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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ベートーベンバイオリン協奏曲

2010年06月12日 22時02分35秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 本日はベートーベンのバイオリン協奏曲をお気に入り、というより私の宝物のヨゼフ・スークのソロ、フランツ・コンヴィチュニー指揮、チェコフィルで静かな夜を迎えている。
 この曲の魅力はいろいろある。最初のティパニーの4つの静かな連打から始まり、バイオリンのソロが始まるまでの緊張から、フィナーレの最後の音まで、数え上げたらきりが無い。
 1962年の録音だから、コンヴィチュニーが61歳で亡くなる年、スークは33歳という若さの演奏である。
 コンヴィチュニーはスークと同じチェコ出身のバイオリニストであったためだろうか、この曲でもスークのバイオリンの音色を際立たせているように思う。特に第二楽章のバイオリンの美しい響きとそれを支える微妙な音量の変化に心を砕いているように思える。
 第二楽章から第三楽章に続く部分は少々盛り上がりに欠けるが、私はそれほどの劇的な盛り上がりというのが好みではないので、それも気に入ったところではある。確かに第三楽章は他の演奏家の演奏に比べれば物足りないかもしれない。その分、曲の構成がわかりやすいのがいい。
 好きな演奏は何でも好みの演奏家の手柄に見えるものだが、どうだろう。

きり絵「ふるさと福島」から(8)二本松のちょうちん祭り(きり絵さとうてるえ)

2010年06月12日 15時08分45秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
二本松のちょうちん祭り


以下、二本松市のホームページから要約
★提灯祭りの由来 約360年前丹羽光重が二本松城主として入部、二本松神社をまつり領民なら誰でも自由に参拝できるようにしたのが、祭の始まり。
★現在の祭り 現在は10月4・5・6日の3日間が祭礼日。見どころは4日の宵祭り、午後5時に7町内の太鼓台が市内の中心部に集合、二本松神社の御神火で一斉に提灯に火をともす。1台300余の提灯をつけ7台の太鼓台が祭り囃子に合わせ市内を練り歩く。太鼓台は若連のかけ声とお囃子を奏し、市内を練り歩く。夜空を焦がして移動する3千もの提灯は壮観。しかも夜間全ての町内が揃うのはこの日だけ。
 例大祭の最も重要な行事「神輿渡御」が行われるのが5日の本祭り。7町合同引き廻し2日目は午前8時半頃駅前を出発し午後3時頃まで。その後神社で神輿の宮入、夜は各町内に戻った太鼓台が再び提灯を点けて字内を練り歩く。
 後祭りがまつりの最終日。昼はそれぞれの字内を引き廻し、夜は4町と3町のふたつに分かれ、合同引き廻し。ひととおり廻った後も、名残り惜しさでお囃子は止まず、満天の空に鳴り響く。

●提灯の数 各字で異なるが、1台約300個。提灯には字名が入り一目でわかる。上り坂など太鼓台の揺れが激しいと、提灯が燃えることもある。これらはすべて市内の提灯屋で作られる。
●囃子方 太鼓台に乗り込む囃子方は大太鼓1名、小太鼓3名(字によっては堤1名)、笛3~5名、鉦1名等。大太鼓と笛は若連が、小太鼓と鉦は最前列に座る子若が担当。お囃子は字ごとに特徴があり、7字に残るすべての曲が、県の重要無形民俗文化財指定。
●車輪(ワッパ)  木製の車輪はハンドル操作ができず、4輪のうち1点を軸にして曲がるので、方向転換は大変。曲がり方も各字に特徴がある。
●すぎなり 各字で若干違うものの高さは地上11~11.5mで可動式。竹を割って作られた先端部には8個の提灯が下がる。
●屋根係 屋根の上に登り、主に「すぎなり」の操作をする。電線などの監視のほか、高所のローソク取り替えも重要な仕事。時に屋根から身を乗り出し、威勢の良い掛け声で祭りを盛り上げる。
●ローソク ローソクはタバコ程度の長さで取り替える。一晩で太鼓台1台当たり1,500本以上。使用済ローソクは、外に捨てず提灯の中に入れたまま。ローソクを取り替える若連の手際が見どころ。
●運行係 各字により役職名は多少異なるが、引き廻しの指令役で、運行の全責任を担う。太鼓台の前でいつも後ろ向きに歩き、拍子木の音とポーズで全若連の動きを統率し、出発・停止・進行方向の指示を出す。