Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

きり絵「ふるさと福島」から(11)福島県立美術館(きり絵さとうてるえ)

2010年06月22日 22時29分46秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
福島県立美術館


 1984年7月開館のこの美術館、まず建物の屋根の形にビックリする。その次に広い水をためた景観が人をひきつける。旧建設省の公共建築百選にも入れられている。デザインもまた信夫山を背景とした立地も惹かれる。
 私が訪れたのは梅雨の晴間の暑い時節で、さとうてるえさんの案内であった。美術館は信夫山の緑に映えて、美しかった。しかしまだ私には絵の知識も極めて少なかった。
 版画家齋藤清の墨画と版画のコレクションが有名なのに、その名も知らなかった。雪国の情景の版画がいくつか印象に残っているだけだ。もったいないことをした。
 そのほか、印象に残っているのは、カミーユ・ピサロ「エラニーの菜園」、松本竣介「駅」。後者もその名も知らなかった。今ネットで検索して、1942年の作であることを知った。「生きている画家」とは違い明るい青い空が印象的な絵。これももう一度見たい。
 カミーユ・ピサロは知っていて見ていてうれしかった。
 今度行くときはもっと時間をかけてじっくりと鑑賞したい。

昨日の購入&鑑賞

2010年06月22日 10時54分41秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
バッハ ブランデンブルグ協奏曲(全6曲)
ルドルフ・バウムガルトナー指揮、ルツェルン弦楽合奏団、1978年

 1575円に惹かれて、1984年の再発売品を購入。早速5番、6番、1番から4番の順聞いた。40年以上前に何回となく聞いたものの、その後40年も聞いていなかったが、実に懐かしく耳に入ってきた。
 昔のイ・ムジチ(多分)主体のものより明るく華やかに聞こえた。テンポはゆったり目とのことだが、ヨゼフスークのバイオリン、ビオラというのがうれしい。こんなにも華やかなバイオリンだったのかな、と認識を新たにした。ただし、多分再生装置やレコードからCDへの変更のためということもあるだろうが‥。
 そして第2番のトランペットの華やかさにも驚いた。トランペットはギィ・トゥーロンという初めての演奏家。フルートは、オーレル・ニコレ、チェンバロはクリスティアーヌ・ジャコテ。全体に記憶よりも華やかだったのだが、ことにこの2番は最初自分の耳を疑った。 5番ではバイオリンが前面に出てチェンバロの音が後景に退いてしまったような気もしたが‥。でも悪い印象はない。というより好みだ。