けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

即、次

2009-11-27 03:18:06 | football

09/10 UEFA Champions League Group C Matchday-5
Real Madrid C.F. 1-0 FC Zurich

マドリーのゴール:ゴンサロ・イグアイン(21)

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ、アルビオル、アルベロア(58、ファン・デル・ファールト)
MF:シャビ・アロンソ、ラス、マルセロ、カカ(90、グラネロ)
FW:ラウル、イグアイン

前半20分近辺の男、イグアイン(ここ2戦の話ですが)。
小気味よくパスをつなぎにつないで試合を支配……ですけど、最終的にシュートに至るチャンスは、試合の圧倒ぶりから言えば十分な感じはしないんですよね。ゴールになったところは、カカからイグアインへ好タイミングでパスが出て、もちろんあれは良かったと思う。けど、それ以外で「おお!」という惜しいチャンスは、特に前半ではシャビ・アロンソのミドルレンジとか、マルセロのセットプレーからのボレーとか、FWまで含めて崩せたわけではなかった。FWの動き出しの問題もあるけれど、今のところカカからのパスやシャビ・アロンソの配球、両サイドからのクロスが素直すぎる気がして、それで崩しきれないのかなと思う。マルセロ、それから今後はクリスチアーノ・ロナウドがアクセントにはなると思いますが、最後に至るパスにもっとアレンジが入るのには、まだ時間がかかるのかなと思います。カカが、パスを出す先の選手たちの動きのクセとか特性とかに、慣れていくまで。
そのカカ、当然のことながらトップ下にずっしり居るため、右サイドは、セルヒオ・ラモス+ラスの担当。底にシャビ・アロンソを残しているし、相手がそれほどきつく攻めてこないのでこれでも良いのかもしれませんが、やっぱり変なバランス。左がマルセロ+アルベロアで、こちらは非常に生きた展開があるのと対象的。マルセロは、あくまでも「俺はラテラル」と主張したいかもしれませんが、前でいい働きができるんだからあきらめて。アルベロアは、攻撃に関しては今のところ無難過ぎてなかなか決定的なチャンスにはならなさそうですが、そこにマルセロの破天荒さが混じって、左は見ていて面白い。でも、やっぱりバランス悪い。
ラウルは、前線からプレッシャーをかけたり、タイミングを見計らってはゴールに近づこうという、らしさが出ていたと思う。でも、下がってラスを助けてディフェンスしたりするところもあり、そうすると攻撃の最前線に出遅れてしまうし、カカとかぶったり、アロンソのボールの出し所が減る。イグアインにループなパスを出してチャンスになったのとか見ると、縦の関係でうまくいくだろうと思うし、ラウルが少し下がってイグアインとカカが前目に、という展開もあり、そういうシーンをもっと作れたら良かったのかなあ。前日の記事で書いた、ラウルにとっての大きなテストという観点から行くと、ラウルが、種々の「No」意見を沈黙させられるほどの活躍であった、とは言えず(だからなぜそんなにもラウルが存在証明をしなければならないのだ、という疑問はあるけれど)、やはりまだ厳しい状況が続くのではないか、という感じを受けました。
で、勝ってるのに、試合も支配してるのに、後半に入るとドタバタするのは何故。あと、ラフィ、どこかで決めよう。決めてくれ……。

クリスチアーノ、復帰おめでとう。






09/10 UEFA Champions League Group C Matchday-5
AC Milan 1-1 Olympique de Marseilles

ミランの得点:ボリエッロ(10)
マルセイユの得点:ルーチョ(16)

GK:マンダンダ
DF:タイウォ、エインセ、ディアワラ、ボナール
MF:シセ、シェルー(85、モリエンテス)、ルーチョ(66、コネ)、アブリエル、ニアン(73、ベナルファ)
FW:ブランドン

マルセイユはミランに引き分け、最終戦まで突破の望みをつなぎました。モリエンテスは5+3分出場。


計算
マドリーが勝ち点10で1位、ミランが勝ち点8、マルセイユが7。
最終節は、マルセイユvsマドリー、チューリッヒvsミラン。

マドリーがマルセイユに勝てば首位通過。2位にミラン。
マドリーがマルセイユと引き分けた場合、ミランが勝てば首位がミランでマドリーは2位通過、ミランが引き分け以下ならばマドリーが首位通過で2位にミラン。
マドリーがマルセイユに2点差以内もしくは得点を挙げた上で3点差で敗れた場合、ミランが勝てば首位がミランでマドリーは2位通過、ミランが引き分け以下ならばマドリーが首位通過で2位にマルセイユ。
マドリーがマルセイユに0-3もしくはそれ以上の点差で敗れた場合、ミランが勝てばミランが首位通過でマルセイユが2位通過、マドリーは敗退。ミランが引き分け以下ならば、マルセイユが首位通過、マドリーは2位通過。

文字で書くとなんだかよくわからないかもしれませんので、スペイン語であることを除けばわかりやすいマドリー公式。マドリーは大負けしなければ抜けられます。ただ、マルセイユもせっかくここまで来たのだから……。


万全を期しまして
マルセイユとの最終戦は、12月8日。フランスのプロフットボールリーグ協会は、12月2日に予定されているマルセイユvsソショーの試合の延期を決めました。マルセイユが、この重要な試合に、十分な準備を持って臨めるようにという、優しいご配慮。
そもそもこのソショー戦は、本来11月21日に行われるはずだった試合。インフルエンザでPSG戦が延期された煽りを食らって(延期試合は11月20日に行われた)、12月2日に開催されることになっていました。ですが、マルセイユはスケジュールが恐ろしくタイトになるので(10試合を3~4日ごとに戦っていく計算)、当初からマドリー戦が決定的なものになるようであればソショー戦の延期を求めることを明らかにしていました。それが通ったというか、リーグ側も了承してくれた、ということ。でも、延期試合をどこへ入れるかで、またスケジュールが厳しくなると思いますが……。


あっという間に
CLの感想を書くのにもたついていたら、MARCAもASもスペイン各紙も、あっという間にクラシコモードに切り替わっていました。とりあえず、マドリーの情報をいくつか。

○アルビオル
チューリッヒ戦での接触プレーで(あの派手に転がっていたやつだと思う)、右膝内側側副靭帯を伸張させてしまい、一部ではクラシコは微妙報道も出ています。今日(26日)のトレーニングではもちろん別メ、ASに言わせると「クラシコを目指して綿にくるまれている」ような状況。

○その他負傷中
セルヒオ・ラモス:ペジェグリーニと話し合った後、室内調整へ。左脚の筋肉に違和感があるとのこと。
グティ:公式発表では、左大腿四頭筋の血腫+インフルエンザの兆候、の発表を崩していませんが、MARCAでは筋繊維の微細損傷でもう少し時間がかかるのでは、という報道もありました。室内調整をしているとのことですが、バルデベバスに出てこれているということは、インフルエンザは問題ではなかったんだろうか。
メツェ:いつの間にどこをどうしたのか、左脚に問題を抱えているとのこと。
ルート:腓腹三頭筋の過負荷からの回復を目指している。

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