ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

昨今はやりのフラットデザインって

2013年09月24日 | IT全般

新しいiPhoneが発売され、iOSも7にアップグレードされました。
そこで初めてフラットデザインなるものを知りました。これが今、IT業界では流行なのだそうです。
そう言えば、Windows8のぺらっとしたタイル上のメニュー画面もこれだったんです。余りにも不評で、来月あたり発売の8.1では元のデスクトップとスタートメニューの組み合わせに戻すそうですが。

これはiPadなどのタブレットでは、メニューが整然とタイルのように並べられていて、指で触りやすい大きさを確保して、また指でページをめくるという操作にあったデザインになっています。
これをPCにも採用しようとしたのがWindows8でした。画面をタッチパネルにしたものとそうでないものが混在したのも失敗だと思います。

さて、このフラットデザインですが、ただのメニューを並べただけではありません。
まず、アイコンとしてのフラットデザインを見ると、色は一色か二色で構成され、意匠も細い線で単純化されています。恐らく視認性を良くして、分かりやすいデザインなのだと思います。
これまでのタブレットのアイコンは、PCのアイコンに比べても、実写的で華美な印象が強くなりつつありました。リアルな素材感や、装飾的なイラスト、光の反射や影など、派手で都会的な印象というのでしょうか。それはアイコンだけでなく、アプリの画面内でもしっかりと作り込まれていました。

しかし、このような写真やイラストのデザインだと、一人で気軽にアプリを作りたいと思っていても写真の加工やイラストを掛けない者には、アイコンだけでもハードルの高さを感じていたのです。
そこに、このフラットデザイン。単純化された意匠は必要ですが、ドットをプチプチやっても作れそうなフラットデザインはありがたく感じます。

もちろん、アプリの内部では、使いやすさというデザインは必要です。しかし、背景を質感のある画像や絵で飾る必要もないので、そのまま単色で作り上げても違和感がなく、むしろOSと色調が融合できるというメリットが生まれました。
そうなんです。絵の描けないプログラマーからすると、実用性の強いデザインは生産性の向上だと感じる訳です。
デザインを切り詰めるときにもフラットデザインは大きな助けになります。画面に入力フィールドやボタンを配置するときに、それらオブジェクトに影や段差があると位置を揃えないと違和感が大きいのですが、タイルだと意外とずれが目立ちません。また、ギリギリにオブジェクトを配置しても境目を気にしなくて済みます。
そういう意味では、レイアウトとしてのデザインの自由度は上がっているとも言えます。

フラットデザインが流行ってる間に、何かアプリを作っておきたいなと思うのであります。


iPhone5をiOS7にして気づいたこと

2013年09月20日 | MacOS/iOS

前からあったかも知れませんが、昨日、iOS7にしてから気づいたことを書き残しておきます。

●コントロールセンター

新たに備わったコントロールセンターは、画面の下部から上にフリックすると出てくる画面です。
このコントロールセンターはロック画面やアプリ内の画面でも呼び出すことができます。これらは設定で変更可能です。
設定>コントロールセンター>ロック画面でのアクセス or App内でのアクセス。

コントロールセンターでできる機能は次の通りです。
・機内モード、Wi-Fi、Bluetooth、おやすみモード、画面の回転ロック(消音と切り替え)のオン・オフ。
・画面の明るさ調整、ミュージックのコントロールや音量調整、AirDropの設定。
・懐中電灯、タイマー、電卓、カメラのアプリを起動。

●Appの自動アップデート

アプリの自動アップデートが可能になりました。アップデートされたアプリの名前の前に●が付いています。起動すると●は消えます。
設定方法は、設定>iTunes & App Store>自動ダウンロード内のアップデートをオンにします。

●着信拒否

iPhone5の着信履歴から詳細(i)を開くと、情報ページの下に「この発信者を着信拒否」という項目があります。連絡先とは連動せず、電話番号だけで設定できます。
解除も同じ画面でできますが、履歴がなくなることもありますので、設定から解除します。
設定>電話>着信拒否設定、拒否設定してる電話番号が一覧で出ていますので、編集で解除するか、左にフリックして解除します。

