◇ 厚生労働省「パワハラ対策専門家派遣事業」
鷹取は現在、厚生労働省「パワハラ対策専門家派遣事業」の専門家として活動しています。個別に企業へ訪問してパワハラ対策のコンサルティングと研修を行うというものです。
この事業の成り立ちは、厚生労働省は以前から個別労働紛争解決制度、労働組合ではない個別的な労働トラブルに対して解決に向けた支援を行うための取り組みをしていますが、それを集計してみると毎年100万件以上の相談があり、中でも「職場のいじめ・嫌がらせ」、パワーハラスメント(パワハラ)が右肩上がりに急増しています。そこで、パワハラを防止し、働きやすい職場環境づくりに向けて対策を講じようとしているのです。
◇ スポーツ界のパワハラ問題…なのに
ところで昨今、スポーツ界を中心にパワハラ問題が次から次へと出てきています。見たり聞いたりするのが嫌になるくらいです。しかし、それと同じようなことが私たちの勤める職場でも起きています。スポーツ界の出来事に対して、誰もが「信じられない」「許せない」と言っているにもかかわらず、なぜ何でしょうか?
パワハラになるかならないか、線引きが難しいと言われています。それは出来事による感じ方、考え方が人それぞれという点から指摘されていると思いますが、そもそもパワハラについて漠然と知っているが、具体的にはどういうものかという基本的なことを知らないということが影響しているのではないかと考えています。パワハラについては、裁判所が数多くの判決を出しており、それが一定の基準とすることができます。それをわかりやすくした内容で、厚生労働省からさまざまな情報がパンフレットやネット上でも配信提供されていますのでご覧ください。
◇ 知らず知らずの間にパワハラ行為に
パワハラ対策事業専門家として、個別企業にコンサルティングを行うに際しヒヤリングを行なうと、多くの職場ではハラスメント対策の周知や研修を実施しておらず、知らず知らずの間にパワハラ行為に至っているケースがたくさんみられます。
毎日働いている職場だから、特別何かをしなければならないという意識が働かない。昨日のとおり普段通り、役を引き継いだら前任者のとおりやっていればよいと考えがちですが、そこに落とし穴があります。従業員の価値観が変わってきていますし、他人との関係性も違ってきています。また、以前の職場の状態に問題がなかったかというとそうではなく、ただ問題視されなかっただけだったということもあるでしょう。
人材確保が難しくなってきていて、さらにこれからは人口減の時代に入ります。より一層人材獲得競争が激化するのは目に見えています。有能な従業員を獲得し、定着させるためにはパワハラのない、働きやすい職場づくりに力を注ぐべきではないでしょうか。変わらなければ職場がなくなってしまう、そういう時代だと思ってください。
鷹取は現在、厚生労働省「パワハラ対策専門家派遣事業」の専門家として活動しています。個別に企業へ訪問してパワハラ対策のコンサルティングと研修を行うというものです。
この事業の成り立ちは、厚生労働省は以前から個別労働紛争解決制度、労働組合ではない個別的な労働トラブルに対して解決に向けた支援を行うための取り組みをしていますが、それを集計してみると毎年100万件以上の相談があり、中でも「職場のいじめ・嫌がらせ」、パワーハラスメント(パワハラ)が右肩上がりに急増しています。そこで、パワハラを防止し、働きやすい職場環境づくりに向けて対策を講じようとしているのです。
◇ スポーツ界のパワハラ問題…なのに
ところで昨今、スポーツ界を中心にパワハラ問題が次から次へと出てきています。見たり聞いたりするのが嫌になるくらいです。しかし、それと同じようなことが私たちの勤める職場でも起きています。スポーツ界の出来事に対して、誰もが「信じられない」「許せない」と言っているにもかかわらず、なぜ何でしょうか?
パワハラになるかならないか、線引きが難しいと言われています。それは出来事による感じ方、考え方が人それぞれという点から指摘されていると思いますが、そもそもパワハラについて漠然と知っているが、具体的にはどういうものかという基本的なことを知らないということが影響しているのではないかと考えています。パワハラについては、裁判所が数多くの判決を出しており、それが一定の基準とすることができます。それをわかりやすくした内容で、厚生労働省からさまざまな情報がパンフレットやネット上でも配信提供されていますのでご覧ください。
◇ 知らず知らずの間にパワハラ行為に
パワハラ対策事業専門家として、個別企業にコンサルティングを行うに際しヒヤリングを行なうと、多くの職場ではハラスメント対策の周知や研修を実施しておらず、知らず知らずの間にパワハラ行為に至っているケースがたくさんみられます。
毎日働いている職場だから、特別何かをしなければならないという意識が働かない。昨日のとおり普段通り、役を引き継いだら前任者のとおりやっていればよいと考えがちですが、そこに落とし穴があります。従業員の価値観が変わってきていますし、他人との関係性も違ってきています。また、以前の職場の状態に問題がなかったかというとそうではなく、ただ問題視されなかっただけだったということもあるでしょう。
人材確保が難しくなってきていて、さらにこれからは人口減の時代に入ります。より一層人材獲得競争が激化するのは目に見えています。有能な従業員を獲得し、定着させるためにはパワハラのない、働きやすい職場づくりに力を注ぐべきではないでしょうか。変わらなければ職場がなくなってしまう、そういう時代だと思ってください。