


先ほど「富嶽三十六景」の感想を少々記載した。読書で目が疲れているうえに、パソコンを使って書き込みをしたらさらに目が痛くなって、19時までぐっすり寝てしまった。夕食が出来て、起こされなかったらさらにもっと寝ていたかもしれない。
そして書き忘れたことがある。私は、この「富嶽三十六景」の最初の3作品、「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」「山下白雨」のうち「凱風快晴」「山下白雨」を見て、北斎は絶対に5合目以上、多分7合目くらいまでは自分で登った経験があるのではないか、と考えてきた。今でもそう思っている。
富士山の画面をみると大沢崩れなどをみると赤い部分や、黒い部分があり、荒れた山肌が圧巻である。これを見ないと「凱風快晴」「山下白雨」なとのあの色合いは思いもつかないのではないか。低い地点からだけ見たのではあの色合い、強い色調は見落とししてしまう、と思う。
さらに、かなり高いところまで登らないと、「山下白雨」の雨雲のようすや雷光を見おろす視点は獲得できないと思う。いくら北斎のわれわれの想像を超える「目」があったとしても、高所から見下ろす視点と見上げる視点をあのように合成した構図の作品は出来ないのではないか、とも思う。
そんなことを書き忘れた。
夕食は玉ねぎを丸ごとコンソメスープで煮込んだスープとお粥、小松菜・油揚げの煮物、シシャモ、サラダ。この玉ねぎのスープは簡単であるが、私の好物なので嬉しい。とろとろになった新玉ねぎが体を温めてくれる。薄味で玉ねぎの味わいがわかる方がいい。これにベーコンの小さく刻んだものやチーズを載せてもおいしいが、何も加えないものもまたいい。こういうものを用意してもらえるのはとても嬉しい。
咳がくるしい。明日は10時から講座がある。是非出席したい。