◆ あなたは間違っている!?
「あいつは何をやらせてもダメだ」「あなたは間違っている」と考えたことはありませんか。
人は誰しも、過去の経験や知識から物事を見ています。もし自分が責められようものなら、自分を守るために、自分の中にあるものを中心に、さまざまな知識を寄せ集め、論理を組み立て正当性を主張することでしょう。場合によっては、相手を逆に責めることもあります。その考え方がいくら偏っていたとしても、それには気づかないままで。
◆ 客観的に…
「客観的」という言葉を知っていても、なかなか人は客観的に物事を見ることができません。しかし、相手や第三者の視点を自分の考えの中に置いてみることで客観性は高まり、考え方の偏りは小さくできます。「相手はなぜそういう思いになったのか? 私との違いはなにか?」「他の人(社会)はどう見ているだろう?」「私と同じようなやり方で(社会的に)問題になっていることはないか?」と。
組織の上に立つ者、部下を指導する上司には大事なことです。