前任者から社用車(三菱のスペースワゴン)を譲り受けて一年
半の運転歴。日本では全く運転暦がないので、シンガポールで
のこの一年半が私の純粋な運転歴となります。
本当は、上の写真の洗車のことを書こうと思ったのですが、い
きなり脱線してシンガポールで取った免許のことを説明したい
と思います。
日本にいた間は、自動車免許を取る機会に恵まれませんでした。
車を運転してみたいという気持ちはあったのですが、学校に通
う時間がなく、ずるずると40を過ぎてしまいました。そうこう
しているうちにシンガポールで仕事をするようになっていました。
8~9年前に会社で初めての社用車を買いました。今私が運転
しているその車です。その時私は思いました。もし何かの時に
ちょっと車を動かそうにも、私はどうしようもできない。これ
はやばい。いざというときのために免許を取っておいたほうが
よいのではないか。それが、私が勇気を出してシンガポールの
自動車学校に行った理由です。
1998年の暮れの頃でありました。シンガポールのイオチュー
カンというところにある、セーフティー・ドライビング・ス
クールという学校でした。どういうシステムになっているのか
全然知らないまま、窓口を探し、登録をしました。
学科の授業を受け、学科試験、実技と、試行錯誤で進んでいき、
半年くらいで、最終試験を受けて、見事一発でパスしたのであ
ります。実技は土日の午前中で取ったので、また雨の日が全く
なかったので、ワイパーとヘッドライトの作動の仕方を知らな
いままに免許が取れてしまいました。
1999年の7月に免許をもらえたのですが、それから5年くらい
は全く車を運転する機会がありませんでした。だから一年半前
に自力で車を動かしたときは、ヒヤヒヤものでした。
車を運転しだしてから、ガソリンスタンドの利用の仕方なども
試行錯誤の連続だったのですが、一番困ったのは洗車でした。
前任者のいたコンドミニアムでは、業者のほうから洗わせてく
くれと寄ってくるということだったのですが、私が住んでいる
ところにはそういうのは全く見当たりませんでした。
日曜日にイーストコーストのフードコートの近くの駐車場に行
くと、学生の車洗いのボランティアがいました。車を洗って、
10ドル取られるのですが、それが寄付になるのだそうです。
二三人のグループで車を洗うのですが、しょせん学生のボラン
ティアなので、そんなに奇麗にはなりません。まあやらない
よりいいかなと、何度か学生ボランティアに洗車を依存して
いたのです。
ある時、もっと本格的な洗車ができるところはあないかと、
インターネットで探したら、いつも利用しているシェルの
ステーションで何カ所かマニュアル・カーウォッシュができ
るところがある。家から一番近いところは、シグラップの
ステーションにあるということがわかり、行ってみました。
それが、この上の写真の場所です。ガソリンスタンドに併設
されているのですが、20メートルくらいのトンネルがありま
す。ここを通過する間に、水をかけられ、洗剤を降りかけら
れ、スポンジで磨かれ、また水をかけられるというプロセス
が数人のワーカーによってなされていきます。だいたいが
インド人の労働者です。
トンネルの向こうを出ると、別の人間が濡れた車体を乾拭き
してくれます。見事な流れ作業です。車の工場で、車が作ら
ていく作業のように、車がテキパキと洗われていきます。
そして、最後に拭き終わると、8ドルを払って終わりです。
自分で洗う手間を考えたら8ドル(500~600円)は安いもの
です。しかも最近はこの洗車トンネルに入るのが楽しみに
なっています。これは明らかに娯楽設備ではないのですが、
ディズニーランドの何かのアトラクションをやっているのと
同じように(と言ってもも私はあまりディズニーランドを
詳しくしりませんが)、楽しい時間であります。
この間、東京から下町娘がシンガポールに来たとき、
この洗車に行きました。二人とも車に乗ったままです。まず
ホースで水をバシャバシャとかけられます。その後にまた別
のホースで洗剤を車全体に放射されます。フロントガラスが
一瞬雪の中に埋もれたように真っ白になります。二人だけの
世界です。しかし、それもつかの間。あっと
いう間に、スポンジで洗剤が拭き取られていくのです。
しばらくすると、バケツでバシャっと水をかけられたり
するのがびっくりして面白いです。
このところ晴れた日曜日には、洗車に行くのが日課になって
