Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「都市空間の怪異」 その3

2024年03月19日 22時10分43秒 | 読書

 

 とりあえず本日読んだ部分からの引用を2個所。引用は要約やポイントというところではなく、気になった個所ということである。

現在の日本も無宗教の時代と言われるが、(柳田の妖怪、お化け研究の中心テーマは)1910年代という時期は、日本が明治以来の大きな変革の中でだんだん精神的なものを見失いつつある、そういう時代にさしかかっていた。その時点で、日本の宗教が勢力を失いつつある、そういうことを指摘して、改正させるために、天狗の研究を行い、幽冥教のデータを発掘しなければならないという主張である。」(第二章「妖怪と幽霊」 第一節「妖怪と幽霊」)

私たちが日常生活の中で何気なく過ごしていても、何だかよく分からないけれども、突然日常的なものではない、異質なものに遭遇したり、体験したりする。それは無意識の慣習といわれたりする。それを柳田は、フォークロアの口で伝えられるている伝承として記憶に止めている。『遠野物語』はは柳田の手で「物語」となった。全国各地で明治二十~三十年代の、近代化が農村部に浸透していく時期に起こっている曖昧とした不安な精神状態がその規定にある。『遠野物語』の階段のような不思議な話にそうした精神状況が反映しているとみていくと、不思議を語りたがる私たちの心の奥に隠れた何ものかに出会うことができ、それを突き詰めていくと霊魂観やあの世に対する日本文化の根っこの部分に触れることが可能になる。」(同上)

   

 


明日の天気が心配

2024年03月19日 20時45分20秒 | 天気と自然災害

 午後からは冷たい風が吹き太陽が顔を隠してしまった。薄いウィンドブレーカーと薄い化繊のセーターで出かけたら、寒さが身に沁みた。

 いつもの喫茶店で読書を始めた。「都市空間の怪異」(宮田登)の第二章「妖怪と幽霊」の第一節「幽冥界」を読み始めた。しかし予想通り10頁程でうつらうつら。眠気を追い払おうとスマホでメールチェックなどをしているうちにとうとう寝てしまった。1時間ほどで店を出て、有隣堂で立ち読みをしてから帰宅。

 帰宅後は、明日の代々木公園の反原発集会のための荷造り。退職者会の小旗、参加者名簿のほか、天気が午後からは急変する可能性があるとのことなので、傘やザックカバーもリュックの中へ。
  しかし着るものが悩みである。正午には16℃、16時には10℃以下になるらしい。渋谷駅近くで打ち上げをする予定にしている。店を出るときはさらに低くなっていると思われる。

 


体のストレスと休肝日

2024年03月19日 13時52分07秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 午前中から昨日の退職者会の役員会・幹事会の書類の整理、ならびに決まった日程のスケジュール帳への転載、ならびに代々木公園での集会の参加者名簿の作成。ようやく業務は完了。
 本日は最高気温が12℃の予報で曇り空。
 ひと段落したので、これよりいつもの喫茶店まで出かけて、読書タイム。春は天気が変わりやすい。気温も乱高下で、昨日のお酒も少し残っている。読書よりもボーッとしていたい時間が欲しい。体のストレスがたまっているのかもしれない。本日は休肝日としよう。

 明日は春分の日、予報は16℃で晴れだが、午後からは雨模様ととなっている。もっとも降水量は1ミリ未満らしい。できれば降らないでもらいたいものである。