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一輪の花 めーたん(大堀恵)応援ブログ

現在はSDN48で活動しているめーたんこと大堀恵さんを応援しているファンブログです。
HN:シン

「ビリヤード・グリーン」の話しの流れ。

2011年02月15日 21時14分32秒 | 雑記・雑感
2日目夜の公演の時に、メモを取りました。
追い付けなかったりして、かなり不十分ですが、少しだけでも、雰囲気だけでも伝わればいいなと思います。

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時代は現代。
港。
自殺志願者(若者)と釣りをする老人。
自殺志願者はネットで女に騙された。
老人は若い頃に惚れた女を待っている。
老人は語り始める・・・

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時代は戦後間もなくの頃。
横浜。
闇市。
テツ、タカを追い回す、刑事の笹山。
パンパン(米兵相手の娼婦)の3人娘の登場。
テツは、その内の一人ヨウコに惚れている。

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役人2人。
コーが登場。
役人にぶつかり、因縁を付ける。
腹が減ってイライラしている。

役人「柵の向こうには行かないように。」
柵の向こうは、アメリカによって接収された土地。

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舞台に柵が張られる。
ガレキの山。

柵の向こう側にアメリカ兵が登場。
コー、柵越しに「ギブミー、チョコレート」
米兵退場。

五木由美(めーたん)登場。
由美は山の手に住むお嬢様。
初めての出会い。
コーに向かって、『海、好きなんですか?』

柵の向こう側は、元々、自分の家があった。
今は、ここ(ガレキの山)が俺の庭。

由美はカモメに餌を与えに来た。
『カモメはいいですね。国や地位も関係なく、自由に生きていられる。』

食べ物をねだるコー。
打ち解ける2人。
由美『また、ここに来ていいですか?』

家政婦の美奈代登場。
身なりの汚いコーを由美に近づけないようにする。

美奈代がコーにカモメの餌を与える。
由美、美奈代退場。

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コーと刑事の笹山。
笹山が紹介した仕事を辞めたコー。(喧嘩して辞めた)
怒る笹山。

コー「俺、好きな女が出来た。」笹山「だから、何だよ!」

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コー、テツ、タカ。
3人は仲間。
3人は盗みで糧を得てる。
盗んだ食料を笹山に没収され、食べる物がない。
美奈代から貰ったカモメの餌を食べるか?

見知らぬ若者登場。
「ダメですよ。僕らは人間なんですから。」
柵、下がる。

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コーのグループと反目しているケンジのグループ(3人)。
コーグループとケンジグループで喧嘩になる。

再び見知らぬ若者登場。「警察が来るぞー」
逃げるケンジグループ。

見知らぬ若者はジローと名乗り、コーのグループに仲間入りする。
日米友好のため、近々、ダンスパーティーが開かれることを教える。

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役人(有力者)を由美の父が家に招き、接待。

由美は、役人が紹介したアメリカ将校の目に留まっている。
役人の権力で、入院中の由美の母も最優先で手術出来る。
役人退場。

盗み聞きをしていた由美。
『私、お母さんの為になるんだよね?』
『私、いい暮らしなんてしなくてもいい!』
父「お前は、父さんの言う事を聞いていればいい!」

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パンパンの3人娘。
ヨウコは病弱。
今日も病院に行ったが、裕福な人達ばかりが診察してもらえて、自分に順番が回ってこず、診て貰えなかった。「私なんて早く死んじゃえばいいのに。」

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柵が張られる。(ガレキの山)

ケンジグループがコーグループを夜襲。
不在で空振り。

そこに、コーグループのテツとジローが登場。
2人は、ダンスパーティーで着る為、ボロボロの服を拾ってきた。
コーも登場。

コーグループ、ケンジグループで喧嘩になる。

由美、登場。
喧嘩を止める。
ケンジらは退く。

コーが好意を持っていることが由美にばれる。
意識するふたり。

由美は家出をしてきた。
コーグループ全員と打ち解ける由美。

家政婦の美奈代登場。「帰りましょう!」
刑事の笹山登場。由美の父から捜索願いが出ている。
由美「帰りたくない!」

由美を引き止めるコー。
笹山も美奈代をたしなめる。
「ちょっと位なら良いでしょう。あいつらも、根は悪い奴じゃない。」

由美に食事を振る舞う。
食事はカモメの餌(パン屑)を焼いて砂糖をまぶした物。
由美「美味しい!」

由美「私、コーちゃんと結婚しよかな~。」
倒れるコー。

ダンスパーティーに誘う。
拾ってきたボロボロの服を縫うと申し出る由美。
母に、人を大切にしなさい。と言われている、と。
家に帰る由美。

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パンパンの3人娘登場。
テツ、ヨウコへ「幸せにする!」

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由美の自宅周辺。
縫った服をコー達に渡す。

由美、語る。
入院している母に、コー達のことを紹介した。
ガレキの山に住んでる人達だよ、って。
母に「いい子に育ってくれている」「(コー達を)大切にしなさい」と言われた。
ダンスパーティーのことを話すと、お下がりだけどドレスを着ていいよ、と言われた。

明日はダンスパーティー。
コー達退場。
美奈代、由美へ駆け寄る。「お母様が危篤状態です!」

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ダンスパーティーの会場。
由美、ビリヤードグリーン色のドレスを着て登場。
コーとジルバを踊る。

パンパンの3人娘登場。
「この子がコーちゃんのいい人?」
由美『はい。私がコーちゃんのいい人です。』

由美とコーが2人きりになる。

由美語る。
私のお父さんとお母さんは、あの柵の向こうで生まれ育った。
お父さんは懸命に働き、家族は山の手に移り住んだ。
父は言う。もう二度と貧乏な生活はしたくない、と。
父は仕事に没頭し、家にあまり帰らないようになった。
母は、本当は、いい生活なんてしなくてもいいから、家族の皆で暮らしたいと思っていた。
でも、それを言わない母。
代わりに私が言おうとすると、
お父さんは、本当は家族を想っている、でも不器用な人、と父をかばう。
(母は)人を想うあまり、本当のことが言えないなんて・・・

お母さん、昨日、死んじゃった・・・

最後に、私の手を握って、「人を大切にしなさい。それは人を思い遣る気持ちなんだよ。」と。
(母は)全然、自分を大切にしていない、人を思うあまり、全然自分の気持ちを言ってない。


ケンジ達とテツが乱入。
喧嘩を始める。
ケンジ達は、ヨウコの事を、もう直ぐ死ぬ女だと言い、テツは怒り狂う。
仲間たちも入り、なだめる。
ヨウコ倒れる。
ケンジ達に向かっていくテツ。

由美『守りたいなら、一緒にいてあげなさいよ!』

役人登場。
由美、役人にヨウコを病院で診てもらうように頼む。
拒む。役人。

由美の父登場。
由美、父へ頼む。
『お母さんは、自分の気持ちを犠牲にしてきたんだよ。』
『私、結婚でも何でもしますから、助けてあげてください。お願いします。』

仲間達も土下座して頼む。
テツ「働いてお金を払いますから、助けてください。」

役人「貧乏なのは、お前達の今までの行ないが悪いからじゃないか。」
笹山。人間は何度でもやり直せるんだ。それが今日でも良いじゃないか。

由美『これ以上、人が傷ついて、いなくなるの見たくないんです。』

父「あの子を病院に連れて行きなさい。その代わり、これ以上、この連中と付き合うんじゃない。」

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柵が張られる(ガレキの山)
一週間後。
テツは新聞配達の仕事を始めた。

ケンジグループ登場。
喧嘩が始まりそうになるが、本当は謝りに来た。
ヨウコのことが心配だった。

テツ。ヨウコのお見舞いから戻ってくる。
治療費は要らないみたい。
「(払うのは)由美ちゃんの所かなぁ。」

由美はアメリカ将校と結婚するらしい。
それが条件で、入院費やこの土地の接収を遅らせている。
コー「俺は由美ちゃんとはなんでもないから・・・」

この柵が出来てからガマンのし通しだなぁ。


由美登場。
『早く、仕事を見つけてね。』『私、すごい楽しかった。』
『私、結婚するの。』
強がって泣きながら、
『現実的には私がここで生活するのは無理かな。私、裕福な生活がしたいもん。』

(母と同様に、人を想うあまり言いたいことが言えない由美。)
去ろうとする由美に
コー「人を大切にしすぎるなよ。」
去る由美。

コーの叫び、「欲しい物を欲しいと言いたいもん。」

柵を越えろ!

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現代。
話を聞き、自殺を思い留まる若者。
若者「また、ここに来てもいいですか?」
若者退場。

帽子を被った女性が老人に近づいてくる。
帽子を上げると、その顔は由美。


終わり。