少太 BLOG

考える日々

そういう歌い手は

2016-04-30 18:15:29 | 日記


輝かしい経歴をもつ人、それにより動く動員、輝かしい経歴に答えるべく音、あるいは客席の期待に答えるべき、そのために曲を書き、編成された音、ライブ、そんな音より、今のあなた、昨日とは違う、まさに今の音、形、それが聴きたい。

聴き手を考慮し、考慮された音ではなく、あなたの今奏でられる音。


そういう歌い手はなかなかいない。
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清々しい

2016-04-29 20:42:37 | 日記
最近こればかり聴いている。

本を読みながら、掃除をしながら、何かをしながら。

Gavin Bryars 「Jesus Blood Never Failed Me Yet」

ループされるホームレスの歌というよりは呟きの様な声に、中ほどからTom Waitsの歌が徐々に重なり、やがてオーケストラの演奏が重なって広がっていく、それが20分以上続く曲。

面白いというか、清々しい。
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とにかくおめでとうと

2016-04-25 22:10:23 | 日記
青天白日の下、春伸君 麻由さんの神前結婚式、とにかくこのような席でえずき、場を乱さずにと、息を殺していた矢先に、こちらから見えたのは巫女の舞、アメノウズメも歓びの、舞をみながら、それであの歌姫の事を思い出して、それがどの神話であったか、あの歌姫の名がどうしても思い出せず、


その夜の互いの目線と音と舞の、さらにいうと、音にならない何か、舞にならない何かが引き合い互いに繋がっていくもの、そういう、日々、であればと。



運命というものが、すでに決まったものとしてあるならば、偶然出会うというよりは、引き寄せる何かがあるのだから、歩んでいくという事が単に進む、あるいは経過する、という事ではなく、肉体が歩きながら魂を知っていくという、汝を掘っていくものでもあるはずで、死にゆく何者かとして、天の下に生まれ、世界の何処かに刻み、傷をつけ、確かなものなど見当たらず、ただこうして思考していることだけは確かなものとして、やがて大地に帰ることを回帰する何者か。


いや、何だか神前結婚式に思うこと多く、、、あっ、急に思い出した、ヨゼフィーネ、あぁそうか寓話か・・。


とにかくおめでとう。
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鼻水このやろう

2016-04-17 15:38:32 | 日記
見事に風邪が助けてくれなかった。鼻水このやろう。別の何かが現れてもくれなかった、が、何かふわふわとゆっくりと流れるように過ぎていった、そういう時間もなかなか良い。

春も僕も、虚弱はやはり何処までも虚弱なのだから、突っ張りあうのではなく、虚弱が功を奏する事も内部のあり方によっては多分ある。


長見さんと岡地さんの生活の音、も、面白かった、生活の音と書いたのは、音を通して生活が垣間見えたからで。

今日は呑む事にする。だからいつも呑む事になる。
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鼻風邪の治らぬまま

2016-04-14 18:27:48 | 日記


誰かが言っていた、又は書いていた。

ディランはライブをするにあたり、とにかくその会場の音響、スペース、最前列と最後列の音の届き方、などを細かく気にするというようなこと。

バンドが良いからディランが引き立つ、のではなく、そういうバンドの音を細かく指揮しているいるのはディランの方であり、バンドの演奏にまるで好きに泳いでいるという様になってしまうのがむしろバンド側の凄さではないか、そして、現役というか今やるその音こそが常にベストになるというのがディラン自身の持つ(現れる)内部の凄さではないか。


結局鼻風邪の治らぬままライブです。

4/16(土) 長見順&岡地曙裕 LIVE
出演 長見順 (Vo,G,) 岡地曙裕 (Ds) / 少太 / 松沢春伸
Open 19:00 Start 19:30 前売り¥2000 当日¥2500(ドリンク別)

どうか。
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ディラン!