 ●AirDrop

AirDropを使うと対応端末同士でデータの転送が可能です。

iPhone4SやiPad(3代目)ではできませんでしたが、iPhone5とiPod touch(5代目)でできました。
送信したい側のAirDropを起動すると近くの対応端末が表示されます。事前に全ての端末か、連絡先にある端末か、使用しないかを選んでおきます。
設定方法は、コントロールセンターを開き、AirDropをタップすると、オフ、連絡先のみ、全員の切り替えができます。

写真を送りたい場合、写真を開いて共有アイコンを押します。対応端末が近くにあるとAirDropの所に連絡先で設定した写真が表示されます。相手を選ぶと、相手の端末に受け入れの許可を求めて来ますので、そちらで許可すると受信されます。

他には、Safari、連絡先、メモ、ボイスメモ、マップが対応していました。

補足:お互いの連絡先データを交換した後、「連絡先のみ」に切り替えてAirDropを試してみましたが、片方は見えて、他方からは見えないという状況がありました。メールアドレスの交換だけでは対応できないようです。

●メール

メールのタイトルを一覧表示させて、左へフリックすると「その他」「ゴミ箱」のボタンが表示されます。
その他の中に、「返信」「転送」「フラグ」「未開封にする」「”迷惑メール”に移動」や「メッセージを移動」があります。
IMAPでメールを受信している場合、ゴミ箱へ移動しようとすると移動できないというメッセージが出ます。一旦リストから消えますが、更新されると復活します。「”迷惑メール”に移動」を選んだ場合、メッセージは出ませんが、消えたメールが復活するのは同じです。

●FaceTime

iOS7からビデオ通話に加え、音声通話(画像なし)が選べるようになりました。連絡先からは、どちらかのアイコンをタップします。
また、通話中にホームボタンを押して、バックグラウンドで通話を続けながら他のアプリを起動させることができました。このとき、相手に自分の画像は届きません。
消音ボタンは、こちらの声を相手に届けない機能で、先方の声は聞こえます。

補足:使用中の画面を相手に送ることができたら、お互いに画面を見せながら操作の説明などできて便利なのに。

●追加情報

CNET Japan:「iOS 7」、ロック画面の脆弱性が早速発見される

Gigazine:iOS 7は3G・4G通信とWi-Fiなどを同時使用して回線速度を安定させる「MPTCP(マルチパスTCP)」に対応していることが判明

Wired:iOS 7の新機能とデザイン:iOS 6と比較

ライフハッカー:iOS 7で「必要ない / 不便」という声が多そうな機能6選(と、その設定を変更する方法)

CNET Japan:デザインを一新した「iOS 7」--新しい機能やアプリをレビュー(前編)

CNET Japan:デザインを一新した「iOS 7」--新しい機能やアプリをレビュー(後編)

ライフハッカー:Appleが教えてくれない!? iOS 7の便利な隠し機能10選

INTERNET Watch:「iOS 7.0.2」公開、ロック画面回避の不具合を修正

Gigazin:iOS7の隠れキラーコンテンツとなる近距離無線通信「iBeacon」とは?

●その他、iPhoneの覚書

緊急電話は、110(警察)、119(消防)、118(海難救助)の3つがダイヤル可能。

 


AppleIDの使い方まとめ

2013年09月13日 | MacOS/iOS

iTunes Storeで映画や音楽を買うとき、また、App Storeを使ってiPhoneやiPadにアプリを入れる時、有料コンテンツを購入するには必ずAppleIDが必要です。
元々はアップルユーザーとして登録する際に必要なアカウントでしたが、今では有料コンテンツの決済に欠かせないものになっています。

そんなAppleIDですが、実は複数のIDを機能毎に使い分けたり、また、別々の端末に同じIDを使うこともできます。
AppleIDはとても柔軟な使い方に対応していますので、色々と紹介してみたいと思います。