います。
半の運転歴。日本では全く運転暦がないので、シンガポールで
のこの一年半が私の純粋な運転歴となります。
本当は、上の写真の洗車のことを書こうと思ったのですが、い
きなり脱線してシンガポールで取った免許のことを説明したい
と思います。
日本にいた間は、自動車免許を取る機会に恵まれませんでした。
車を運転してみたいという気持ちはあったのですが、学校に通
う時間がなく、ずるずると40を過ぎてしまいました。そうこう
しているうちにシンガポールで仕事をするようになっていました。
8~9年前に会社で初めての社用車を買いました。今私が運転
しているその車です。その時私は思いました。もし何かの時に
ちょっと車を動かそうにも、私はどうしようもできない。これ
はやばい。いざというときのために免許を取っておいたほうが
よいのではないか。それが、私が勇気を出してシンガポールの
自動車学校に行った理由です。
1998年の暮れの頃でありました。シンガポールのイオチュー
カンというところにある、セーフティー・ドライビング・ス
クールという学校でした。どういうシステムになっているのか
全然知らないまま、窓口を探し、登録をしました。
学科の授業を受け、学科試験、実技と、試行錯誤で進んでいき、
半年くらいで、最終試験を受けて、見事一発でパスしたのであ
ります。実技は土日の午前中で取ったので、また雨の日が全く
なかったので、ワイパーとヘッドライトの作動の仕方を知らな
いままに免許が取れてしまいました。
1999年の7月に免許をもらえたのですが、それから5年くらい
は全く車を運転する機会がありませんでした。だから一年半前
に自力で車を動かしたときは、ヒヤヒヤものでした。
車を運転しだしてから、ガソリンスタンドの利用の仕方なども
試行錯誤の連続だったのですが、一番困ったのは洗車でした。
前任者のいたコンドミニアムでは、業者のほうから洗わせてく
くれと寄ってくるということだったのですが、私が住んでいる
ところにはそういうのは全く見当たりませんでした。
日曜日にイーストコーストのフードコートの近くの駐車場に行
くと、学生の車洗いのボランティアがいました。車を洗って、
10ドル取られるのですが、それが寄付になるのだそうです。
二三人のグループで車を洗うのですが、しょせん学生のボラン
ティアなので、そんなに奇麗にはなりません。まあやらない
よりいいかなと、何度か学生ボランティアに洗車を依存して
いたのです。
ある時、もっと本格的な洗車ができるところはあないかと、
インターネットで探したら、いつも利用しているシェルの
ステーションで何カ所かマニュアル・カーウォッシュができ
るところがある。家から一番近いところは、シグラップの
ステーションにあるということがわかり、行ってみました。
それが、この上の写真の場所です。ガソリンスタンドに併設
されているのですが、20メートルくらいのトンネルがありま
す。ここを通過する間に、水をかけられ、洗剤を降りかけら
れ、スポンジで磨かれ、また水をかけられるというプロセス
が数人のワーカーによってなされていきます。だいたいが
インド人の労働者です。
トンネルの向こうを出ると、別の人間が濡れた車体を乾拭き
してくれます。見事な流れ作業です。車の工場で、車が作ら
ていく作業のように、車がテキパキと洗われていきます。
そして、最後に拭き終わると、8ドルを払って終わりです。
自分で洗う手間を考えたら8ドル(500~600円)は安いもの
です。しかも最近はこの洗車トンネルに入るのが楽しみに
なっています。これは明らかに娯楽設備ではないのですが、
ディズニーランドの何かのアトラクションをやっているのと
同じように(と言ってもも私はあまりディズニーランドを
詳しくしりませんが)、楽しい時間であります。
この間、東京から下町娘がシンガポールに来たとき、
この洗車に行きました。二人とも車に乗ったままです。まず
ホースで水をバシャバシャとかけられます。その後にまた別
のホースで洗剤を車全体に放射されます。フロントガラスが
一瞬雪の中に埋もれたように真っ白になります。二人だけの
世界です。しかし、それもつかの間。あっと
いう間に、スポンジで洗剤が拭き取られていくのです。
しばらくすると、バケツでバシャっと水をかけられたり
するのがびっくりして面白いです。
このところ晴れた日曜日には、洗車に行くのが日課になって
います。