眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

夏休み

2009-08-03 | 
鉛筆の黒でデッサンした
 在りもしない街の風景を描写する
  ステンドグラスの窓から
   黒猫が嬉しそうに微笑む
    爆竹はお祭り用だ
     やがて終わりの無い
      夏休みがやって来る

       蝉の鳴き声
        暑い日差し
         煙草屋の軒下でサイダーの瓶を転がす
          余りにも暑い昼下がり
           青すぎる空に
            白い雲が微動だにせず

            嫌な事件が多すぎてさ
           ビール飲んじゃうんだね
          君が呟き仕事帰りの一杯
         戯言に待ち望んだ夢の続き
        ワンピースの白い影
       石畳の路地の世界に
      夢の名残を望む
     希望した路とは余りにも違ったりすぎたり
    瓶詰のオリーブをつまみにワインを舐める

   街には
 哀しい灰色が似合うけれど
ライオンが動物園の檻の中
 君の居場所は何処なんだい?
  僕の尻尾は垂れ下がったままさ
   君と一緒さ

    君と君と、意味の白衣に戯れつき
     呼吸を行うのが
      夏休みの醍醐味
       気の置けない仲間達と
        人気の無い海辺で焚き火をするのさ
         医術に詳しい薬剤師
          ボブディランの唄が流れた壊れかけたラジオ
         
            「ライク・ア・ローリングストーン」
              転がるダイス
               カードが切られる
                ロイヤル・ストレート・フラッシュ
                 不思議だけどさ
                  分けないよね

                  そういうのが夏休み
                 二度と戻れない季節
                いつかあの日に戻れたなら
               アイスキャンディーの午後
              どうしてあんなに甘い物が好きだったのだろう
             過去と未来を比べて
            余りにも馬鹿馬鹿しくてさ
           笑ってしまう

          鉛筆の黒でデッサンで描かれる
         夢の名残の様相
         
        テスト用紙が配られた

       その裏に

      メセージを残す

     夏休みに於ける落書きの真実と夢


コメント (2)
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