Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

人混みを体が怖がっている

2024年03月03日 21時51分21秒 | 思いつき・エッセイ・・・

   

 本日も少し遠回りして横浜駅まで歩いた。いつものオフィス街の喫茶店に商業施設内や地下街の人通りの多い所をとおり、辿り着いた。
 人通りの少ないフラワー緑道などでは、平坦であることもあり、できるだけ太腿を高く上げ、膝も直角近くまで曲げるように歩くのだが、すぐにすり足状態になって前かがみに歩いてしまう。しかも人通りが多くなってくると、無意識のうちに右膝を庇うように、つい足を引き摺ってしまう。
 なかなか大股のウォーキングのように歩けない。太腿の前側の筋肉ばかりが疲労で痛くなる。階段を降りるときには両方の太腿の前側の筋肉が痛くなる。手摺りにつかまりながら足を引き摺って降りてしまう。段差の小さい階段ならばゆっくりとならば何とか歩けるのだが。

 人混みの中を歩くのがこんなに怖いものだということをこの数年で身に沁みて体感した。そしてその怖さが体から抜けていかない。
 歳をとること、膝(足)を痛めて歩くのに支障が出ること、咄嗟の小回りがしにくくなること、動作が少しだけゆっくりになることがこんなにもつらいものであることが悲しい。
 家の中で歩いていても妻に「歩幅が狭くなったね」「前かがみだよ」と言われる。これもまた悲しい。

 人どおりの少ないところで、ユックリながらも人にぶつかる心配をしないで、リズミカルにウォーキングのスタイルで歩くことを心掛けたい。夜よりも昼間のほうが安全であるので、何とか時間をつくる工夫をしたい。


雛祭りの日のカワヅザクラ

2024年03月03日 19時42分46秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 強風注意報が出ているが、朝は無風状態、今も風は弱いので、穏やかな日和である。午前中の会議が正午前に終了。
 午後からの外出で持参した本は「楽天の日々」と岩波書店の広報誌「図書3月号」。年度末で天気の良いひな祭りの日の日曜日、果たしていつもの喫茶店は混んでいるであろうか、と不安ながら、頼まれた買い物もあり出かけた。妻は食料品の購入のため先に出かけてしまった。
 遠回りをして、フラワー緑道経由で横浜駅へ。

      

 フラワー緑道のカワヅザクラは散り始めていた。散った後の赤い蕊が際立つとともに、新しい葉の新緑が花弁のピンクを圧倒し始めていた。見頃はそろそろ終わりそうな気配であった。花は下向きに咲くが花弁が散ると蕊は上向きになるように見受けられたが、錯覚だろうか。
 カワヅザクラの木は4本あるが、ビルの間にあるために日当たりに差がある。朝日が当たっている木が一番開花が早く、散り始めも多い。午後に日が当たる木は少し遅れ気味である。おなじ太陽でも朝日と午後の陽射しで違いがあるようだ。

 これまでよりも多くの人が足を止めてスマホに撮り納めていた。
 ヨコハマヒザクラの蕾はまだまだ硬いが、硬いなりに少しだけ赤味を増してきた。
 コブシの銀色の芽はまだ小さく、まばらであるが、存在を主張し始めていた。

★桜咲く朝日が始めにあたる木に   庄司 猛

 商業施設内の喫茶店はどこも満席。オフィス街の喫茶店にはかろうじて私一人が座れる席が空いていた。