ライザップする」(この手のジムにいくことを)「ライザップに行く」

(初台にある某ネット調査会社の皆さん、ブランド=たんなるイメージとか浅薄な認識でいると、クライアントに呆れられますよ)
設備投資や固定費を安くできる分、広告宣伝にかける費用がねん出できることも強みですね。

(2) Customer

既存のジムのボリュームは高年齢層です。
この層の取り込みも必須です。
この記事でも取り込み余地が十分あることが述べられています。
私見ですが、医療と運動(あと美容)の3カテゴリーの融合が進んでいるがここ数年の傾向です。

(3) Competitor

当然、参入障壁は低く、競合は出てくるでしょう。
そこでこの記事で注目に値するのは、会員3万人分の(ビッグ)データです。

>「入会して1ヵ月以上たつ会員なら、情報を入力すればどんな経緯で最終的に何キログラム痩せるか、90%以上の確率で予想できる」(瀬戸社長)。
> これらをビッグデータとして徹底分析し、独自のトレーナー育成プログラムを構築できれば、ライザップは業界全体の雄に躍り出るだろう。

先行者利益を確保しながら、差別化というより差積化(安原さん)を図れるキーがデータにあるというのは面白いですね。

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