◆ 懐の深い人
懐の深い人は、度量が広く、包容力があり、理解や能力に幅のあるということは誰もがイメージできるでしょう。そのような人は、多くから尊敬され信頼されます。しかし、その能力は生来的なものというより、経験や学習を積み重ねて身につけてきたはずです。その人も管理職に就いたばかりのときは、失敗も多かったと思いますが、それを真摯に受け止め、改善努力を重ねる、その謙虚さが懐の深さにつながっているのでしょう。
◆ 懐の深い人に近づくコツ
誰しも管理職に就いたばかりのときは、懐の深さは出てきません。しかし、それで努力を諦めてはいけません。一つコツがありますのでご紹介します。「他の考え方はないか?」「その先の手は何か、さらにその先の手は?」と常に考えてみることです。それも相手の立場になって。そのような準備をしておくと、大概のことには驚かず落ち着いて対応できるようになり、またよく考えていると周囲から少しずつ評価が得られるようになります。それを重ねてください。ただし、謙虚に。