南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

南京に到着

2007-10-06 02:52:03 | Weblog
南京に到着しました。夜の9時20分くらい。小さな飛行場で
した。パスポート審査の係官に「Japan?」と聞かれたときは、
ちょっと変な感じがしました。やはり我々日本人はこの南京
には複雑な思いがあります。気にしすぎかもしれないのです
が、戦争のときの「南京虐殺」が重荷になってしまいます。

この出張では、田中正明さんの『南京事件の総括』(小学館
文庫)の本を持ってきていました。「南京大虐殺」というの
は東京裁判の時に大きく誇張された出来事で、事実とは異な
るということをいくつかの証拠をあげて論証していく本です。
事実はおそらくこの本が指摘する通りのことなのでしょうが、
連合国側に作り上げられた「事実」と、中国人の思い込みは
なかなか修正するということはできません。その重荷に我々
はしばらくは悩まされ続けるのでしょうか。

空港から高速で南京市内までは30~40分かかったでしょうか、
道路がかなり奇麗な気がしました。街中に入ってきて、奇麗
にイルミネーションされた城壁に感激しました。南京は古く
からの都です。三国志の呉の時代から、東晋、宋、斉、梁、
陳、それから南唐、明などの都があったところ。北京や上海
よりも歴史的にはキャリアが長いです。都市を取り巻いてい
る城壁がその歴史を感じさせます。

ホテルは、知らない町なので、安心できるインターナショナル
系にしました。南京シェラトン(金絲利喜来登)です。
部屋は大きくてとっても奇麗です。一人で泊まるのがもった
いないくらいの広さです。


さらに、インターネットは無料でつながります。これもいいです。
しかし、インターネット接続画面が、中国語、英語、日本語が
選べるようになっているというところまでは素晴らしかったので
すが、画面表示の日本語がこんなんでした。


「人の客室の顕著なゲスト、ようこそシェラトン南京キングスリー
ホテルへ」となっています。不可解な日本語です。これは機械
翻訳なのでしょうか。あるいは日本人への嫌がらせなのでしょうか?
わけがわからないので、英語にしてみてこの日本語の言わんと
するところがわかりました。つまり、「お部屋にお泊まりの大切な
お客様へ、シェラトン南京キングスリーホテルへようこそおこしく
ださいました」というようなことなのです。

そしてインターネットに接続しようと思ったら、またまたこんな
日本語の攻撃にあってしまいました。


「ブロードバンドは上陸する」???う~ん、何と詩的な表現。
これは英語を参照すると、「ブロードバンドにログオンする」と
いうことのようなのです。「ブロードバンド」という膨大な数の
軍船に乗った兵士たちが、揚子江を遡って南京市に上陸するか
のような雰囲気です。三国志の呉の国は水軍の強さでは定評が
ありましたので、このブロードバンドの上陸は何となく理解で
きる気がします。このボタンを押すと、自動的にブロードバンド
がパソコン上に「上陸」してくるということですね。

明日はいよいよワン・リーホンのコンサートです。