goo blog サービス終了のお知らせ 

眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

起床時間

2008-11-17 | 
どうしてだろう?
 世界の狭間で息をしている
  空を見上げると哀しい風に泳いだ
   空気が憂える瞬間
    僕らは白昼夢を見た
     赤い風船が空間の彼方へ消え去った
     
      多重録音された効果音の音量レベル
       構築された世界の擬音
        パラレルな虚飾
         そんな灰色の世界に取り残されるのだ
          永遠と誰かが云った

          情報が絶望的に少ないこの界隈で
         一人歩きを余儀なくされた旅路の果ては
        いつしか無意識の領域に到達し
       訳の分からぬ孤独と対峙したときが勝負だ
      右手と左手でじゃんけんをした
     右手が勝った理由など無く
    銀のスプーンを上手に使う練習
   身体性の再獲得
  ブラウン管から液晶に変化するテレヴィジョンの如く
 そういえば懐かしい街角から公衆電話が消えた
そうっと君が耳元でささやく
 夢は終わったんだよ
  起きるんだ
   僕は二個目の目覚まし時計が鳴り始めた瞬間
    それを布団の中に隠蔽し時間の証拠隠滅を図った
     怠惰な日常
      僕は偽証罪で警官隊に包囲される
       証言はでたらめだった
        アリバイなど始めから在りはしなかった
         それらと同様に
          郷愁的な夢の名残などゴミ箱の空き缶だったのだ
           嗚呼
            酔いに任せ感覚に触れるとき
             新聞配達員のオートバイの音がした
              新聞受けに朝刊が投げ込まれる

               ことん

              震える残像
             こころが繊維質の野菜で出来ていたら
            僕はアルカリ性でいられただろうか?
           たまに肉がこころの邪魔をする
          生きているのだろうか?
         どうしてだろう?
        世界の狭間で息をしている
       煙草を咥え
      白い煙を灰色の世界に吐き出す
     
     感情の流出

    泣いたり笑ったりとね

   いそがしいね

  腐りかけた林檎が食卓の上に鎮座する


 久しぶりに聴いたキミの声

それだけでしあわせな世界


 


  起きる時にも眠る時にもキスをしてね

   いつか誰かがそう云った