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Fine, Peace!

感想といえない感想が多いです。

ヒトコブラクダ層ぜっと(上)

2021-10-23 17:33:19 | 小説
奇天烈な発想に、万城目さんの頭の中を見てみたい!ってなる。

三つ子の名前といい、大事にしているもののネーミングとか(ちくわ=円筒印章)もいちいちおもしろいし、展開もおもしろい。

とにかくこの展開、好きです。
私の想像が当たっているといいけど、それを裏切って欲しいし。
ワクワクする。

すぐに下巻が回ってきたのでよき!


チグリス・ユーフラテスってなんか惹きつけられる。
いろんな作品があるからかなあ。
そこが「最初の地」だからなのかな。

ゲームはあるのね、うんうん。(ホルモーは創作だったからw)
チグリスユーフラテスで検索してたら出てきたw


閑話休題~~~~
新井素子さん「チグリスとユーフラテス」
秋里和国さん「青のメソポタミア」
このふたつ、私は未読なんだよなあ。
宇宙かあ、となっています。






雲の果

2021-10-17 16:38:01 | 小説
久しぶりにこのシリーズを読む。
ふと思い出したのだったかで調べたらシリーズがまだ続いていて、私が未読の分数えたら4巻くらいあったので慌てて図書館に予約。

清之介と信次郎の信用が普通の信用の上に立っていなくて、むしろ嫌悪感や猜疑心で固まっている上にいてひりひりするやりとりが多いのだけど、今回はそういうひりひりした感じはなかった。
江戸時代には意外と男性同士は表向きにはもちろんタブー視されていて暗黙の了解なはずなんだけど、女性同士となるとタブーだったのかなあと思わされた。
真実への展開がおもしろかったな。

神様の御用人9

2021-10-06 17:15:20 | 小説
おー、なんか急な感じ。
時間軸が東日本大震災の頃なの?と思いながら読んでました。

黄金の真の姿。
この本でも真の姿は龍だった(夏目のちょびも龍だった)ので、これはまた、何か引き合わせているのだなと思っている次第です。

兄弟であれば同じように感じて生きなくてはならない、という東の黒龍。
それはどこか、私の中で「おかえりモネ」を想起させました。
同じように経験して同じように苦しむ、それはムリだ。
同じ経験はしても感じるのはそれぞれの感じ方だから、結果は違って当たり前なんだと黒龍はわかっていないのだな。

そろそろこの物語も終わりが近いのかな。


アンマーとぼくら

2021-07-22 10:21:13 | 小説
単行本で読んだとき、なんとも不思議だったけれどクライマックスに驚いたんだよなあ、と思い出して読んだ。
それは読み返しても不思議な感覚はあった。クライマックスは一度読んでいるからわかっているからこそ切なくて涙が止まらない。

読み終わった頃に、奇しくも沖縄の話を聞くことが何度かあって、本が呼ぶのかそのときの状況がたまたま合致するのかわからないけれど、こういう「引き」は時折起こります。

沖縄に行きたいかといわれたら、それほどなのだよなあ。

親のことも気になるけれど、自分が「おかあさん」くらいの年齢なので自分の行く先を考えてしまうのでした。

満月と近鉄

2021-07-10 00:34:25 | 小説
ランボー怒りの改新が文庫本になってタイトルも変更になりました。

これを読むと奈良に行きたくなる。

解説を読めば読むほどモリミー風味が濃くなるというか・・・。
巻末のモリミーとの対談で煙に巻くというか・・・。


とるとだす

2021-06-05 23:00:07 | 小説
しゃばけシリーズ。

若だんなが父親を助けるべく名推理をして解決していくんだけど、結構動く若だんなが見られて楽しかった。
京極で出てきた狂骨が出てきたり、他の神様系に出てきた少彦名神様が出てきて、なんか馴染みがあったのもよかった。

藤兵衛がどうなるのか道のりがドキドキしたけれど、さすが薬祖神様でした。

今回は今までと違うアプローチだったから、そこも楽しめました。

今昔百鬼拾遺 天狗

2021-04-17 21:32:30 | 小説
3部作、ようやく読み終えました。

それなりにおもしろかったな。
LGBTを扱ったりして、現代寄りにしてあった。

今回は、敦子くん美由紀コンビというよりも、美弥子さん美由紀コンビだったね。

いろんな濃い大人達と関わって美由紀はどんな大人になるんだろうね。

そろそろご本家も登場してほしいなあ。




夜行

2021-02-20 17:41:46 | 小説
単行本で読んだから再読なんだけど、そのときも「きつねのはなし」の匂いがするなと思ってたんだよなあ。

何もかもが表裏一体。
パラレルワールドへと続く夜。
大橋君だけが両方の世界に行ってしまった。

最後の方になると、もうどっちが大橋君が生きている世界なのかわからなくなってくる。

それがもりみーワールドなのだ。

悟浄出立

2021-01-16 22:59:34 | 小説
単行本で読んだのですが、文庫本です。

最初の悟浄の話を読みながら、想像するのは最遊記の御一行でした。いかんわーw
で、次の趙雲のは初見みたいな気持ちで読んだ。

単行本は図書館の本だったから急いで読んだのと、なんかそのときはひとっつも読み取れなかったんだよな。
今回はしっかり読めた。