少太 BLOG

考える日々

ジュウガツザクラガ

2020-01-29 21:53:19 | 日記
おかしな時期に咲いている。

妻が撮った写真、を送ってくれた。
咲かない時期にジュウガツザクラが花開いている。

一月末でも雨、東北だけでなく今年は雪国はどこもそうらしい、これが温暖化の影響が大きいとするなら、来年、さらに再来年と続いていくとすると、生態系、遺伝的多様性などのバランスにより、数年、数十年で生物の何か大きな変化が起こり始めるかもしれない。


私は雪だるまを作りたい。
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ライヴです

2020-01-14 18:53:42 | 日記


2020年初ライヴです。

2/7(金) 鶴岡 南風酒場 jahmiin
【冬と夜長とアルペジオ】
open 18:00 start 21:00 charge ¥1000 (+ drink)
出演 Watanabeach! / 少太
山形県 鶴岡市 本町 1-4-13 板垣ビル 2FTEL 090-6458-4173
よろしくお願いします。
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短文

2020-01-11 01:51:57 | 日記


祖先。


先日村同士で問題が起こった、過去に例のないとても深刻な問題だ。

この村ではあらゆる争い事は リズムにあわせて、言葉で戦うしきたりになっており、それらで決着をつけ、和解する仕来たりになっている。

「ドン、ドン、ドン、オマエワーワタクシタチノームラニータチイリーワタクシタチノークマヲカリー、タチアワセターワタシラノワカモノニー、ドン、ドン、ドン、ヤリデキズヲーツケナスッター、ドン、ドン、ドン、イヤー、ワタシラノームラノークマガーニゲヨリー、ドン、ドン、ソチラノームラニースガタヲーアラワスモノダカラーソレヲオイヨリーツカマエヨウトシタトコロー、ドン、ドン、ミシラヌモノガーオッタモノデーオマエハココデナニヲシテイルノダトタズネタトコロー、コウロンニナリーミヲマモロウトーテモトノヤリデーキズヲツケテシマッタンダー、ドン、ドン、」

そう、今回の事情もまた仕来たりに従い、夜な夜な一つの小屋に集まり、太鼓の音と一緒に、言葉の論争の末、和解する事になっており、もし和解できないよほどの問題であらば、人々を傷つける争いにまで発展する事にならざるを得ないのだが、今のところ過去にこの論争の上そうなった例はない。全てはこの夜会において解決されてきたのだ。

「ワタシラノーワカイモノガーニドトカリヲデキナイホドノーキズヲオッタモノデーコノワカモノノーイタデニタイスルーセキニンハーイカニ、ドン、ドン、ドン」

茅 屋根の収めても 30人、とはいえこの村一番の大きな場所において、集まる人々の緊迫感、或いは村人達全てがこの夜行われる事を知っていて、万が一言葉での解決に為らなかった場合の恐ろしさという緊迫感がこの村中を襲うのだ。


そしてこの論争は7日続き、ついには隣の村人達は引き上げた、ということは、言葉の論争では収束出来なかったのだ。いよいよ争いへとなるであろうと村人達は頭をひしゃげ、もう一度、もう遅いあれやこれやと考慮する。

「ムスコヨ、トナリムラトノセイシンガズレ、モウイニカワッタヨウダ、ムスコヨ、コノムラヲシュッパツスルガヨイ、アラソイヲサケルタメニ、モウドウニモオサマリガツカナクナッタヨウダ、コノムラヲイママデノヨウニソンゾクサセルタメニ、ムスコヨ」

私は明日村を出る、、誰にも気付かれないようにして。

二つの笑いと、二つの優しい言葉、三つの流れた清い涙、それらを我が身に背負い、森を下るのだ。

明くる日そっとドアを開くと、屋根の下に枯草でこしらえた巣の中から一羽のスズメが高い木々の樹間をかすめながら、一直線に遠くへ巣立って行った。
つい先日、この巣には三羽の雛が誕生し、餌を心待にしてその度にくちばしを開け広げていたが、そのうち二羽の飛び立ちが上手くいかず、地に落ちて死んでいたのだ。

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