６０数年前の雛の節句の思い出

３月３日雛祭りというと遠い昔の事を思い出す。６０数年も前の話です。
我家は貧乏百姓だったので女がいても、おひな様という「雛飾り」など
買う事も出来ない。そんなある日、父が面倒を見ていたお金持ちのお宅の
「雛祭り」に呼ばれ始めて雛飾りを見ました。
そこのお宅には天井迄届く大きな雛壇の飾りがあり、赤い毛氈に並ぶ
ひな人形を見て「なんてきれいなんだろう」と思いました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 写真はwikipediaより
そこのお宅のお嬢さん（大人）はニコニコ笑って、食べた事もない
お菓子と甘い飲み物をごちそうしてくれましたが、私としてはもっと
驚いた事がありました。雛飾りの隣に大きな黒いグランドピアノが
置いてあったのです。

あの頃は小学校にもまだグランドピアノなんて無くアップライトピアノ
でした。赤い毛氈の雛飾りと黒いピカピカなグランドピアノが印象に
残り、ただただ目を見張るばかりでした。

お嬢さんが事件に巻き込まれ亡くなったのはそれから間もなくでした。

今頃になると赤い毛氈の雛飾りと黒いグランドピアノを思い出します。

イチゴジャムを作る

今年は雪の影響がありイチゴ農家のビニールハウスがかなりの被害をうけ
イチゴの値が上がるかと思っていました。が、いつもの八百屋のイチゴが
安くなっていたので８パック買い求めました。約２ｋｇです。
ヘタを取って形の良い小さいイチゴはホールのまま残し、あとはブレンダーに
かけて細かくします。イチゴ２ｋｇに砂糖１、６ｋｇ入れ焦がさないように
かき混ぜる事３０分。
　
熱いうちに瓶に詰め蓋をして逆さまにして完全に冷める迄そのままにして置きます。

２ｋｇのイチゴで16瓶のイチゴジャムが出来上がりです。

毎年安いイチゴを買い求める八百屋へ行ってみたらイチゴが安く売っていた。
丁度８パックありましたが、私の前にいた他所のオヤジさんに２パック
買われてしまった。残りは６パック。２パックで約５００ｇの重さになる。
６パックでは１、５ｋｇと半端。まあそれでも仕方がないと思い
店のオヤジさんに「帰りに寄るからこのイチゴ取っておいて」と云ったら
「未だたくさんあるから取っておかなくても大丈夫だよ。帰りに寄りな」と
云われた。用事を済ませて帰りがけに８パック買う事が出来ました。
今年始めてのイチゴジャム作りです。