眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

静けさの効用

2007-10-03 | 
静かだ
 音もなく波紋が水面に浮遊す
  鳥たちが羽を休め
   魚の影が移ろう
    深夜の散歩の
    公園の池の淵

  街灯がぽつりと
   人影を揺らす
    ただひとつの影は僕本人に
     どうやら間違えはなかった

   どうして此処で立ち尽くしているのか
    理解しようにも
     テキストも無かった
      ダイイングメッセージも無ければ
       手掛かりさえない
        全ては薄明の霧の中
         薄れては消え
          不意に姿を垣間見せたのだ

    どうして此処にいる?

    意識の残像が不安をかき立て脅かし問い詰める
    肉薄した現実は明らかに許容範囲外
    僕にはいささかにが重過ぎる

    ただ
     静けさを
      祈りの言葉すら聞き取れない静寂を
       望み欲す

     やがて消えるだろう記憶
      百年後には
       あっさりと僕の存在は
        もちろんなかったも同然さ
         そんなことを思ってもみるのだ

      ため息は止まないけれど
       息を止めた瞬間
      呼吸のありがたみに気ずく
       そんなもんだろう

       ただ少し疲れたことはよくある事柄
       酒を止めて4日になる

       不安定な状況で
       ただ静けさが欲しい

       病院の夜間灯は
        忘れかけていた
         街灯の灯りに少しく似ているだろう

        全ての病める人々へ

        穏やかなる深遠な静けさを

        あとの事なんて雑事さ
        あとで考えればよい

        そうだろう?

          煙草は減らないな

           静かだ


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