モドリッチ、バロンドール!
栄誉は無事にモドリッチの手元に届きました。タイトルで言えばW杯優勝を手にした人もいるし、個人成績としてゴール数を誇れる選手もいて、何が決め手なのかというと曖昧なところもあるかもしれません。正直なところワールドカップを終えて新シーズンに入ってからはなかなかコンディションが上がらず、チーム状態も相まって相応しいのかどうか等言われていて、心配でもありました。純粋に結果だけ言えば、疑義を挟む人が出てくるのもわかります。
でも、やはりモドリッチは相応しいと思う。これまで積み重ねてきた努力とファンからの愛情を引き出すプレースタイル、CL3連覇という結果、仲間を巻き込み自らの体と精神を全霊で捧げたワールドカップでの戦いぶり。さらに、心身の疲労を残し、コンディションが悪くてもクラブでも試合に出て、そしてナショナルチームでも燃え尽きることなく現在進行形で戦い続ける姿。それらが、ファンやサッカーの専門家の心を掴み、栄誉へと導かれたのだと思います。純粋に結果だけではなく、モドリッチの価値というものが評価されたのだと思っています。
そして、それがとても誇らしいです。おめでとうモドリッチ!!
2018年獲得個人タイトル
* UEFAチャンピオンズリーグ シーズンベストイレブン
* FIFA/FIFProワールドイレブン
* UEFAチャンピオンズリーグ最優秀MF
* FIFAワールドカップMVP
* FIFAワールドカップ ベストイレブン
* UEFA欧州最優秀選手賞
* FIFA最優秀選手賞
* バロンドール
※33歳での受賞は近年では最年長(カンナバーロより10日ほど上になるらしい)
※もちろんクロアチア人として初のバロンドール
※クリスチアーノ&メッシ以外の受賞は、2007年のカカー以来
ディ・ステファノ (1957, 1959)
レイモン・コパ (1958)
ロナウド・ナザリオ (1997, 2002)
ジネディーヌ・ジダン (1998)
ルイス・フィーゴ (2000)
マイケル・オーウェン (2001)
ファビオ・カンナバーロ (2006)
カカー (2007)
クリスチアーノ・ロナウド (2008, 2013, 2014, 2016 y 2017)
モドリッチ (2018)
式典では、最後にフロレンティーノ・ペレスが舞台に招かれ、マドリーでプレー経験のある歴代バロンドール受賞者の画像が背景にずらっと。残念ながら、モドリッチのサポートのために式典に帯同すると言われていたラモスは、バレンシア戦で痛めた肩の治療と安静のため出席できませんでしたが、ブトラゲーニョにロベルト・カルロス、ラウールと現在チームのために働いているOBたちが別席で見守り、クラブとしてのサポートと祝福の姿勢があったように思います。
式典をほぼ通して見ていましたが、どうしてもフランスアウェイ感があってモドリッチがいづらそうに見えてたので、最後のこのマドリースペシャルはちょっと嬉しかったです。
モドリッチの忙しい1日
シーズン中盤にかけ、コンディションを整えて、クラブワールドカップやリーガ、CLのタイトル争いを面白くして欲しいなとおもいます。
私はチキンなので(試合でもピンチが続くと音を消したり半眼で見たり笑)落ち着いて見守ることができたのは良かったですが、確かにどこから漏れるんだろうなあとか、漏らして良いことある?とか思ってしまいますね。
おっしゃる通り、まだ不安定なところもありますが、良い1年の締めくくりをしてほしいです。
>クリカさん
クリスチアーノには残念でしたね。
当ブログをご覧いただいていてご存知かと思いますが、コメントを残してくださる方のほとんどが、穏やかに敬意を持った書き込みをしていただいています。
クリカさんが熱心なクリスチアーノのファンでいらっしゃること、当然今年の結果が悔しかっただろうということはよくわかります。
ですが、それを、マドリーというクラブを中傷することやモドリッチの栄誉を毀損することに向けるのは、少なくとも此方ではご遠慮いただければと思います。
>いちマドリディスタさん
CLの3連覇の一員であったこともそうですが、やはりワールドカップの印象は鮮烈で多くのサッカーファンを魅了したところが評価されたんでしょうね。クロアチアという前評判に上がらなかったチームを引っ張って決勝まで進んだこと、毎試合延長まで行くのをほぼフル出場で戦い抜いて。
モドリッチといえども新シーズンの当初はかなり苦しんでいた感じですが、やっとコンディションもキレも戻ってきた感じがしています。幸いリーガの上位は詰まっているしCLも1位抜け決まっているし、まだまだこれからです。