本日はベートーベンのバイオリン協奏曲をお気に入り、というより私の宝物のヨゼフ・スークのソロ、フランツ・コンヴィチュニー指揮、チェコフィルで静かな夜を迎えている。
この曲の魅力はいろいろある。最初のティパニーの4つの静かな連打から始まり、バイオリンのソロが始まるまでの緊張から、フィナーレの最後の音まで、数え上げたらきりが無い。
1962年の録音だから、コンヴィチュニーが61歳で亡くなる年、スークは33歳という若さの演奏である。
コンヴィチュニーはスークと同じチェコ出身のバイオリニストであったためだろうか、この曲でもスークのバイオリンの音色を際立たせているように思う。特に第二楽章のバイオリンの美しい響きとそれを支える微妙な音量の変化に心を砕いているように思える。
第二楽章から第三楽章に続く部分は少々盛り上がりに欠けるが、私はそれほどの劇的な盛り上がりというのが好みではないので、それも気に入ったところではある。確かに第三楽章は他の演奏家の演奏に比べれば物足りないかもしれない。その分、曲の構成がわかりやすいのがいい。
好きな演奏は何でも好みの演奏家の手柄に見えるものだが、どうだろう。
この曲の魅力はいろいろある。最初のティパニーの4つの静かな連打から始まり、バイオリンのソロが始まるまでの緊張から、フィナーレの最後の音まで、数え上げたらきりが無い。
1962年の録音だから、コンヴィチュニーが61歳で亡くなる年、スークは33歳という若さの演奏である。
コンヴィチュニーはスークと同じチェコ出身のバイオリニストであったためだろうか、この曲でもスークのバイオリンの音色を際立たせているように思う。特に第二楽章のバイオリンの美しい響きとそれを支える微妙な音量の変化に心を砕いているように思える。
第二楽章から第三楽章に続く部分は少々盛り上がりに欠けるが、私はそれほどの劇的な盛り上がりというのが好みではないので、それも気に入ったところではある。確かに第三楽章は他の演奏家の演奏に比べれば物足りないかもしれない。その分、曲の構成がわかりやすいのがいい。
好きな演奏は何でも好みの演奏家の手柄に見えるものだが、どうだろう。