「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」を観る。
1961年のグリニッジ・ヴィレッジ周辺での話をデイヴ・ヴァン・ロンクの自伝を参考に作られた映画。
去年上京した際に知り合いから聞いていて観るのを忘れ、題名も忘れてしまっていたのだけど、先日お客さんが「この映画いいよ」と手渡してくれて、何となく見ていたら「あれっ、あれっ」となって、この映画だった事にすぐに気が付いた。
あくまでも創作映画であるが、「この人が演じる役は多分あの人がモデルになっているだろう」というのを連想しながら観ていて面白かった。ピーターバラカンがこの映画の解説で「コーエン兄弟は知っているとニヤニヤ楽しめるような作りが本当にうまいですよね。」というのもうなずける。
また久しぶりに「コカイン」でもやってみようか、いや、この言い方は誤解されるな。また久しぶりに「コカイン」という曲を歌ってみようか、だった。今やろうとするとどうなるか全くわからない。
1961年、この時代にもし僕が世に存在し、ニューヨークなどに住んでいたなら、この主人公の様にギター片手に日々知り合いの家をてんてんとする様な生活をしていたかもしれない。
とくに映画のストーリーについては書かないし、評論家の意見は賛否両論あるようだけれど、素直に面白かった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます