眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

メメント・モリ

2004-10-06 | 日記

    メメント・モり
    (死を想え)

この言葉は、ペストが蔓延り、生が刹那、享楽的になった中世末期のヨーロッパでさかんに使われたラテン語の宗教用語である。({メメント・モり」 藤原進也 著より)

死を真剣に想うことは、真剣に生きていることの証なのかもしれない。
末期ガンに冒された人を知っている。
彼は、自分のこころに整理をつけ、自分のことよりも残される家族のことばかり考えている。
はじめての入院先では、墓の広告ばかり眺めて退院するとすぐ墓を買う手続きをした。
一日3本の注射をしている。
それでも仕事を辞めることなど頭の片隅にもない。
立っている間は、精一杯生きる覚悟をしているのだろう。

その人を身近に見て想った。

       生きよう
       たとえ何があったとしても
       這いつくばってでも
       生きる決心をした

真剣に生きること。その資格があってこそ、死を言葉に出来るのではないだろうか?











コメント (27)
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水面

2004-10-06 | 
  水面の鳥は
  音もなく潜ってゆく
  静かな波紋が広がり
  ゆっくりと別の場所へ顔をだす

  木々や草が柔らかだ
  左手には小さな石垣があって
  池をとり囲む斜面の芝生は
  滴を湛えて眠っている




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