南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

マカオでリサイクルについて学ぶ

2007-10-20 17:02:46 | Weblog
今日(10月の20日)は『リサイクルの日』なんだそうです。
実は昨日、マカオに行って、ベネチアンで開催されている
販促品の展示会"MEGA MACAO"に行ってきたのですが、一番
勉強になったのがリサイクル対応のグッズでした。これは
また後日記事にしようと思ったのですが、今日が偶然にも
『リサイクルの日』というので、今日アップしておかねば
と思った次第です。

マカオの展示会には、中国や、台湾、香港、インドなどか
らかなりの数の販促品の業者が出展していたのですが、
その中に台湾の業者のブースに上の写真のようなバッグが
展示されていました。いわゆるエコバッグです。エコバッ
グってスーパーなどでのレジ袋を減らすために使うものを
エコバッグと呼ぶのかと思ったら、その原材料もリサイク
ルに基づいたものにするのがトレンドなのですね。

ここに展示されているエコバッグは、原材料がペットボト
ルです。ペットボトルから、こんな布のような素材ができ
るのというのも驚きでしたが、考えてみればナイロンとか
も化学繊維なのですよね。リサイクルとは奥が深いんだな
とあらためて感心したのでした。

これらのバッグ、デザインもお洒落です。欧米から発注が
来るとその台湾業者の人が言っていました。その台湾の
業者がペットボトルから作っているのは、バッグだけじゃ
ありません。ネックストラップなんかも作っているのでした。

こういうものもリサイクルなのかとあらためて驚かされる
のでした。

さらに、さらに、その台湾の業者は、古新聞を再利用した
鉛筆というのも展示していました。木材を使わない鉛筆です。

こういうのがあるということを知りませんでしたが、これは
なかなか面白い販促品ですね。鉛筆の芯に古新聞がぐるぐる
巻き付けられています。一番外側には印刷した紙を巻き、
ラミネートされています。サンプルをもらってきましたが、
これこそまさにリサイクルなんだなあと思いました。木を
使わないことによって森林資源を保護しているし、さらに
古新聞を素材として使っている。これはよいですね。

自分は、今までリサイクルということに関して全然無知だっ
たんだなあと反省しながら歩いていると、今度は、中国の
福建省のアモイ(Xiamen)の業者のブースで足をとめました。

ゴミ袋が展示されています。この業者は、普通のビニール
バッグも製造できるのですが、"Degradable"(分解性)の
袋も製造しているそうなのです。展示されているゴミ袋の
中に、北九州市とかの日本の都市の袋がいくつかありました。

「日本からいっぱい注文がきます」とアモイから来た業者の
女性は言っていました。玩具の安全面や、食品の安全では
さんざんに叩かれている中国ですが、こういう環境によい物
も作っているのだと知りました。

リサイクルといえば、この間、たまたま知り合った日系の
紙の会社の人のところを訪問し、話しを聞いたのですが、
今のトレンドとしては、100%の再生紙というのは実はあま
り環境によいとは言えない。なぜならば、それを製造する
過程で大量のCO2を発生させる可能性があるからだという
話しを聞きました。不勉強な我々は、再生紙比率が高けれ
そのほうが環境に優しいのだと思い込んでしまいますが、
実はいろいろな面があって、再生比率のみで判断はできな
いのですね。また、一度紙になってしまうと、顕微鏡で見
てもそれが再生紙かは判断がつかないのだそうです。

今は、再生紙以外にも、きちんと植林計画のされている
地域でとれた木材を使用した紙を使うこととか、また
SOY INKを使うなど、いろいろな環境対策があるようなので
すね。このへんはいろいろと勉強する必要があります。

環境のためにできることは、まだまだ知らないことがいっ
ぱいありますね。

これから韓国の済州島に出かけてきます。今日の夜中出発
で、日曜日の昼頃現地到着です。ではまた。

再びマカオへ(パート2)

2007-10-20 13:00:17 | Weblog
さてパート1で書ききれなかったことの続きです。しかし、
マカオに新しくできた総合カジノリゾートのベネチアンは
すごい人気です。私のようにギャンブル嫌いの人間でも楽し
めてしまうてしまうし、すべてが人工的な虚構の世界なのに
一日中ここにいても飽きずに時間が過ごせてしまうというの
がすごいところです。

昨日立ち寄った貿易投資関係の展示会にベネチアンの立体
模型がありました。この上の写真がそれです。敷地の真ん中
あたりにひときわ高い建物がありますが、それがホテル
タワー。全部で3000室、しかもすべてスイート。すごい!

