少太 BLOG

考える日々

冷えたかりんとう

2014-10-30 19:02:43 | 日記
煙草が切れてしまい、吸っている銘柄が駅前に行かないと売っていないので、買い物がてら街を散歩する。



明治36年創業と書いてある蕎麦屋を通り、こないだここを通りながら時間について考えていたなと思いながら、駅の手前で店の常連さんに合う。なぜここにと思いながら「今日は学会があって」と身なりの整った常連さんは昼間の顔で挨拶をした。


普段より身なりの汚い、おまけに帽子にマスクといった様子の僕は「煙草を買いにそこまで」と挨拶をかえす。昼間照れずに会える様な知り合いは少ないなと思う。


気付くとまた時間について考えていた。いる意味、いなくなった後にある時間。


いつものおばちゃんに煙草をいまあるだけ頼み、このおばちゃんのためにも煙草はやめられないなと、都合のいい様に思う。


駅の飲み屋街を明るいうちに通り、噴水のある広場で買いたての煙草をふかす。ふきだすしぶきを眺めながら。今年は一度も亀のやつをこの水溜まりに連れて来なかったなと思っていた。小さな羽のある虫が無数に飛んでいて、故郷ではそろそろおしりの白い雪虫「子供の頃は皆そう呼んでいた」が飛び始める頃だ、冬の知らせだと、故郷という文字から想像できるような距離を感じていた。


本屋にはよらずに帰った。


夜、その故郷から荷物が届いた。クール宅急便だったのですぐに包みを開けると一つも要冷蔵の品がなくて、冷たくなったかりんとうなどが入っていて、さすがだと思った。
コメント

決める事に依存する現代

2014-10-27 18:20:32 | 日記
決めない、観る、聴くの状態にいる大事さ。


この人はいいから聴きに来る、どこがいい、どんな状況でも持ち上げる様な一体感か、うまさか、それで足を運んだがそうでなかった場合「今日はつまらなかった」ということになるのだろう。


それは決められた聴き方だ。僕はどれだけその人の音楽を知り聴いていても、ライブとして聴く場合は予想される音を破棄する。
どちらにも転がれる状態で「聴く側」に立つ。


それでいてなにかしら体が反応しないライブであった場合、自分にはつまらなかったとなり得る。それは身を預けたが身を預けられる形に終わった場合とか、その場である結果であり、それでその人の音楽を決めたり、決まったりする事はない。


これと同じような事を「やる側」の時にも思っている。自分がどういう音楽をやるふうに思われているかとか、いつものあれをやればこうなるだろうとかは何一つ考えないままステージに立つというよりは立ってみる。音をならしながらどこかしらに向かう、「意識の会議」が勝手に始まるのだ。



「やる」のも「聴く」のも体制を決めない事だ。それで聴く場合に体が反応する音はやっぱり凄い音だと思える。その音とは方っておこうとしても体から離れなくなる様な音だ。そういう音というのは「やる」場合であっても客層とかその場の雰囲気とかについて考えてやった場合にはまず出ない音。そこにライブの面白さがあると思う。
コメント

紛れもない散歩日記

2014-10-25 15:40:44 | 日記
ヒタヒタ、北側の猫は仲良くひなたぼっこ。横目でよぎる。しばらく行く。


水面の土手に近い草影に不規則に並ぶ模様の入る石。にみえる丸く身を縮めるカルガモ達。真後ろを向くようにして、羽にくちばしをうづくめている。


南側の子猫は最近母親の側に寄り添い、時には石垣によじ登り、時には母にその身をあずけきっている。育児放棄ではなかった様だ。母と距離を置いていた以前とは明らかに違う母を感じる子猫の様子。微笑ましい。


南門からきょうは足を伸ばし土手を行く。朽ちていく木々の葉。黄色から赤へとほほ紅色へと。僕には燃えるようには映らないけれど。急な斜面を見下ろしながら行く、ヒタヒタ。


門を出てクリーニング屋さんの角を曲がる。番犬のいる所。立ち止まり「よう、ごきげんよう、ちゃんと番をやっているか」と放る。

「グルグル、グッグォ、わ、ワンワン、ぐるぐぉーワワン」毎日毎日話しかけては毎日毎日こうして吠えられるのだ。しっかりと番犬だ。そして家のなかから今度は飼い主が吠える「コラッ、ハルうるさい!」ハルというのは犬の名前だ。その人吠えですぐにおとなしくなる。毎日毎日繰り返す。


家に着きチャックが開いているのに気づく。はて、いつからこの状態にあったか、このジーンズは散歩にしか履けないなと思った。
コメント

老いこそたのもしいとあらば

2014-10-25 04:05:18 | 日記
僕はまんべんなく歌とか鳴らしたりしていて、僕はまんべんなくそれにともなうことを受け入れていて、僕の音を通して伝えられる責任をやっているつもりが、その事で生まれた物が実は僕の力にもなったりしている。


