玄徳道

道を語るブログです。

鍛える道

2012-06-04 22:21:28 | 練道
男は心は熱く、体は強く、惚れた女を守れば良い。「熱く、強く、守る。」昔、あいしてると言う漫画の台詞でありました。

先天の坐は、永遠なる生命を得、不老長寿に至ると説いています。そして体は病を退け壮健になると。しかし、坐のみを万能と捉えれば依存に繋がります。依存し坐り続ければ孤高の世界、仙界に陥ります。
道院の修方は、坐と共に各経典の学理を学ばなければ、真奥を得られないと老祖は言われています。
坐と天理(経理)、そして、私は体を鍛えることをお勧めします。
坐とは、杭が地に打たれているが如くただ打坐します。ここに効果を期待する心がありません。大地の如く全ての運行を受け止めるのです、地道であります。
理(ことわり)とは、天の運行であり、自然の教理であります。経とは生きとし生きる者に必要な性命の学ですね。天の命これを性と言い、性に随うのが道であり、道を修めるを教えと言うのです。言わば天地の教えを学ぶことです。これを天道と申します。
体を鍛えるのは、自分の為に鍛えるのであり、男子であれば愛する女性を弱い存在を守る為であり、自分と他人の為に鍛える道、人道です。
私は、学生の時は運動をしていなかったので、社会人になった時は体力がなくて苦労しました。人が大勢いるところに行けば頭痛がしましたし、兎に角、疲れやすかったです。残業がある度にこたえました。坐により体力がつく事は無かったです。まあこの頃は真剣に坐をしていませんでしたが。
思いきって、自分を変える為に肉体労働に転職しました。最初はかなり、きつかったです。いつも体が疲れていて大変でした。しかし毎日重ねて行けば体力がつくものです。人ごみに出ても頭痛がする事が無くなりましたね。

今は、体が資本なので、体が痛まないように毎日自主トレを欠かしません。私は、ビールが好きで、腹が大きかったですが今は少し割れています。体を鍛えれば、血液は良く流れ、坐と合すれば確かに病を退けます。

坐も継続が大切です。肉体の鍛錬も無理せずに毎日、続けられるぐらいがちょうど良いようです。

「為せば成り、為さねば成らぬ、何事も、為せぬというは、為さぬなりけり。」「為さで成り、為さぬで成らぬ何事も、成るも為成さぬも、神の御心。」

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