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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

仕事の創造性と継続性

2019年03月07日 23時01分51秒 | 読書
 いくつかのメールと書類に目をとおしているうちに寝てしまった。1時間ほどだったろうか。これ以上無理をしても頭に入ってこないので、本日の作業は中止。無理は禁物、というのをよりどころにして逃げ口上。

 明日の午後は病院、夕方から若干の用件で外出。午前中と夜にたまった仕事を片付けるつもりである。ひとつひとつ頭の中を整理しないと前に進まなくなっている。やはり現役を離れると処理能力が低下するような気分になる。
 現役時代は目の前の仕事の処理に追われて、全体の結末などに関わる暇もなく次のことに精力を注がなくてはいけない場合もある。しかし本来仕事というのは、目の前の処理ばかりに関わるのではいい仕事は出来ない。発端から結末まで、方針から総括まで、全体を見通せるような蓄積をすることが将来につながる。それを許さない現在の仕事の在り方というのは、いかがなものであろうか。いつもそのことが頭に去来する。
 公務についても最近とても心配している。目の前の処理能力だけが求められるようだ。これではいい仕事にはつながらない。仕事の改善、創造性という面でも、その芽を摘んでいるのではないか、と老婆心ながら心配している。仕事をこなす以前から評論家的にその仕事・作業の評価をする前に、共同の作業をしながら仕事の全体の目配り、気配りができるような人材育成が果たしてできているのだろうか。極めて否定的ではないだろうか。
 仕事というのは、効率性ばかりではなく、共同作業をこなす人材育成などの総合的な評価がいつも求められる。人と人との関係を抜きにしては「労働」を語ることはできない。そこに自覚的な社会が求められている。創造性と継続性、世代間の敬称‥、そこを大切にしたいものである。


病気自慢の居酒屋談義

2019年03月07日 21時58分03秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 明日は久しぶりに晴れの予報である。最高気温の予報は13℃と本日よりも2℃ほど高い。だが、北の風が強く寒く感じるようだ。

 午後の所用が予定通りの時間で終わったものの、17時から、近くの居酒屋で軽く飲み会をしようという提案があり、結局家に戻ったのが20時過ぎ。情けないことに誘惑に弱い性格である。みんな病気自慢をしながらたくさん飲んでいる。

 この元気があれば本来は病気にはならないはずなのだが‥。


本日も雨

2019年03月07日 11時20分58秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 日よりも明るい感じもしないではないが、すっきりしない空である。明け方一時止んでいた雨だが、弱い雨がふたたび降り始めた。午後からは所用が出来て出かけるが、この雨ではウォーキングはなしの予定。

 先月とは違って雨ばかりの日が続く。菜種梅雨は3月下旬から4月上旬に見られる現象である。今年は少し早めなのだろうか。この雨が春をもたらすのだが、もう少し暖かい気温だったのではないか。

 昨日は「啓蟄」であった。「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)日である。同時に春分の前日の20日までの期間をさす語でもある。

★啓蟄のゆふべや人はちりぢりに     加藤楸邨
★啓蟄やひとの行方ものた焦土      加藤楸邨


 いづれも東京での空襲体験にもとづいた「火の記憶」所収。第2句は1945年4月15日22時頃のB29の二百四機による空襲体験に基づく。第1句はその前日の句。友人が次々と疎開地へと去るも楸邨は「東京を去りがたし」と残ることにしているが、その翌日の空襲で自宅は焼け残るが、自宅周りは焦土と化す。


 3月11日は東日本大震災から8年目の日。8年前は東北地方は雪が降っており、寒い日であったと聞く。当時の関東地方はどんな気温だったか、記憶にない。雨は降ったていなかったことは確かである。地震発生時に仕事で外歩きをしていたし、夜も傘を差さずに家まで歩いて帰った。横浜の気温はそれほど低くなかったと思う。