お母さん
2008-11-16 | 詩
部屋を薄暗くした
仄かに灯るランプの微かなざわめきの中
ギターで音を紡いだ
うるさ過ぎてはいけない
ささやかで密やかな秘密の音
指先のかすれ具合まで神経を研ぎ澄ます
赤ちゃんとお母さんの表情を見つめながら
分散和音で音を出す
静かに
静かに
大きな音ではいけない
まるで遠くに聴こえるなみの様に
揺れるロウソクの灯のように
細心の注意を払う
赤ん坊が泣き出した
Fメジヤーセブンスのアルペジオのテンポを上げ
興奮のリズムに同調し
柔らかな空間に誘う
やがて
やがて子供は眠りの扉に手をかける
お母さんのミルクの匂いに包まれて
「スヌーズレン」
スヌーズレンはオランダ語の「スヌッフレン(クンクン匂いを嗅ぐ
という意味)と「ドゥーズレン(うとうとするという意味)」か
らつくられた造語。
1970年代にオランダにある知的障害を持つ人の施設で生まれ、ハテンベルグ・センターのアドルフ・フェルフール氏を中心に発展して来ました。
1、障害を持つ人自身の活動のペースや人や物への対応のありののままに出せるように雰囲気創りをし、 家族や援助者はひと時の心地よい時間を共有しようとします。
2、視覚、聴覚、触覚、嗅覚をはじめとした各種の感覚刺激を感じ取り易く、楽しみやすい器具や環境を提供するように工夫します。
3、そういう環境で一緒に過ごす人がお互いの感じ方や喜びを受け入れようとする過程を大事にします。
お母さんになった妹
叔父さんになった僕
可愛い甥っ子
夜のひと時を
音を紡いで過ごす
いつの間にか
みんな寝てしまった
仄かに灯るランプの微かなざわめきの中
ギターで音を紡いだ
うるさ過ぎてはいけない
ささやかで密やかな秘密の音
指先のかすれ具合まで神経を研ぎ澄ます
赤ちゃんとお母さんの表情を見つめながら
分散和音で音を出す
静かに
静かに
大きな音ではいけない
まるで遠くに聴こえるなみの様に
揺れるロウソクの灯のように
細心の注意を払う
赤ん坊が泣き出した
Fメジヤーセブンスのアルペジオのテンポを上げ
興奮のリズムに同調し
柔らかな空間に誘う
やがて
やがて子供は眠りの扉に手をかける
お母さんのミルクの匂いに包まれて
「スヌーズレン」
スヌーズレンはオランダ語の「スヌッフレン(クンクン匂いを嗅ぐ
という意味)と「ドゥーズレン(うとうとするという意味)」か
らつくられた造語。
1970年代にオランダにある知的障害を持つ人の施設で生まれ、ハテンベルグ・センターのアドルフ・フェルフール氏を中心に発展して来ました。
1、障害を持つ人自身の活動のペースや人や物への対応のありののままに出せるように雰囲気創りをし、 家族や援助者はひと時の心地よい時間を共有しようとします。
2、視覚、聴覚、触覚、嗅覚をはじめとした各種の感覚刺激を感じ取り易く、楽しみやすい器具や環境を提供するように工夫します。
3、そういう環境で一緒に過ごす人がお互いの感じ方や喜びを受け入れようとする過程を大事にします。
お母さんになった妹
叔父さんになった僕
可愛い甥っ子
夜のひと時を
音を紡いで過ごす
いつの間にか
みんな寝てしまった