◆他人に頼れない
他人に頼る、「○○お願いします」と言うことができない管理職の方がいます。部下に対して自分の威厳が保てなくなると思うのでしょうか。一つ例を挙げれば、最近のパソコンやスマートフォン等の情報端末は、一般的に若者の方が使いこなしています(情報の内容は別として)。その操作に四苦八苦している上司の横で、若手社員はサクサクと動かしている姿をよく見かけます。自分が得意でない分野については、他人に頼ったり、聞いたりすればよいのですが、威厳に固執するあまり、時間だけが空しく経過していくことになります。
◆管理職はスーパーマンではない
管理職はオールマイティー、スーパーマンではないことを自覚しなければなりません。わからないことをわかったふりしても、遅かれ早かれバレてしまいます。そうなると上司の威厳はあったものではありません。得意な部下に頼ることは決して恥ではありません。そこではなく、組織や業務全体をマネジメントする観点から、部下に頼ったことをどう活用するか。このポイントをきちんと押さえておけば、決して部下は上司をバカにしたりはしません。それどころか部下からすれば上司から頼られて嬉しいという気持ちになり、ますます張り切って仕事をしてくれることでしょう。