プリティウーマンでジュリアロバーツが高校の成績は悪くなかったのよ、って言うシーンがある、は？学校のレベルが高くなかったからなのでは？と思う。私も成績は良かった。しかし三角関数は教科書には載っていたけど当然のようにやらないまま終了して驚いた。廊下にテスト結果の順位が張り出されて全く勉強しない自分の名前があってやはりこの学校はバカだらけなのだと思った。授業中三角関数の頁をジッと見ていた私に気がついたのか、先生から家に大学に行かせてあげられないですかと電話がかかってきた。父親が行きたいなら短大くらいならいく？と聞いてくれたけど、行きたくないと答えた。バブル全盛期の3流短大はゾッとしたし気持ち悪い私は行かなくてよかったと思う。
神さまのお計らいにより専門職に就くこともできたけど、時々、三角関数がわからないことで恥ずかしい思いをする。やろうと思えば今からでも遅くないと調べてみるけどシータと聞けばラピュタしか浮かばない。そこから努力できない。
卒業間近に影で進学を勧めてくれた担任の数学の先生に公衆電話から電話をかけたことを思い出す。全く話は覚えていないけど後ろでお孫さんの声が聞こえて、凄く羨ましいなって思った。電話を切って母親の家出に付き合って電話もないアパートに帰りひとりぼっちでいて泣いた。