行くぞやるぞ、という事をやっていくまで。老いが物語るという内容のないただやるということの難しさ、僕は絶対に逃げない、途方にはくれない。その頃には老いとはこういった事だ、という事をやるまで。弟にはまだ伝える事が沢山あり、教わることもある様だ。


暇なようです、わたついた様な日に私は酔ってしまった様子です。
コメント

刻々と

2014-10-24 01:05:27 | 日記
静かな静かな、タック&パティもそれは静かにながれている。



面白いと思える文章にあい、その内容からしてこの人もやっぱり、と思える出会いがあれば本当にうれしい。自分の道が正しいか正しくないかなんて考えるのは、自分の次が決められた次の一歩になるような事になるので考えないように、いや考える意味がない。そんな時間があるなら野良猫に歩み寄っていた方がよっぽど意味がある。そういう道のほうが。


残光を読んでいたら何処にいるのかわからなくなった。カフカの時とは少し違う。ギターをならしていたら何を弾きたいのかわからなくなった。ピアノの時とは少し違う。世間話をしていたら何が言いたかったのかわからなくなった。二人の時とは少し違っていた。


明日も散歩に出かける、いつもと少し違うものと出会えるか楽しみだ。いつもと少しも変わらないかもしれないのも楽しみだ。


僕に回覧板を回してくれないだろうか、内容のいいやつを。そうしてくれたら手書きで2つ3つ付け足して次に回すから、そうしていこうじゃないか。


このように何か感じた事を書くのが好きなので引用はしない、と決めているわけでもないのでするかもしれない。
タック&パティはまだ静かに流れ続けている。
コメント

雨の日に

2014-10-21 22:58:41 | 日記
思いつき、日曜大工の様な事を考えると、たしかにそういう事に当てはまる部分もある。


この日のライブには新曲を一曲やろう(新曲をやろうと思い、そのためにあの日までに一曲作ろう)などということになった事は無い。浮かんだ物があれば、書き、更に浮かべば曲になりそうな所までいき、曲にはならないかもしれない事もあるし、棚を眺めていて思い立った様にここの部分が壊れかかっていて、直すためには何が必要か、でももう少しこのままでも良いかもしれないとか。物事への取り組みかたの話だけれど。



外で雨が降っている。今日は見る見えるものを聞こうとしており、聞こえたものを見ようとしており、昨日の事、それ以前の事もふくめ、先方が考えていた様子を当方が現在覗いているようなふうになっている。


こういう時に誰かを相手に会うと、困った事になりかねない。その事をひとまずお酒による「まぁいいか」というのも今日はやらない。


亀と目が合う。伺いを立てているのは僕の方だと思う。


ひとつきほどライブまでの暇があるのでどうだろうか、何も思い付かないかもしれない。


ペンが走らない変わりに、本当に日曜大工をしてるかもしれない。そろそろ本棚が欲しいなと思っている。「それなら読んでしまった本を売ってから本を買えば」と言われそうだけどそれは出来ない相談だから。


とにかくは作ろうと決めない事。何も浮かばなければ浮かばない状態に居るというわけだ。
コメント

虚弱が病弱を呼ぶかもしれない

2014-10-20 20:04:34 | 日記
何だったのか、あの夜は。


いよいよあちらがわに迎えられたかと思う様なお花畑の様な所に立っていて、見えた光景を思いながら、ゆっくりとかみ砕くように溢れてくるかもしれない、昨夜の事は。



・・・・・

・・・


・・・・・・・・・・。!?
コメント

虚弱も夢ならいいのに

2014-10-16 14:51:01 | 日記
今朝寝起きと共に金縛りにあう。寝床の後ろに気配が感じられが、動けない。


ついでに昨夜書いたことも解らない。何を書きたかったのかも。もしかして、夢遊しながら書いていたのではないだろうか。


雀が近くに帰ってきた様子。以前のその雀の家族かはわからないけど。


そして次の日曜日はいよいよ虚弱がタイトルになってしまったライブ。

「虚弱ブラザーズライブ」
10/19(日)仙台 居酒BAR 夢人
Start 20:00 Charge ¥1000(ドリンク別) 共演 松沢春伸
仙台市青葉区中央1-7-18 日吉第一ビルB1F
TEL 022-266-7505


朝帰りコースになるだろうから、事前に体調を整える。整えられない、だって虚弱だから。
コメント

守るべき人たちへ

2014-10-16 03:38:51 | 日記
ちがう、ちがう、僕じゃない、あなたが思っている様なわたし。


私が思っている様なあなた。


だからどうか、あなたといる時間、居なくなった時間、やがてどちらも無となった後のことをずっと思っている僕に肩を寄せる様な事はよして下さい。


あなたの100年後をずっと考えている様な肩にその身を寄せないで下さい。その事でとても大切な、もろくもくずれそうな距離が縮まる事を恐れています。


そのような距離であなたを見るのがわたしの明日です。あなたが明日です。


■10/19(日)仙台 居酒BAR 夢人
Start 20:00 Charge ¥1000(ドリンク別) 共演 松沢春伸
仙台市青葉区中央1-7-18 日吉第一ビルB1F TEL 022-266-7505

