けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

同時進行4つ

2005-02-04 02:08:01 | 研究
ふと気がつきました。今月私は4種類の実験の実施に関わる、という事実に。

1)人間の嗅知覚と意味情報の関係
これは昨年から続いている実験。バイトというか非常勤というか、仕事をしつつお勉強させてもらっている研究所で私が担当している実験です。実験の枠組みは既にできているし被験者も集まっているので楽…なのですが、先月あたりから色々と問題が発生。装置の一部が壊れて10日間ほど実験中止になったり、刺激物質が装置内を逆流したり。来週から実験再開ですが…うまくいきますように。

2)謎の嗅覚実験
私のお師匠様であるAYBさんから、大学で実験をしたいので被験者を集めてもらえませんか?との依頼がありました。もちろん私もお手伝いなのですが、私自身も被験者になるので実は未だにどんな実験をするのか不明であります。なにするんだろう…ま、楽しみです。

3)無視された刺激はどうなるの?実験
後期の研究法で私が担当する学生さんが選んだ研究課題がこれ。ストループ課題とネガティブプライミング効果を使って、注意を向けられなかった視覚刺激がその後どんな影響を持つのか(あるいは持たないか)を検討する実験です。注意されなかったものは見向きもされないのか、それとも見てはいるけど即座に見なかったことにされてしまうのか?
同じ研究室のYG先輩はまさにこれが専門なのですが、今回YG先輩は別のもっと困難な課題を選んだ学生さんを担当することになり、私にこの課題が回ってきました。しかし私にとってこれは(これも)専門外であります。気分は「ピボーテをすることになったロナウド」、要するに「無理だ~」…。ま、そんなことも言ってられません。幸い学生さんが優秀なので、大丈夫でしょう。この課題については、またメモ書きをしたいと思います。

ちなみにストループ課題とは例えば

  とか  

といった視覚刺激(ストループ刺激)を提示して、できるだけ早く文字のインク色を答えさせるというものです。この場合だったら「あか」「みどり」が正解。もちろんとかの場合よりも回答に時間がかかります。この課題といろいろな条件操作を組み合わせて、回答時間の差を分析します。

4)自分の実験
数日前に指導教官のKKC先生に「こういう実験をします」と実験計画を持ち掛けました。基本的にKKC先生を説得できないと実験ができません。どんな考えに基づいて、何を調べたくて、どんな実験操作をしたらどんな結果が予想できて、そうするとつまり何が言えるか。KKC先生を納得させられるくらい実験計画が筋道だっていれば、後々、分析段階で解釈に困ったりすることもなくなる…はずです。実験計画を説明した結果、最後の一歩のところで納得させられなかったのですが、KKC先生は「まあ、やってみるのもいいかもしれないけどね~」とコメント。経験から言うとこれは好感触であります。実験準備進めておこうと思います。


しかし同時に4つはさすがに無理なんでは、と我ながら思ってみたり…。

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