1.ユーザー登録

アップル製品を購入するとユーザー登録を求められ、AppleIDを作ります。
その際にアカウントとしてメールアドレスを一つ登録し、パスワード(大文字と小文字の英文字と数字がそれぞれ入っていること)と、セキュリティのための質問を3つ選んでその答えを登録します。もちろん、生年月日や住所等の連絡先も入力します。

一つのAppleIDに、メールアドレスを複数登録することができるようになっています。ただし、AppleIDとして機能するのは一つだけです。
パスワードを忘れた時は、AppleIDを入力することでリセットを行うことが出来ます。その時に、登録したメールアドレスにリセット用のURLが記載されたメールが届きます。
セキュリティの質問を忘れた場合は、AppleIDの管理画面に入ってから「パスワードとセキュリティ」のページに移動して、リセットメールを送信します。

参照:https://appleid.apple.com/

AppleIDはメールアドレスがあれば複数作ることができますので、一人で複数のAppleIDを所有して、サービス毎に変更することができます。
後ほど詳しく説明しますが、家族で共有するIDを作ったり、複数の機器をまとめるIDを作ることができるのです。

2.iTunes Store/App Store

アップルにユーザー登録をして、iTuens StoreやApp Storeを利用するために一つのAppleIDが必要です。
クレジットカードを登録しておくと、自動的に決済に使われますが、登録しない(後で削除)で、iTunesカードで料金をチャージ(事前入金)して置くこともできます。
クレジットカードとiTunesカードは併用することが可能で、チャージしておくと先にそこから使用されます。カードをプレゼントされたら優先的に使うことになるのです。
また、App Storeでカードに記載されるコードだけを購入することができますので、メールでプレゼントとして送ることができます。

参照:http://www.apple.com/jp/itunes/gifts/

3.家族でアプリを共有する

数人の家族でそれぞれにAppleIDを利用することができますが、一つのAppleIDを共有して使うことができます。また、一台のiPhone/iPadで複数のAppleIDを使うこともできます。

一人でiPhoneとiPadを持っている場合、それぞれに同じAppleIDを用意します。App Storeであれば、両方に同じアプリを入れることが出来ますし、iCloudでは大事なデータを同期させて同じ内容にすることができます。
App Storeは購入したアプリを再度ダウンロードするだけでなく、同じAppleIDを持つ端末にもダウンロードしてアプリを使うことができます。端末の数に制限はありません。

三人の家族でそれぞれにiPhoneを所有している場合、App Storeには同じAppleIDを設定します。しかし、iCloudに同じAppleIDを設定してしまっては困ります。連絡先やメモなどのデータが同期して一緒になってしまうからです。
プライバシーとして分けたい部分には個別のAppleIDを設定し、共有するのはApp Storeくらいにして置いた方が良いでしょう。こうしておけば、誰かが買ったアプリはみんなで共有することができます。また、パスワードを一人が管理することで、誰かが勝手にアプリを購入することも防ぐことが出来ます。

App Storeでは、一つの端末で複数のAppleIDを使うこともできます。
家族で共有したアプリを購入しても、iBooksでは別々の本を買いたいということもあります。アプリの購入そのものがプライバシーに関わることもあります。
そこで、それらアプリや電子書籍を購入する前にAppleIDを切り換えます。App Storeのおすすめの一番下にあるAppleIDをタップするか、設定アプリのApp Storeの設定にあるAppleIDをタップしてサインアウトします。そして、改めてもう一つのAppleIDを入力します。

App Storeで複数のAppleIDを使って購入した場合、アプリのアップデート時に購入時のAppleIDが表示されパスワードを求めてきます。このときAppleIDを切り換えする必要はありません。

参照:Apple のサービスに Apple ID を使う

4.サービスでAppleIDを分ける

AppleIDが必要なサービスには、iTunes Store、App Store、iCloudなどがありますが、それぞれに異なるAppleIDを設定することが出来ます。
ただし、iTunes StoreとApp Storeについては一つの端末内では一つの設定になっており、iBooksも統合されています。

