白珠だより

札幌にて美人画と武者絵を扱っております白珠画廊のブログです。

蛇の目

2009-12-09 | つれづれ
 お料理用の日本酒を買った時に、おまけでついてきたお猪口です。

このお猪口は利き酒に使うもので、通称“蛇の目”と呼ばれるものです。
白地で、底面に紺色で二重丸が描かれたものをそう呼びます。

この“蛇の目”の二重丸について少し調べてみましたら、面白い使い方をすることがわかりました。

利き酒をするときは、まず、この蛇の目に八分目までお酒を注ぎます。
そして、白地の部分で色を見ます。
 青みがかったものは新しいもの。
 黄色みがかったものは古いもの。
 赤みがかったものは鉄分を含んでいるので良くない
という判断をするそうです。

次に白地と紺色との境目で透明度を見ます。
 透明度が高いものは炭素による濾過率が高いため、淡い風味のものが多いそうです。

お酒を頂く前に、ちょっと二重丸でチェックするのも楽しそう‥‥‥。
舌で味わう前に、目で楽しむ。そんな感じでしょうか。

さて、今日のお酒はどんなお酒でしょう?

                             R・Y

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