2016-04-10 22:15:39 | 日記
最近すこぶる調子がいい。風邪がまだ長引いているにもかかわらず、すこぶるというのは内部の方の話だが、眼と精神というところでいう、歓びの眼である。と、そんな事はともかくとして、

仙台でディランを体感した。Zepp東京の時はとにかく必死に音を吸収しようとしたのだけど、その事よりも「ディランが立っていて、歌っている!」というものが感覚の大半を占めていて、音に対しては、ぼんやりとした記憶のままでいた。

だから今回はしっかりと聴き、それを受けた。それがどう刻まれたのかは今後わかってくる、そういう刻まれ方には、普通は重要と思われる視覚が実は一番あやしいものだ。むしろ視覚が邪魔をする事が多い、という事に後になって気付く。

ディランのライブを向かえる姿勢として、先日のあそこの会場のセットリストがどうであったとか、どの曲をどうアレンジしてきたとか、あれこれ分析しながらそれを聴くことが、いかに意味がないかがよくわかる。

仙台でダラダラ飲まずに帰ってきて店を開けたのが、むしろよかった、と思えた夜であった。
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風邪が治らず

2016-04-07 01:30:31 | 日記
テレビで観た、僕が生まれる10年ほど前の岐阜のダム建設、日本の電力不足によるダム建設ラッシュの時代、それにより、村がダムの底に消えた。

田畑を耕し、生活していた人々の、豊作の唄に参列する人々の里。村人の猛反対を押しきるどころか歩み寄らせた(丸め込ませた)書状。

「どうかこの国の未来のために、立ち退きの対象にあたる皆様には、あなた方が現在よりも幸福と考えらる方策をわが社が責任をもって樹立しよう」という様な。

つまり金を与えて、便利な都会で暮らせという事だ。そしてあの山の発破の映像。電力不足の原因をつくっている国が国の未来のためにと頭を下げるわけだ。

しかし、番組での内容は闘病しながらその村の樹齢400年以上という桜の木を移植する植木職人の話に焦点を当てていて、見事に移植が成功し、僕が生まれた年に村人達が移植され生き残った桜の木の下で再開を果たす、という所で終わっていて、テレビとはそういうものだから別にいいのだけど、ではその現在はどうだ、こういう問題が未だに繰り返されていて、今も昔も、国が抱える問題には、そこで暮らす人々の声は届かない。

書いているうちにまた熱が出てきた、風邪治らず、まいった。
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先週の鼻風邪が

2016-04-04 18:59:44 | 日記
先週に引いた喉と鼻の風邪が、今週になって発熱と節々の痛みにかわり長引いている。

週末のディランまでには治さねば。
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微塵の欠片もないのだよ

2016-04-03 02:52:45 | 日記
私は行くのみ、以外何もない。

どうしてそうなる、何の影響?という意見などどうでもよい。歩む事というのはそういう事だ。解ってほしいなどとは微塵もない。

微塵の欠片もないのだよ。
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血縁というのは

2016-04-02 04:38:10 | 日記
夫婦は互いの家族にはなれない、いや、家族の様にしてはいられないという事だが、この血縁というのは凄いと思う、この血縁には言葉は意味を持たない、というか成長を言葉で表す必要がない。
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やり場のない

2016-04-01 20:05:23 | 日記
数年間観ていたいつも単独で行動し、見方によっては仲間外れにされているような一羽だけ顔の大きなマガモをここ数日見かけずに、仲間を求めて何処かへ旅立ったか、と思っていたら、堀の中央にあるポンプの様な円柱状の機械に寄り添う様にして、大きな顔を水中に沈めたまま、繁殖期に向けて羽の色を半分ほど変えながら、死骸となって風が起こす波に揺れていた。あぁ、寿命だったのかねぇ・・

それが3日ほど経って同じ場所に顔の大きな同じ死骸を見たときに、ハッとした。水面は今吹き抜けた突風により、同じ方向に波立っているのに、円柱状の機械の横で上下に揺れている、よく観ると、その機械から細いケーブルの様な物がみえる。

まさか、そのケーブルか何かに引っ掛かり、それがゆえに死んでしまったのではないのか・・。
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