けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

フェルナンド・モリエンテス・サンチェス

2009-05-27 23:37:14 | football
今日か明日、どちらかでやると思っていました。モリエンテス、バレンシアでの最後のプレスカンファレンス。詳しい内容の記事が出たら更新したいと思いますが、(たぶん一番)速かったMARCAからの訳。

-----------------
モリエンテスは、バレンシアを離れることを認めた

バレンシアのフェルナンド・モリエンテスは、プレスカンファレンスで、6月30日までの契約が終了した後、この夏でバレンシアを離れるつもりであることを、正式に発表した。そしてクラブに対しては「感謝の言葉」しかないと断言した。

「ここへはお別れを言うために来た。すべてが完結する。これが、僕のバレンシアの選手としての、最後のプレスカンファレンスだ。」
そう言ったモリエンテスは、しかし自身の将来についてはまだはっきりとしていないことも認めている。
「決まったことは何もない。いくつか重要なオファーはきているけれど、今後はどれがもっとも望ましいのかが問題になっていくだろう。」
また、報道が出始めているサラゴサへの復帰の可能性に関して、モリエンテスは、サラゴサからのオファーは「まったく不確かなこと」だと、はっきりさせている。

モリエンテスの感謝の言葉の大部分は、ファンに向けられたものだった。
「ここにいた3年間、僕は皆から多くの敬意を受けてきた。スタジアムだけではなく、街中でも。ファンの人たちは、僕がその気持ちや僕に向けてくれた敬意に、本当に感謝していることを知ってほしい。」

クラブが、スポーツ面で悪い時期を過ごしている(この2年)にも関わらず、モリエンテスは個人としてもチームとしても、何の不満も持っていない。
「このクラブの目標は達成されていない。僕個人のプランにしても同じだ。でも悪い年月から学ぶものもあった。」

バレンシアで目標を達成した一番の記憶は、タイトルを取ったことだ。
「ここに来たとき、僕はタイトルを取るために来たのだと言い、実際に手にした。コパ・デル・レイは何よりも望んでいたものの1つで、その時のことが思い出になっている。」

日曜日、モリエンテスはバレンシアニスタのユニフォームを身に着けた最後の出場時間を、獲得しようとするだろう。なぜならこの試合は、「このチームとのお別れをする特別なものになるだろうから。ファンには、サポートのために最後の後押しをしてほしい」。とコメントしている。ただ、モリエンテスは、今シーズンがこのクラブのシーズンとしてよいものではなかったことを理解している。
「目標が得られなかった。そしていくらかの偽りもあった。皆が、それぞれの良心を互いに試さなければならない。そして来シーズンにはチームにふさわしい場所、チャンピオンズ・リーグでプレイできるところを目指さなければ。」
とモリエンテスは、2月と3月の結果が、クラブが上位4位以内で終わるという目標を担保にしてしまったという考えを示した。

最後に、ビジャとシルバ、そしてレアル・マドリーの「ソープ・オペラ(メロドラマ)」の件では、モリエンテスは正直に語った。
「心から、バレンシアニスタとしての彼らを見たいと思っているし、それでレアル・マドリーには難しい事態となるだろう。でも、もし彼らがチームを離れなければならないとしたら、僕はバルセロナよりレアル・マドリーに行ってほしい。」
そう締めくくったモリエンテスは、最後に別れの言葉を口にし、喝采を受けた。
-----------------




続けて、公式から。後から日本語で出るだろうなと思いつつ、まあこれもライフワークみたいなものなので。
-----------------
フットボールの紳士。1人のプロフェッショナルとして常に思い出される。夢のような経歴を持ったフォワード。歴史に残るフットボール選手。そういった名称はまだあるだろうが、それでイメージできるのは、それがふさわしく当てはまるのは、フェルナンド・モリエンテス・サンチェスだ。ソンセカのフットボール選手は、この水曜日、5月27日、バレンシアCFのチームの1人としての最後となるだろう、プレスカンファレンスを行った。この中で彼は、この3年間で彼がプロフェッショナルとしても個人としても(彼の性格に感謝する)結びついている、この組織への感謝を示した。彼の公式の会見が終わった後、「エル・モロ」はマスメディアの仲間たちが送る拍手の中、会見場を後にした。

チームがふさわしい場所に戻ること
来シーズンのチャンピオンズに出場できるように、という基盤となる目標が達成できなかった。そして小さな偽りもあった。でも人はそうやって生きていくものだし、目標が達成できることもそうでないこともある。皆が良心を確かめなければならない。そして来シーズンは、チームがそれにふさわしい場所にいけるように。

