けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

公式発表、ディ・マリア

2014-08-27 06:50:55 | football

火曜日、メディカルチェック他諸々の手続きを経て、ディ・マリアのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が公式に発表されました。移籍金はマドリー史上最高額だそうですが、そんなのはどうでもいい。ただただ、残念ですし、惜しい、悔しい。ディ・マリアに申し訳ない。

今シーズンここまでマドリーから移籍する際、「お別れの手紙」が公式に載りましたが、今回のディ・マリアのものが載るかどうか。ディ・マリアの思いは、アンチェロッティ他、マドリー側からの公式見解とは異なる部分があるようですし。
そんな理由があるからかどうか、ディ・マリアからの「お別れの手紙」は、MARCAへの寄稿という形でオープンになりました(スペイン語版、英語版)。

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親愛なるマドリディスモに、

僕のレアル・マドリーでの時間は、終わりを迎えた。たった数行程度で、ここにすべてを表現するのは不可能だ。でもこの手紙が、お別れを言う今の瞬間、僕がどう感じているかを伝える良い方法だと思う。この4年間、僕はこのユニフォームを身にまとうという名誉を得てきた。マドリーにいる間に起こったことすべて、僕のチームメイトたちと共に成し遂げたことは、誇りであったと言う以外にないと感じている。

残念なことに、僕は出て行かなければならない。でも、これが決して僕の意思ではなかったことを、はっきりさせておきたい。僕は常に進歩していくことを願ってきた。誰もが自分の仕事でそうするように。デシマを獲ってワールドカップに行った時、クラブの経営陣から何らかのシグナルが得られると期待していた。でもそれは起こらなかった。多くのことが言われ、多くの虚偽が出回っていた。彼らは常に、マドリーを出て行くという考えは僕のものだと示したがっていた。でもそうではなかった。残念なことに、僕のフットボールはある誰かの趣味嗜好に合わない。僕が求めた唯一のものは、公平な扱いだった。僕が検討したことはたくさんあるけれど、多くは僕の給与とは関係がない。そのことを僕は、世界で最も大きいクラブの1つ、マンチェスター・ユナイテッドで探せたらと願っている。それで、僕は歴史に残ることを願っている。

ファンタスティックな選手たち、さらにより素晴らしい仲間たちとロッカールームを分かち合えたことは、本当に幸運なことだった。それが、デシマを成し遂げたカギだと思う。僕が、ピッチの中あるいは外で悪い状態だった時のことを謝罪する。誰かに害を与えようという意図など決してなかった。どの試合でも、まるでそれが最後の試合であるかのように、このユニフォームを汗に濡らしてきた。物事がうまくいっていた時も、そうでなかった時もあった。でも僕が言えるのは、僕は常にすべてを出し尽くしていたということだ。


あらゆることについて、スペインに感謝したい。特に、僕の娘が生まれることができた国だということに。そして、本当に特別な感謝をモンテプリンシペ病院の方たちに送りたい。彼らは常に僕のハートにいるだろう。妻、娘、そして僕は永遠に感謝する。良い時も悪い時も、いつも僕をサポートしてくれたチームメイトたちに感謝を。共に働いたコーチングチームに、そして毎日クラブで働いているすべての人たちにも。彼らとは素晴らしい関係を築いていた。

レアル・マドリーが素晴らしいシーズンを送り、常に追い求めている目標を達成できるよう願っている。スーペルコパで、僕がベルナベウのピッチに入った時に、ファンの皆が途方もない愛情で迎えてくれたことは、永遠に僕の記憶に残る。本当にありがとう。今でも鳥肌が立つほどだ。残念なことに、僕のラストゲームになってしまったけれど、あれより素晴らしいお別れというのは考えられない。

Hala Madrid! 常に、そして永遠に!

アンヘル・ディ・マリア
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家族ぐるみでバカンスにいったり、仲の良かったマルセロから

「君の足、フィデリート!(フィデオのかわいい系) 君がマドリーのためにしてくれたことすべて、こんなにも素晴らしい人でいることに感謝するよ! 本当にすごい兄弟だ! 大好きだよ、アンヘリート。」


久しぶりに、アルゼンチン人選手がいなくなったのも、何か寂しい……。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sk)
2014-08-27 08:32:35
会長はなぜマリアを大切にしないのか
監督には会長と言い争ってまで、マリアを残してほしかった

エジルを売った時も思いましたが、マドリーというクラブがたまに分からなくなります。

マリアのドリブルは記憶にずっと残りそうでさらに悲しいですが、幸運を!
大好きな選手だったなあ
Unknown (Unknown)
2014-08-27 11:00:43
色んな思惑やら力が働いていたんだろうし、真相は分かりませんが、ともかくディマリアの移籍は残念の一言です。
局面を打開でき、ハードワークもできるという特別な選手でした。
たくさんいたアルゼンチン人もいなくなりましたね。
ディエゴ・ロペスといい今年の移籍は悲しい気持ちになります。
Unknown (Unknown)
2014-08-27 11:43:35
本当に残念な限りです。
昨年のエジルの時も夜遊び報道や代理人の批判などが情報操作のようにあり、なんとも気分が悪かったですが、ディ・マリアはMARCAへの寄稿という形で正直な気持ちを反撃として残して行きましたね。
ラウール、エジル、ディエゴ・ロペス、ディ・マリア、皆素晴らしい選手でした。
フロントは少し、ファンの言葉を聞いて欲しいですね。
Unknown (akihito)
2014-08-28 00:37:37
悲しいとにかく悲しいです。久しぶりにマドリー関係で泣きました。チャンピオンズファイナルのMVPですよ?フロントを恨みます。
Unknown (本人)
2014-08-28 06:33:15
まとめてのお返事ですみません。

「なぜその選手を出すのか」、「なぜあんなに尽くした選手、功労者を大切にしないのか」をちょくちょくやらかしてきたクラブではありますが、この移籍、この夏の放出はかなり辛いものがありますね……。明らかに余剰、不要な選手ではなく、むしろいないと困るだろう、という存在なのに。

ここへきて、また新たな噂も出てきています…。

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