その下あたりにカジノや、レストランや、ショッピング
モールがあります。右下の角がバスが到着するスペース、
そこから右のほうに、あまり高くない建造物がずっとのびて
いますが、このへんにアリーナとか、展示会場があります。

私の説明ではよくわからないかもしれないので、
ベネチアンのオフィシャルサイトをご覧ください。
まだ開発途上ですが、上の写真で子供がいるあたりには
ゴルフ場ができるようですね。そういえばこの子供何と
なく「プロゴルファー猿」に似ていません?
その右手にある建物群はコンドミニアムなのでしょうか。
こういうのを見ると、資金力のある人は投資したくなって
しまうのでしょうね。このあたりはますます発展するので
しょうから、投資家にとっては魅力的ですね。

さて、展示会を見終わった私は、遅い昼食をとろうと思い、
ショッピングモールの中にある中庭に行きました。ここは
先月も来たのですが、とても美しい場所です。まるで本当に
ベニスの街角のような雰囲気で、まわりに、ポルトガル料理
屋、イタリア料理屋、ブラジル料理屋などが並んでいます。
私は、迷いながらもブラジル料理屋にしました。店内席も
あるのですが、オープンエアの席にしました。


まさかここがマカオだなんて、しかも室内だなんて信じられ
ないでしょう。天井の空は人工的なものですが、それが人工
であろうが自然であろうが無関係に美しい風景です。所詮、
虚構の世界なのですが、これだけ壮大な虚構だと、気持がよ
いものです。

この店を選んだ理由は、お店の見かけが奇麗だったこと、そ
してお店の看板にステーキという文字が見えて、ステーキで
もいいかなと思ったこと、そしてウェイトレスが燃えるよう
な赤のトップに、黒のボトムを合わせていて、色彩的に魅力
的だと思ったことでした。


ブラジル料理ってあまり詳しくないのですが、このマカオは
ポルトガルの植民地。またブラジルも元ポルトガルの植民地
で、ともにポルトガル語の文化です。遠く離れた兄弟のよう
なマカオとブラジルなので、マカオでブラジル料理も悪くな
いだろうと思ったわけです。

メニューを見るとよくわからない名前が並んでいます。悩ん
だあげく、フェイジョアーダ・コンプレッタという豆と豚肉
の煮込み料理にしました。

右手の鉄の壷の中に、ブラック・ビーンズと豚肉の煮込んだ
シチューが入っています。右下にある白っぽい粉のような物
は、キャッサバ芋から作った粉を炒ったもので、ファッロッ
ファと呼ばれているものなのだそうですが、これはライスに
振りかけたりして食べるのだそうです。その横にオレンジの
スライス。真ん中にあるのは、トマトとチリなどが刻まれた
薬味、左のライスはバターライスのようであります。

おそるおそる食べてみました。一口食べて、デリーシャス!
インド料理で黒豆のカレーとかがありますが、触感はあんな
感じです。もちろんカレー味ではないのですが、日本の
ハヤシライスの味に近いといえるでしょうか。ちょっと違う
かな?その中に入っているポークも柔らかく煮込んであって
ベリーグッド。

オレンジや薬味や、このファッロッファをどのようにして食
すのかよくわからなかったのですが、適当に食べたら、その
組み合わせが絶妙。本場のフェイジョアーダ・コンプレッタ
を食べたことがないので、比較はできませんが、このマカオ
のこれはとってもよいと思いました。

赤のグラスワインも注文しましたが、チリのカベルネ・ソー
ビニョンがこれまた美味しい。私はまたワイン通ではありま
せんが、何だかすごく優雅な時間を与えてくれるようなワイン
でした。

ここでは景色も食事の引き立て役。まるでベニスのカーニバル
のような風景を見ながら食事をするのは、非常に楽しいです。
今度またMy Wifeを連れてきてあげたいですね。

食事をしていたら、ウェイトレスが、カゴに入ったものを
置いていきました。

日本でもパン屋とかで見たことがあるなという気がしたの
ですが、名前が思い出せませんでした。後で調べてみたら
ポン・デ・ケージョというチーズパンだったのですね。まず
見かけのかわいらしさに感動しました。日本で見たのは、
表面があまりに奇麗すぎるものだったのですが、ここのは、
ちょっと焦げた感じといい、本場の手作り感がたまりません。
とっても美しいと思いました。

食べてみました。パンというよりも、日本の餅に近い触感で
す。しかもほんのりと漂うチーズのフレーバー。お腹が一杯
で、全部は食べきれなかったのが残念でしたが、旅先でこう
いう見知らぬ食べ物に出会うのは楽しいものです。
このポン・デ・ケージョ、ポルトガル語では「チーズのパン」
という意味なのだそうですが、原材料はタピオカと粉チーズ。
日本ではあまりタピオカを使っていないものが多く、本場の
ものとは違うのだそうです。ここのポン・デ・ケージョは、
モチモチ感があり、実に美味でした。おすすめです。

