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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

私には、やはり髭は煩わしい

2015年11月22日 23時34分43秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 寝る前に今伸ばしている髭の長さをはかってみた。最大のもので12ミリほどあった。伸ばし始めて本日で25日目であるので、平均すると1日当たり0.48ミリ伸びたことになる。今月末には剃るつもりでいるので、単純計算するとその頃には最大で16ミリ位にはなる。
 髭を伸ばしてみて気づいた点をいくつか。
 まずは私の髭はとても品があるとは思えない。ハリネズミのように四方に伸びていく。三国志の関羽のような髭にはならず、張飛の髭といわれるような髭である。次に髭を延ばすと洗顔が結構大変である。髭は埃を吸い寄せるようで汚れが気になる。毎日念を入れて洗うのはとてもずぼらな私には面倒くさい。その上、風が吹くと髭が風に動いて皮膚が何やらムズムズする。これは慣れで解消するかもしれないが、慣れるまでは気になる。最後に頬骨に生える髭が伸びると視界を妨げる。唇の周囲の手入れを怠るとものを食べるときに汚らしく見える。
 やはり髭は私には似合わず、そして煩わしいものであることを体感した。来週剃る前に写真に撮っておくことにした。

久しぶりにチェロの音色

2015年11月22日 21時11分23秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 NHKのFMで先ほどまで久しぶりにドボルザークのチェロソナタ作品104を聴いた。東京フィル、小林研一郎指揮、チェロは上野道明。アンコールとしてバッハの無伴奏チェロ組曲の第3番からブーレ。
 チェロの厚味のある心地よい音を堪能できた。若いチェロ奏者という紹介であったが確かにいい音色であったと思う。

 昼間横浜ユーラシア文化館に出向いた後、再び歩いて家まで帰って先ほど感想をアップし終えた。
 結局本日の歩数は2万2500歩ほど。昨日と同じくらいになった。往復を昨日よりは早めに歩いたので、運動量としては本日の方が多いと思う。朝に日本大通りにある横浜ユーラシア文化館の展示を見るために出かけた時よりも昼食後の帰りの方が風も出てきて寒いような気がした。
 横浜の最高気温は13時18分に記録した16.2℃。これは平年よりは0.7℃高いとのことである。風は17時に5.6メートルの最大風速であったらしい。
 これまでが暖かったから余計寒いと感じたのかもしれない。もう11月の中旬である。暖かいという方がおかしいのである。

 明日は特に予定はない。これまでの講座の資料の整理と、退職者会のホームページの記事のアップをひとつ、その後は読書タイムとする予定である。
 CDは何を聴こうか悩んでいた。今思い浮かんでいるのが、ブラームスのピアノ協奏曲題1番と題2番、シベリウスのヴァイオリン協奏曲。明日になったらまた気分は変わるかもしれないが、取りあえずCDをわが部屋に持ってきておこうと思う。



「岩に刻まれた古代美術」(横浜ユーラシア文化館)

2015年11月22日 16時34分11秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 横浜ユーラシア文化館で「岩に刻まれた古代美術-アムール河の少数民族の聖地シカチ・アリャン」という企画展を見てきた。11時からの学芸員による45分のギャラリートークを聞いてからさらに1時間ほどじっくりと展示を見て回った。
 展示内容は、アムール河下流のロシア連邦ハバロフスク地方の村シカチ・アリャンにある今から1万2000年前とも云われる岩面画の写真と拓本と、この村に住む先住民族ナナイの人々の伝承と生活の2つの部門から成り立っている。
 岩面画は近くの遺跡が1万2000年前のものということから推定している年代であるらしいが、この遺跡を営んだ人々がつくったかどうかははっきりしない。さらにその後に描かれた可能性も否定はできないらしい。
 またナナイ族がここに居住するようになって400年位という推定があり、岩面画とナナイ族を直接に結びつけるものはないらしい。
 ただしナナイの人々は岩面画に独特の意味と解釈を与え聖なる遺物としてこれらを守り続けているらしい。ナナイの人々が後から加えた岩面画もあるかもしれないと推定される。図像の解析や解釈は私たちの想像力を大いに刺激してくれる。
 岩面画とナナイ族の天地創造神話などもごく一部だが紹介されていて、興味深いものがある。またナナイ族の鮭・鱒漁による生活のあり方、衣食住なども興味深く見ることができた。特に見どころは、ナナイ族の美しい布と衣服である。鮭の皮で作られた衣服、あるいは糸は中国の中原等からもたらされたらしいが美しい紋様におられた婚礼衣装や布製品には目を瞠るものがある。さらに白樺の樹皮で作られた器などの工芸品も美しい。また鮭の皮が靴に細工されるなど強靭なものとは知らなかった。
 ナナイの天地創造神話に出てくる射日神話と中国の射日神話の類似性、生命樹・太陽樹などの神話、衣服などに着けられる紋様のアイヌとの類似性など刺激ある展示であった。