眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

カップラーメン

2008-05-03 | 
ジミー・ページの妖しい音色
 レスポールを魔法の様に自在に操る
  精神も空間も感情もコントロールしてしまう
   酔いどれた空き瓶に囲まれつつ
    ボンゾの激しいドラミングに身を委ねた
     音階が異質な音を辿り
      ノイズが爆音と共にシャッフルした
       壊れかけの機械箱
        薄れ逝く記憶
         駄目だ
          今夜も

         深夜にツェッペリンを眺めるのに
        昼間の車ではナイジェル・ノースのバッハを聴く
       リュートの音色はいつだって完璧だ
      繊細なガラス細工の様
     或いは
    人知れず泣いた君の壊れやすい心
   心拍数がバスドラムのリズムに合わせ鼓動する
  甘いキスの様な贅沢なフィードバックも
 空間が歪む
世界が再構築される
 其処はたぶん君が居たはずの空間
  柔らかな景色を拒絶した哀しみのエコー
   特殊奏法を駆使して
    斬新ななアイデアだと
     ブロン液を飲み干した馬鹿げた遊び
      ちいさなライブハウスで
       試験管に入った緑色の液体を飲み干す
        「神風」
         500円もするのだからね
          馬鹿げた代物さ
           ギターリストがバーボンを煽って冷やかした

           帰って。

         壊れやすい心

        壊れ物の扱いには十分気をつけるように

       説明書をよく読んでいなかったのだ
      使用法の分からない機械群
     たまに接続が上手くいく
    接触不良かな?
   ドライバーをくわえて君はアンプのチューニングに手を焼いた
  僕はお腹が空いたので
 カップラーメンを食べていた

いつもカップラーメンを食べていた気がする

 孤独の夜空
  あの遠い記憶
   分数の掛け算割り算
    伸びた爪を切らなくては
     ポタラ宮で買ってくれたお土産のお守り
      吸いかけの煙草が灰になる
       映像はドラムソロ
        いちばんの見所さ
         カップラーメンを食べる手が止まった

          仕方ないよね

           のびた麺だって
            無理やりに腹に詰め込む

             音楽の腸詰め

             馬鹿馬鹿しいくらい音楽に憧れた




    
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする