サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

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2003年度通訳ガイド検定合格体験記

2004-01-31 06:04:27 | 外国語
ハロー通訳アカデミーに出した、合格体験記です。
やや優等生的コメントありますが...


 
匿名希望
東京校
2002年度セミナー生
来年は3ヶ国語合格に挑戦します!

はじめに

 中学・高校時代から英語好きだった私にとっては、ガイド試験はそのうちに到達したい高い目標でした。就職して海外駐在していたこともあり、基礎英語力はできていたと思います。あとは、いかにガイド関連部分を強化できるかが、合格への鍵でした。
昨年イタリア語で受験・合格していたので、試験の雰囲気等がわかっていた点は気が楽でした。


第1次試験


 苦手なセクションは、通訳ガイド用語・時事用語などを含む用語英訳です。昨年もほとんど出来なかったところです。
配点がそれほど多くないので、捨てるという選択もあったのですが、それではガイド試験ではなくただの英語試験になってしまいますし、1点・2点で合否が決まることもあるので、結局テストの日の朝まで悪あがきをしていた部分です。
利用したのは、ハローのホームページの「ハロー英語道場真剣勝負 第五道場」、「300選」、NHKのラジオで11時からやっている英語ニュースです。
「真剣勝負」は、会社の昼休みにもやっていました。「300選」は2次試験にも使うので、この段階では軽く流した程度。英語ニュースは、時事用語対策としてMDに録音して会社の行き帰りに聞いていました。
実際の試験では、用語英訳はあまりできませんでしたが、他の問題でカバーできたようです。
試験時間が余り、途中退室したのですが、後日インターネットの掲示板等で「今回は簡単だったから合格基準点が上がる」との書き込みを見て焦りました。
試験は時間一杯見直しましょう。


第2次試験

 準備の中心は「300選」でした。
「300選」に書かれている内容については、「それに相当する英語を知らなければ全く説明できない」ものと、「知識として知っていれば、あとは言葉が出来れば説明できる」ものとがあると思います。
前者は仕方が無いので機械的に覚えようとしましたが、後者については「300選」の英語の方は読まず、日本語側をしっかり読み、さらに不明な点はインターネット等で調べて内容を理解するように努めました。
例えば、「七夕」を「たなばた」と読むのは無理があるがどうしてだろうと気になって、七夕について調べてみたりしました。
実際の試験では、「抗菌素材の衣料が最近売れている理由」「100円ショップが日本人に人気のある理由」「七夕について説明せよ」の三つが聞かれました。
「抗菌素材」の話題など、ガイドとは全く関係ない気がしますが、日本語でもすぐには答えられない内容です。とっさに頭に浮かんだのは「最近の子供は自然と触れ合う機会が減っているので虫などへの嫌悪感があり、これが抗菌志向につながっている」ということで、この主張で押し切りました。
この種の質問は答えの正誤というよりは、首尾一貫して論理を展開できるかどうかを見られるものですから、正しい答えがわからないからと言って黙り込むのではなく、自分の決めたシナリオに沿って話をまとめる能力が必要とされると思います。もちろん途中の試験官とのやり取りの中で考えが変わった場合は、柔軟に対応できる必要があります。
次の「100円ショップ」の話でやや挽回し、最後の「七夕」は調べていた部分だったのでびっくりしました。「たなばた」の名前の由来をひとしきり話して、試験官も「その話は初めて聞いた」と感心していました。ただ、由来を話すのに一生懸命で、本来言うべき笹や短冊の話を言い忘れたので、ガイドとしては失敗だったと思います。


第3次試験

 二ヶ国語目なので免除です。昨年はハローの3次対策授業でお世話になりました。


終わりに

 11月に日光に行ったのですが、その際に見かけた通訳ガイド・日本語地元ガイドの皆さんの知識レベルに圧倒されました。
資格をとったことに満足することなく、今後どのように生かしていくかを考えるのが私の課題です。来年はフランス語で受験を検討しています。引き続きハローのメルマガ(通訳ガイド受験情報)・ホームページを利用させていただきたいと思います。
 

 

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