眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

なつめろ酒場

2005-06-21 | 音楽
仕事を終え、家に帰った僕がはじめにすることは、まず、ビールのふたを開けることだ。疲れたのうみそに一杯の冷えた缶ビール。
なんてしあわせなんだ。
2本目のビールを開けた頃、畳間でごろんと横になっている親父をみつけた。僕もごろんと側に寝転がる。
ほどよく酔いのまわった僕は、親父の横で「上海帰りのリル」を口ずさんだ。
親父は、「おお、懐かしい、どこでおぼえた?」と云いながら一緒に歌い始めた。
これは知っているか?と、「湯町エレジー」を歌いだす。負けてられない。僕はすかさず「影を慕いて」を歌いだす。これはどうだ?と親父が歌い続ける。「星影のワルツ」、「蘇州夜曲」「君恋し」「さざんかの宿」「ここに幸あり」「柔」「上を向いて歩こう」「知床旅情」「シナの夜」「港町十三番地」「りんごの唄」・・・。
きりがない。
親父は、酒もってこーい、と十年前に止めた酒と煙草と飲み歩いたバーに想いをはせる。一時間も、我々は畳に寝転がって歌い続けたのだった。

まさしく
「なつめろ酒場」


ジャズやロックやクラッシックもいいけれど。
親父と歌うなつめろも、なかなかおつなものだ。
しかし。
お互い、よく歌詞をおぼえていたもんだ。

こんどはなにを歌おうか?




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