App Storeは、上記でも説明したとおり、個別のAppleIDと共有するAppleIDを混在させることが可能です。アプリを入れておきたい端末や、家族のプライバシーの切り分け状況に応じて使い分けると良いでしょう。

iCloudは、端末内のデータをバックアップして共有する機能です。そのため、使用者が違う家族の端末に同じAppleIDを設定してしまうと、連絡先(電話番号)やSafariのブックマーク、iWorksなどの対応アプリのデータが同期されて同じになります。
同じAppleIDを使って別々の端末にインストールしたアプリでも、iCloudのAppleIDが別であれば同期はしません。App StoreとiCloudのAppleIDが異なっても同期には支障はありません。

Find iPhoneは、当初は単独でAppleIDを設定できたのですが、現在はiCloudの中で機能をオン/オフするようになっています。
ただし、アプリの方は任意のAppleIDに切り換えることができますので、他人のiPhone/iPadを探すことも可能です。

これらの他に個別のAppleIDが使えるアプリには、FaceTime(アクティベート)、GameCenter、友達を探す、Remote(ホームシェアリング)があります。

iMessageは、AppleIDではなくメールアドレスを登録します。
同じアドレスを複数の端末に設定すると、それぞれに同じメッセージが表示されます。送信したメッセージも同様に表示されます。

5.iCloudからのリストア

iCloudについて、データのバックアップと同期という機能を既に紹介しました。
ここでは、リセットした端末にバックアップしたデータをリストア(元に戻す)する場合について解説します。

端末のバックアップについてはiTunesでも可能です。その際はiTunesのバックアップ設定で「自動的にバックアップ」の相手先を「iCloud」ではなく「このコンピュータ」に変更します。次に「手動でバックアップ」の項目にある「今すぐバックアップ」をクリックします。自動設定がiCloudのままで手動バックアップを実行してもアプリはバックアップされませんでした。
iTunesでのバックアップは、アプリをその時点の状態でコピーして残せるということです。旧バージョンのアプリを残して置きたい時や、リストアの時間を短縮するのに役立ちます。
iCloudでバックアップしたい場合は、設定をオンにして、端末を充電中にし、Wi-Fiが使える状態にします。この条件が揃えば自動的にバックアップします。iCloud対応アプリについては、データを更新して通信ができていたら同期が行われてます。

iPhone/iPadを買い換えた時、このバックアップからのリストアを行います。
購入後、初期設定の途中で、App StoreのAppleIDとiCloudのAppleIDを入力する画面が出て来ます。
ショップの店頭では、ダウンロードに時間がかかるため、そこはスキップして端末のアクティベーション(正規品としての認証)だけをしますので、自宅に戻ってから改めて設定することになります。
ここでの注意点は2つ。そのままでiCloudをオンにしただけでは同期をするだけになってしまい、アプリは元に戻りません。そして、リストアを行った場合は、アプリやデータは元に戻りますが、店頭で行った設定は消えてしまいます。
同じキャリア内でiPhoneの買い換えならば、メールの設定をバックアップからリストアしても問題はありません。しかし、NMPでキャリアが変わるとメールアドレスも変わるため、前の設定は使えません。メールのプロファイル設定を再度実行します。これはキャリア毎に違うため店頭でしっかりと手順を教えて貰いましょう。

リストアの手順ですが、先に端末をリセットして端末を初期状態に戻します。
端末を再起動させたら、初期設定の最初にWi-Fiを設定します。次に「iCloudバックアップで復元」を選択し、iCloudのAppleIDとパスワードを入力します。その後、リストアが始まるとApp StoreのAppleIDとパスワードを尋ねてきますので、これが済むと最新版のアプリが順次ダウンロードされて行きます。

参照:iPadの覚え書き(リセットとリストアの手順を書いてあります)

参照:人気ゲームアプリのセーブデータのバックアップ方法まとめ。新iPhone購入前に!(AppBank)