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人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

職場のハラスメント・いじめ~その5

2010-08-11 00:00:39 | 職場の労務管理の基本
●上司は部下の声に耳を傾ける
職場で「これはセクハラではないでしょうか?」「パワハラだと感じています」という声が上がったら、上司は部下の声に真剣に耳を傾けてください。部下がそう訴えるには、普通かなりの勇気が必要です。もしかしたら見当違いの訴えかもわかりませんが、そのことにしっかりと向き合うことが大事です。決して無視してはいけません。

● 部下もハラスメントをきちんと理解する
なにかと言えばすぐ「セクハラだ、パワハラだ」という言葉を軽々に使ってしまう部下がいます。イソップ物語の『羊飼いと狼』で少年が「狼が来た」と村人を脅かし面白がっているうちに本当に狼に襲われて喰われてしまったという話がありますが、なんでもかんでも「セクハラだ、パワハラだ」と言っているうちに、本当に被害を受けている人を助けることができなくなってしまうかもしれません。部下の側も、セクハラやパワハラとは何かをきちんと理解し、わきまえた発言や行動をすることが求められます。

● “職場で”十分に話し合う
セクハラやパワハラについて、上司のものの見方や考え方と部下のそれとは違います。このことをまず理解しておかなければなりません。ハラスメントをなくすには、その認識の違いを埋める工夫が必要です。その工夫として“職場で”話し合いをもってみるとよいでしょう。意見交換をする中で、お互いのことがわかる、このことが最大のハラスメント防止対策です。
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