食後はエスプレッソ。美味しそうなデザートもあるようでし
たが、もうお腹いっぱい。帰りの時間も気になるので、
お勘定をしました。マカオでは香港ドルが通じるので、500
ドル札を出し、おつりは香港ドルでと言ったら、そのように
してくれました。端数の小銭はマカオのコインでしたが、
数ドルだったので、チップで置いてきました。もともと伝票
には10%のサービス料が込みになっていましたが、マカオの
コインを持っていてもしょうがないですからね。

そこにいると今が何時なのかわからなくなってしまうのです
が、外はもう暗くなっていました。ここでバスの長蛇の列に
並ばなければならなかったのが問題でしたが、マカオは馬鹿
にできません。

再びマカオへ(パート1)

2007-10-20 02:58:02 | Weblog
今日は、いちおう仕事でマカオにでかけてきました。販促品
の展示会がマカオのベネチアンであるというので見てこよう
と思ったのです。

この上の写真は、香港のフェリーミナルのゲートですが、
先月My Wifeとマカオに行っているので、フェリー
のシステムはすっかりわかっているのですが、初めて来たら
きっとうろたえたろうなと思います。船が出るゲートで待っ
ていると、列を作っている人たちがいます。それはスタンバ
イの人たちです。つまり空席ができたらその便に乗ろうと
待つ人たちです。

出発の15分か20分前くらいになると、カウンターに係の人が
たち、そこで切符を持っている人たちに座席のシールを一人
づつくれます。これが初めてだと何だかわからないのですね。
欧米人のバックパッカー風の女性がきょろきょろしていたの
で、ここに並んで座席をゲットしなければならないと教えて
あげました。アナウンスもちゃんとないので、困りますよね。

一時間くらいで船はマカオに着きました。まだ昼前で、さわ
やかな天気だなと思いながら、ベネチアンの無料バスがある
ことを前回学習していたので、地下道を向こう側に渡って、
さてバスに乗ろうかなと思ったら、何と、長蛇の列。バスの
10台分以上の果てしない列になっていました。

この上の写真は、バスにだいぶ近づいてきたときに撮影した
写真です。この先の青いバスがベネチアンのバスなのですが、
今日は台数が足りないらしく、中国観光と書いてある観光バス
もヘルプに来ていました。今日は香港が祝日でもあるし、展示
会があるので、ベネチアンだけは大人気でした。
11月にはマカオグランプリがあるみたいなのですが、その頃
来たら大変なことになっているだろうなと思いました。その頃
マカオ行きを予定されている方、要注意です。

ベネチアンに着いたのは、昼をちょっと回った頃でした。
展示会を見てから、食事しようか、そして時間があまったら
世界遺産がいっぱいのマカオの街を歩いてみたりしようかなど
と甘いことを考えておりました。

しかし、展示会場に来てみてびっくり。その広いこと、広い
こと。中国各地から、台湾から、インドから、香港から、
すごい数の業者が出展しています。この展示会のことはまた
あらためて書くとして、見て回るだけでけっこう時間がかかっ
てしまいました。

そしてさらに、そこを終えて、エスカレーターで下のフロアに
さがったらそこでまた別の展示会をやっているではありません
か。マカオの貿易投資関係の展示会で、ここも同じくらいの
規模で、中国各地の団体から、ポルトガル、マカオ、デジカメ、
ホテル、投資、観光などとりとめのない雑多なテーマで展示
をしていたのですが、これがまた面白く、またまた時間を
消費してしまいました。

さらに、会場を歩いていたら、ミスマカオ(?)が歩いていた
のです。私もカメラ小僧よろしく写真を撮ってしまいました。
これです。

ええッ、これが???というリアクションが聞こえてきそう
です。でも日本だって、地方にいけばえらそうなことは言え
ないですよね。まあ本人には責任はないです、とかばって
おきましょう。けっこう親しみがあって、よさそうな娘じゃ
ないですか。

今日のマカオは、結局、世界遺産も見られず、ギャンブルも
せず、ショッピングもしませんでした。帰りのバスがまた
長蛇の列で、フェリーターミナルに戻れたのは、もう夜で
した。ベネチアンは交通関係をもっと何とかしてほしいです。
とくにこういう展示会の期間には。ではとりあえず、これ
くらいで。まだいろいろ書きたいことはあるのですが、また
それは別の機会にしましょう。ではまた。