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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ジンチョウゲの花とかおり

2019年03月06日 23時25分38秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 時間雨量5ミリ未満の雨であるが、本降りである。雨の区域は神奈川県・東京都・千葉県・山梨県全県と、埼玉県のほとんどを覆っている。
 先ほどウォーキングに出かけようとしたらすでに降り始めていた。やむなく夜のウォーキングは断念。

 昼間、帰宅途中で住宅地でジンチョウゲの花が咲いているのに気がついた。むかしは花を見つける前に匂いがして、それから花を探すのが当たり前だった。甘く強い匂いは、鼻がきかなくなってしまった今でも記憶にある。沈香(じんこう)と丁子の両方の香りを持つことからつけられた名とも、香りが沈香で、花の形が丁子形に由来するともいわれているとのこと。
 匂いというものは、意外と記憶をしているものなのかな、と思う昨今である。そしてジンチョウゲは花のかたちや色合いよりも、その匂いで人々を魅了する。

★沈丁の坂開港のむかしより       宮津昭彦
★沈丁は咲きあふれをり米は来ず     加藤楸邨


 第2句、「屋哭」所収。1947年の作品のようだ。戦後の混乱期、配給のお米を手に入れることすら困難な時代であった。人びと空腹を抱え、この花の匂いで気を紛らせていたのか。
  

雨が降り出しそう

2019年03月06日 20時28分07秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 午後出かけようとしたときに少しパラパラと雨が降ってきた。傘を用心のためにリュックにしまって出かけた。しかしそれ以降は雨は降らなかった。夜のほうが降水確率が高いので、これから降る可能性はある。夜のウォーキングは断念しなくてはいけないかもしれない。

 組合の会館を往復、いくつかのチラシをもらい、再来月の退職者会ニュースのネタに利用できるものがないか探している。さまざまな行動や予定で記事はいつも目いっぱいだが、時にはじっくり読んでもらいたいような記事も掲載したいものである。本当は退職者会なのでけんこう特集や、病気の知識などの特集も汲みたいと思っている。しかし記事を詰め込んで小さな活字では誰も読まなくなる。
 痛しかゆし、と言ったところである。

 横浜市域の南部ではもう降っている。
 

木の芽

2019年03月06日 12時14分12秒 | 俳句・短歌・詩等関連
朝からどんよりと曇り、鬱陶しい気分になる天気である。雨が降り出してもおかしくない。気温は12℃近くにあがっているようで、昏い割に暖かく感じる。

 本日は午後から出かけて夕方には帰宅予定。明日の午後に用件が入ってしまった。

 明日の夜以降は団地の会議の資料作り、11日以降、今月いっぱいは退職者会の会議の資料作りと併行処理が続く。これが一番はかどらないパターンだ。一週間交互にどちらかの仕事に専念できれば、何とか処理できるのだが、年度の切り替え時期なので致し方ない。
 団地の中の樹木も春になって芽吹きの準備がすっかり整っている。

★ひとは征きわれ隠岐にありつばくらめ  加藤楸邨
★隠岐やいま木の芽をかこむ怒涛かな   加藤楸邨


 「雪後の天」は1943年刊の句集。1941年に隠岐を訪れたときの句がならぶ。後鳥羽院の火葬塚で読んだ句もならんでいる。その中から2句。歳時記の「木の芽」の項に第二句が掲載されていた。隠岐にはいつか行きたいと念願している。新古今集を抱えて歩き回るのもまた一興である。春の怒涛が聞こえてきそうな第2句である。