shinzan-cafe

のんびりやってます。手作りです。たまに旅にでます。

いのち

2009-04-29 | Weblog

先週、親戚のおじさんが亡くなりました。
おじさんと言っても、実家のお隣がおじさん家族の家でね…
子供のときからおじさんはずっとおじちゃんでね。おじちゃん家族とも
かなり親しかったわけでね。うちの父さんの兄貴。
体格もよくって元気いっぱいの人だったんですけどね…
あと1年と言われても半年ぐらいは普通だったしね。
余命1年って宣告されてほんとあっという間の1年。

看病の家族が少しでも交代してからだ休めたらと、
連日、病院にいたんですが、おじちゃん、苦しみとの闘いで
憔悴しきって、でも、目を閉じて眠るとそのまま起きれなくなると
力いっぱいずっと目をあけてて、生きようとしてた。目も見えてるし、
意識もあるし、話しもわかってて、でも、もう声にならない声で、
いっぱい話しておきたいことあったんかな~
最後までマスク付けたままで必死でしゃべろうとしてた。
聞きとれることもわからないこともあったけど、
もうしゃべんなくていいよっていっても必死で。
一生懸命に呼吸して、必死で生きようとしてた。

あちこち痛くって苦しがってて、震える手を握ってさすって
あげることしかできなかったけど、涙こらえるの必死で。
最後の最後まで目を閉じず生きようとしてた。

家に連れて戻っても、何だかイビキ聞こえてきそうで、
腹がへったって起きてくるんじゃないかと…。
以前、お見舞いに行ったときに、カツ丼食べたいって言ってたし。
でも現実なんだよなぁとながめてた。

実家でおじいちゃんとおばあちゃんの亡くなったときは、
納棺式は見ることができなかったけど、
天国へ旅立っていく準備をずっとながめてました。
慌ただしくすすんでくお通夜に葬儀…。
一緒に参列して、誰の葬式してるんだって言ってるような、
普通にいるんじゃないかと。

病魔と闘った骨のあともほんと苦しかったんだなって。
なにが起こったんだろっていう1年で、小さな骨になっちゃって。
最後はいっぱい涙しました。
8人兄弟姉妹が3人になってしまった父さんも寂しさと
疲れでいろいろ終わったらがっくし元気なくって倒れてた。

いつかは誰もがなんだけどね…
ほんといろいろ思うことがいっぱい。