僕が日々に感謝することについて。

コメント

2014-10-15 03:40:29

2014-10-15 03:40:29 | 日記
男はつらいよ最終回をみる。観れない、酔うた。震える、耳鳴りも激しく、何かが初の様な夜。今日はやめた。


ゴーヤのゆくえが気になるが、面白い話しも2つ3つ聞こえたし、感謝の夜。ありがたき夜。


誰かが僕に言ってくる最近一番嫌いな言葉「誰もやらない事をやる」ソノジテンデもう、誰もやらない事をやっているから。まぁいいや眠りたい、鶯鶯との夜を読み眠る。


すいすいすい。
コメント

煮えきらない方が面白い

2014-10-14 03:52:10 | 日記
台風がきていた様で行った様だ。まだいってないのだけど行ったような。


思い残す事がありすぎて、言い残すことは無くなった。ぼくは煮えきらなかった。


ただ、ライブの後に長見さんとあのような話を出来て良かった。それで互いにつながれた様なきがしてよかった。


自転車を二台起こすくらいの風が吹いていたのかと思った。

僕と私、叫びもなくたんたんとやる。それも面白いかなと思った。


「た」で全て終わった。
コメント

今書けるとすれば

2014-10-13 01:21:51 | 日記
ところで昨夜体感に行ったライブについてまだ何一つ書いていない。

鈴木ヒラクの自由なドローイングにのそっと表れる鈴木昭男の木星みたいな音。


吉増剛造の圧倒的朗読パフォーマンスと、大友良英の切り裂く様な現在形響き。


「観た人は今ここにアンケートに書きなさい」と言われたらその様に書いていたと思う。
そこに僕の意は何一ついないけど。


何故いないかと言うと、交わらない表現、同志ではない同志を1つの形として心地よく感じられた後に、多分当人同志すら気付かない蝶が誤ってぶつかる様な物を待つしか無い状態になってしまったからだ。起こるか解らない瞬間、それだけを待っている状態になってしまったからだ。


待っていた物は無かったけれど、変わりに不規則に転がる様な石の音が残った・。


昨夜僕の身体が覚えた事が、何かの形になって表れた時があれば、書かずにはいられなくなるだろう。それで充分だ。


そして今日ライブだ。自分の事をやらなくては、このタイミングで観たあれが良かったのかどうかはまだ解らない。台風がどうなるかも。


■10/13(月)山形 Bar Tarji
Start 19:30 Charge 前売り¥2000 当日¥2500 (ドリンク別)
共演 マダムギター長見順 / Kechon Kechon Ju g Band
山形市七日町2-7-28 YT二丁目ビル1F
TEL023 -623-3944


長見さんの表現もなかなか楽しみだ。
コメント

交わらないよさとフカイサ

2014-10-12 05:06:40 | 日記
具合の悪いなか、誰のせいでもないなか、音と表現、体感したいと思い。いろいろあるなかで何となく今日のステージを選び。


無論そういった場面に立ち入る事にかんしての限りなく無にする、受けるがわの立場になり行く。行った。


回りの視線は舞台の始まりをつげる事に注がれ、いま始まったという事に注がれ、それぞれの私との照らし合わせが始まるかのように、観ている様に思える人達を僕は観ていた。


さてやる側。あの場での袖をあやふやに、まるで楽屋のようにやっているではないか。あってはならないカチンコがなっている。このような事態を「芸術をわかっているのか」と口癖にする、それ事態が芸術とは真逆のことを口にする人が誰も知らない袖の事。ー出番を待つー。無に受け止めようとする側からーこの人は出番を待っているー。と見えたとき、無に近い心をもった側に本番は無い。


今日は別な様で同じ事についてダラダラ書こうかと思ったけれど、くしゃみと共に画面に歯みがき粉が飛び散ったのでやめる。
コメント

祭りの後は

2014-10-06 18:08:26 | 日記
台風一過後の豊烈神社例大祭、これで今年の市内のお祭りも終わりかな。


昨夜はヤスムロさんライブ、終了してそのままその雨の中、石巻まで車で帰るというのはなかなかすごい。


気温がすっかり冬を手招きしている。長い冬、引きこもりの冬を。今日は10周年の時に巨大な花を頂いたあの店にでもご挨拶状にいこう。


ライブが近い、必然的に読物のスピードが上がる。こちらも止まることをしらない進化する物について書こうかと思ったけれどもういいや、便利な物は使いようという事にして。


次のライブはまたホームだ、こんなに続けてホームで歌うのは初めてだ。、まだこれといった身体の変化は無い、次かそのまた次か、それも解らない。



■10/13(月)山形 Bar Tarji
Start 19:30 Charge 前売り¥2000 当日¥2500(ドリンク別)
共演 マダムギター長見順 / Kechon Kechon Jug Band
山形市七日町2-7-28 YT二丁目ビル1F TEL023-623-3944


次か、その次か・・。
コメント