バレンシアニスモを感じること
3年間で、みんなから多くの敬意を受けたし、常にプロフェッショナルであること、僕の場合は1人のフットボール選手であることを評価されていた。人々と共に、強くそれを感じてきた。スタジアムの中でだけではなく、街中でみんなが僕に示してくれた、敬意と愛情がある。それがさようならを言える方法で、プレイしてもしなくても、この3年間について僕が感謝していることを皆に知ってほしい。

VCFでタイトルを獲ったこと
バレンシアでの最後のシーズン、僕はできるだけのことをしようと努力し続けていた。でも個人としてもチームとしても、十分な運を手にできなかった。でもこの3年間で、とてもポジティブなこともある。誰か、僕の初めてのプレスカンファレンスを覚えているだろうか。ここに来た最初の日、僕はタイトルを取るためにここに来た、と言ったんだ。僕は言ったことを達成できた。しかもそのタイトルは、僕が取ったことがなくほしかったものだった。コパ・デル・レイだね。この3年間で、それが良い感覚として残っている。それから個人としてもチームとしても、最初のシーズンは非常に良かった。それも時の流れの中で僕の中に残るだろう。

VCFへ感謝の言葉
この3年間のことで、クラブに対しては、感謝と賞賛の言葉しかないよ。

学び続けること
個人としてもプロフェッショナルとしても、強烈な経験だった。月日が過ぎるのが速く、そして僕は楽しく過ごしてきた。物事が起きるのが早くて、そのドアを入って来て加入のお披露目をしたのが昨日のことのようだ。この3年間は幸せだったと信じているし、たくさんのポジティブなものが得られたと思う。そして多くの友人たちも。これも重要なことだ。人々の敬意、僕の仲間たちの敬意、この3年間で彼らがロッカールームの中で僕に与えてくれたものにも感謝したい。この年齢なのに、僕はとても多くのことを学んだよ。

個人としてプロフェッショナルとして鍛えられたこと
この3年間のことは何も消すことはできないだろう。悪いものは薄れていくものだが、僕のキャリアでは、常にポジティブなことよりもネガティブなことの方が、僕を成熟させてきた。僕はいつも、良いことを残し、悪いものは取り除こうとしてきたけれど、最後にはそういったものが、プロフェッショナルとしても個人としても、人を鍛えるものなんだ。

UEFAに向けた、メスタージャの最後の後押し
多くの人が、今シーズンと選手たちにお別れをしに、メスタージャに来るだろうと思う。僕自身は、今シーズンに別れを告げる特別な試合だと捉えている。チームが義務を果たせなかったという意味では、喜ばしいものではないかもしれないけど、でもたくさんの人がスタジアムに来て、チームがUEFA圏内に入れるように、最後の後押しをしてほしい。

バレンシアに住むこと
とても論理的なことだよね。この3年間僕がいつも言っていたように、僕はこのクラブに、なによりもこの街に住んでいてとても楽しくやってきた。僕の家族もこの街に魅了されているし、何よりも子供たちが一番、離れたがらないんだ。僕の新しいプロフェッショナルとしてのステージでどれだけの時間バレンシアの外にいるか次第で、それを考えた上で、人生をここで過ごすことについて考えることになるだろうね。
-----------------

「僕のキャリアでは、常にポジティブなことよりもネガティブなことの方が、僕を成熟させてきた」

この一言が、モリエンテスを表しているなあ、と。冒頭に、バレンシア公式がいろいろ褒めてくれていますが、それよりも、モリエンテスのキャリアを表すのにこれ以上ふさわしい表現はないような気がするくらい、しっくりきます。

てことはこの先に、まだまだ山も谷もあるってこと…?


それでも、この笑顔で次も行きますよ。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いい笑顔のショットですよね☆ (miyo)
2009-05-28 02:20:18
モリエンテス@バレンシア最後の試合なんだから、出場機会があって活躍できるといいな~。次のクラブがどこになっても応援するので、頑張って!と思います。でも、できればリーガかプレミアだと嬉しい…

モリエンテスの後を追いかけてやってきただけのバレンシアだったので、彼がクラブを去るのと一緒に、私もバレンシアに「バイバ~イ!」ってするのか?というと、で、できない…うぅ。
返信する
Unknown (本人)
2009-05-28 21:58:20
マドリーを出て行くときは涙交じりでしたが、今回は、良いことも悪いこともすべて併せて笑顔で終われた。それだけモリエンテスが経験を重ね、彼のコメントにあるように、成熟したということなのかなとも思います。もっとも、感動しやすい人ですから、最終節に出場できたら、しかもEL枠確保できて終われたりしたら、最後は泣きだしてしまうんじゃないかと、ちょっと期待…期待?
返信する

コメントを投稿