娘「ねぇ。パパ、抱きしめてよ」
私「嫌だ!」
娘「えぇ~?!じゃあ、ママと抱き合って!」
私「なんでや!」
娘「私見てるから」
勘弁してください。
外食の後、お風呂にて
娘「わたし太ってきたかな」
そう言って、お腹いっぱいになったことを後悔する娘。
私「まだ全然大丈夫やろ」
娘「パパは?」
今度は私の腹を覗き込むように見る。
娘「あっちゃ~」
私「し、失礼な!」
TVを見ていて
私「パンって木になるんやで」
娘「嘘や。それゴールデンウィークやろ!」
私「エイプリルフールな」
夜、布団に入った娘がいつの間にか、声を抑えて泣いていた。
どうしたのかと聞いてみても、鳴き声は大きくなるばかり。
理由をあれこれ尋ねてもどれも違うらしい。
ようやく落ち着いてからまた尋ねる。
私「言ってくれたら解決してあげるよ」
娘「無理だよ。もうきまっちゃったもん」
私「なにが?」
娘「やべっちいなくなっちゃった」
さっき見てたぐるないで矢部浩之が負けてクビになってしまったのだ。それで悲しくて泣いていたらしい。
私「大丈夫や。ちゃんと毎回出てくるから。ゲームには参加できないだけやから」
などと色々説明して落ち着くことができた。
いつも矢部を応援していたのでかなり悲しかったようだ。
お風呂に入る準備をしていると娘が半べそをかきながら服を脱いでいた。
私「どうしたんや?」
娘「なんでもない」
私「学校でなんかあったか?」
娘「う~ん、なんて言って良いのかわからへん」
私「学校楽しくないんか?」
娘「学校は楽しいけどなぁ。どうゆうたらええのかな」
私「・・・」
娘「もう終わったのにな。またな2の段と3の段やってんねん」
私「!」
娘「もう判ってるのに、またやってんねん」
どうやら授業が進まないことに不満があるらしい。
私「それは、もう教科書全部やってしまって、やることなくなったんちゃうか?」
娘「え、そうか!」
私「自分で不思議に思ったこととか先生に聞いたりとか、自分で勉強したいこと見つけても良いんちゃうか。でも、授業中はちゃんと先生の言うこと聞いとかなあかんで」
娘「あんな、足すと引くは仲間やけど、掛けるは何の仲間?」
私「何のって、掛けるは割ると反対やから、仲間やな」
娘「イコールって何?あれは何の仲間?」
私「イコールって=やろ?」
娘「ああ、それか」
私「これは2+5=7って書いて、右と左が同じってことや」
娘「あ、やったことある。7-2=5ってひっくり返したりしたわ」
私「そうそう、そういうことやな」
娘の表情が明るくなったので安心した。
でも、あんまり心配させることを言わない子なので、若干心配しています。