Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

昨晩は梅雨のような湿気

2017年05月29日 23時47分51秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 23時前に約40分、5000歩ほどのウォーキングに出かけた。昼間のようにからっとした風を期待していたが、湿気の多い風だった。梅雨時のような感じで、汗が乾かずに肌にじとっと貼り付いたままの気持ちの悪さであった。
 14時半の横浜の湿度は45パーセントと表示されているのだが、今はもっと高かったように思う。
 そろそろ紫陽花も咲きはじめ、梅雨入り間近かである。横浜の梅雨入りは例年6月の第1週くらいであるから、もう来週にも梅雨入りとなってもおかしくない。7月下旬までの1か月半近くで梅雨明けとなる。
 今年の梅雨はどんなふうなのだろうか。被害が出ないような梅雨であってほしい。

★水郷の水の暗さも梅雨に入る     井沢正江

 陽射しがないからだけではなく、梅雨に入ると川の水も、池も湖も、暗く沈んだ色になる。水が重みを増し、さざなみも減って粘性が高くなったかのようにまったりとする。

明日は市民病院

2017年05月29日 22時08分26秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 明日は昼前に市民病院で肺のCTの診断結果を聴きに行くことになっている。11日にレントゲン写真を見て、特に心配はないといわれていたし、その後急ぎで来いとの連絡もないので、問題はないと思われる。
 11時の予約だが、10時半に受付をしてもお昼をまわってから呼ばれるような予感がしている。

 一応4週間分出された痰と咳を抑える薬が効いているのか、一時期よりはずっと痰は少なくなった。それでも朝などは少し絡む。

 明日の帰途は市民病院から横浜駅まで歩いてみるのも楽しそうである。バス通りを行くのではなく、住宅街を通り抜けて行くことを考えている。地図をもって遠回りしてみたい。といっても距離にして4~5キロ位だろうか。ただし陽射しは強く暑そうである。

加藤楸邨「雪後の天」より

2017年05月29日 20時51分30秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 加藤楸邨の「雪後の天」より
★痩せはてし写真の祖母や蛍籠 「17年抄」の「夢と鯵」から
★蛍籠軍歌さくさくさくさくと      同上
★明易き葉がささげたる青蛙       同上
★鯵くふや夜はうごかぬ雲ばかり     同上

 初夏の句を探していたら、加藤楸邨の句集にこの4句があった。昭和17年というとミッドウェー海戦が6月初旬であるから、ちょうどその自分の句であろう。国内では軍や政府の発表で戦勝気分であったようだが、実際はこののち敗戦に向かっていく。
 第1句、老い、病、などで痩せた祖母の写真が飾ってあるのであろう。そして蛍籠の取り合わせは、作者の思い出の中にある祖母との交流の場面に生きているのであろう。それが戦争という厳しい状況の中でいとおしく迫って来る、というのであろうか。
 第2句、蛍籠と軍歌、この取り合わせがわかりにくい。軍歌さくさく、というのも今の私たちにはよく理解できない。多分戦意高揚のために街中に流され、そこここから溢れている様と、蛍を大切に蛍籠に入れて喜んでいる子等の明るい声が対比されているのかと想像はしている。
 第3句も私にはわかりにくかった。戦争の影はどこにも見当たらないと思うが、「葉がささげたる」がわからないでいる。初夏の頃の葉の先に小さな青蛙が載って、葉を押し下げているのを明け方に発見したのだろうか。ただし露時の明け方の湿気の多い朝の大気を思い出してみるのもいいかもしれない。
 第4句、鯵の美味しい季節である。この初夏の晴れる日の多い時期、夜の空に浮かぶ雲も、透明度の高い夜の空に雲の白がとても映える。この雲の美しさをちゃぶ台に前に座って夕食を摂る家族を配することでの効果というものが何となく想像できる。


ベートーベン「ピアノ協奏曲第5番《皇帝》」

2017年05月29日 10時33分06秒 | 読書


 昨晩は寝汗をたくさんかいた。寝間着の上衣と枕が汗で濡れていた。両肩が重かった。朝6時ころに、濡れて着心地が悪いので、寝る前に来ていたTシャツに着替えて、枕には乾いたタオルをかけて再度寝た。
 いつものとおり8時頃に再度目が覚めた時は、気分は上々。重さを感じていた両肩も軽快であった。いつものことながら夢はまったく記憶にない。熱が出ていたわけでもなさそう。
ストレスによる自律神経の乱れ、肺結核、甲状腺機能亢進症、風邪とうとういろいろ考えられるそうだが、一晩だけなのであまり心配はしないでおこう。続くようなら手立てが必要ということなのだろう。

 昨日はベートーベンのピアノトリオ「大公」を聴いていたので、本日はベートーベンのピアノ協奏曲「皇帝」。ピアノはアシュケナージ、ズービン・メータ指揮のウィーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏である。録音は1983年。
 この曲は「大公」の2年前に作られている。ナポレオン軍のウィーン攻撃のころに作られたという。曲は「大公」と同じくルドルフ大公に献呈されている。
 私はこのピアノ協奏曲を聴くたびに、特に「大公」との比較から、ベートーベンの曲は管弦楽という大規模編成の曲よりも室内楽の方が私の好みである、ということを実感する。
 第1楽章、軽快でピアノとオーケストラとのバランスもいい曲なのだが、他の管弦楽曲と同様どこか軍隊調に感じる。
 どうも私はベートーベンの良き鑑賞者にはなれそうない。